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ゲゲル

げげる

『仮面ライダークウガ』に登場する架空の種族、グロンギ族の行う遊戯。
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メ・ガルメ・レ「ルールに従っていかにリントを殺すか、最高のゲームだ」
杉田守道「ふざけやがって! 本当の目的を言え!」
メ・ガルメ・レ「だからただのゲームだ、獲物を追い、狩りをする。それ以外に意味はない」
(仮面ライダークウガ』第22話より)

概要

『仮面ライダークウガ』は、今までの昭和ライダーとは異なり、人類という存在を明確に敵対者・支配相手と考えているようなタイプの悪の組織は登場しない。登場する怪人グロンギ族は、世界征服を目指しているわけではなく、幼稚園バスも襲わなければ銀行強盗を行ったりもしない。
グロンギ族は、人類とは全く違う価値観のもとに生きている集団であり、そんな彼らが行うのが殺人ゲーム「ゲゲル」である。

様々なルールのもとに「リント(=人間)」を襲撃し、タイムリミットまでに規定された人数のリントを殺害する(殺害人数は「バグンダダ」という算盤や「グゼパ」と呼ばれる腕輪によって記録される)ことでクリア…というものであり、所属する階級によってゲゲルの難易度は変化する。ゲゲルを達成すればより上位の階級につくことが可能であり、グロンギの中には直接ゲゲルを行わず、「ムセギジャジャ(=プレイヤー)」の活動を管理する審判役(ラ集団)や武器を製作する者(ヌ集団)などもいる。

なお、定めたタイムリミット以内に規定値のリントを狩れなかった場合、ゲゲル開始前にバルバが起動させた時限装置が発動し、プレイヤーは爆死してゲゲル失敗となる。なお、劇中でゲゲルに成功した者は、ズ・ガルメ・レ、期限内にゲゲルを成功できなかった事により死亡したのは(公式では警察が倒したという設定になっているが、おそらく)ズ・ネズマ・ダ、および漫画版メビオのみである。

明言はされていないものの、ゲゲルに成功し、階級が上がった者たちは以前よりもパワーアップすることが出来る模様。また、ゲゲルの最中に他者に助けを求めることは絶対のタブーであり、破った者はバルバによって粛清される。

ルールの一例

ズ集団

プレイヤーの中で最も階級の低いズ集団は、ゲームマスターであるバルバの指定した人数を、指定した期間内に殺すことでクリアとなる。
放送されたゲゲルはズ・バヅー・バによる「相手を抱えてジャンプし、高所で手を離して転落死させる」のみで。
ちなみに明言はされていないが、ズ集団はいわば予選のようなものらしく、一定期間ゲゲルを成功した人物が出なければその場で他の者ゲゲルを待っている者たちも失格者と見なされてゲゲルの権限が剥奪され、次のメ集団に権利が渡ってしまうようである。本編ではズ・ガルメ・レ以降クウガの介入で一向に成功者が出なかったため、ズ・ジャモル・レが敗北したのを皮切りに力無き者の烙印を押され、残りのメンバーたちもゲゲルの権限を失っている。

なお、漫画版では期日到来前からズのグロンギたちはリントを虫けらのように殺しまくっており、上からは「なるべく控えろ」と指摘される程度に留まっている。


メ集団

メ集団は殺した人数を自己申告する権利が与えられる。
基本的にはズと同じく期日内に殺人数が達すれば良いようだが、自己の能力アップのために自分でルールを決めているプレイヤーも多い。
作中での内容は以下の通り。


ゴ集団

ゴ集団は最も高い集団であり、彼らのゲゲルはゲリザギバス・ゲゲルと呼ばれ、ン・ダグバ・ゼバと戦う「ザギバス・ゲゲル」への挑戦権を得るために行われる。人数・タイムリミットの他に、ターゲットの種類や方法まで規定されており、非常に難易度が高い。ゴの下級~中級は己の能力を活かす事を前提した複雑な設定条件で、ゴの上級クラス(ジャーザ、バベル、ガドル)になるとターゲットの対象ルール自体は緩和されるが短時間で大量に殺戮しないといけない上、ダグバ戦も控えているため体力の消費など効率を考えた上でゲゲルに望まないといけない。
ゲリザギバス・ゲゲルは自己申告ではなくラ・ドルド・グによる正確な計測が行われる。
指定されたターゲット以外(例えば、女性だけを殺すルールでゲゲルを行っている最中におじいさんを殺すなど)を殺害した場合、カウントはされないが、ルール違反にもならない。
作中での内容は以下の通り。

  • ゴ・ブウロ・グ:タイムリミットは不明。方法は、上空から吹き矢を打ち込んでターゲットを心筋梗塞で殺すこと。東京23区を50音順に回り、各区ごとに9人づつ首級を挙げる(23×9=207人を殺害する)のが条件。
  • ゴ・ベミウ・ギ:タイムリミットは不明。方法はで相手の心臓を突いて凍らせ、即死させること。ショパンの「革命のエチュード」の楽譜通りに水辺を回り、音符の数にあった人数を殺すのが条件。
  • ゴ・ジイノ・ダ:ゲゲル開始前にクウガに殺されたため不明。
  • ゴ・ガメゴ・レ:タイムリミットは72時間。方法は高層ビルの上から鉄球を投げてぶつけること。人数は567名で、条件は殺害の前に投擲方向をルーレットで決定すること。
  • ゴ・バダー・バ:タイムリミットは7時間。方法はバイクに乗っている人を引きずりおろして地面に叩きつけて殺すこと(そのまま轢殺しても良い)。人数は99名。
  • ゴ・ジャラジ・ダ:タイムリミットは12日間。方法は相手の脳内にを打ち込み、爆発させるという極めて残虐な方法。条件は緑川学園2年生の男子90人の命を奪うという極めて限定的なモノであり、ジャラジの性格もあって一層非道なゲゲルとなった。
  • ゴ・ザザル・バ:タイムリミットは不明。方法は強酸性の毒液を浴びせること。条件は自分の爪にマニキュアを塗り、それと同じ色の「動く箱」(乗り物エレベーターなど)に乗った全員を殺害すること。
  • ゴ・ジャーザ・ギ:タイムリミットは5時間。規定人数は567名。方法はで刺し殺すことなど。条件は「犯行予告をインターネット上で行い、ヒントも載せること」及び「ターゲットの逃げ場がない場所で行うこと」。
  • ゴ・バベル・ダ:タイムリミットは不明。方法は殴り殺すこと。条件は地下街大型車両を突っ込ませてターゲットを閉じ込め、その場に居合わせた729人を皆殺しにすること。
  • ゴ・ガドル・バ:タイムリミット、人数ともに不明。内容は「戦うリント(=警察官)」をの力で殺害すること。男性のみが全員殺害された

結局全員がクウガに倒され、完遂する者はいなかったのだが、クリアすればダグバとの最終決戦であるザギバス・ゲゲルが行われ、勝った方が究極の闇をもたらす=気の向くままにリント狩りを行う権利を得るはずであった。
上述通りザギバス・ゲゲルに進んだ者がいなかったため自動的にその権利はン・ダグバ・ゼバに移り、結果として彼は仮面ライダーシリーズ史上最大と思われる3万人もの殺戮を行った。

仮面ライダーディケイド

リ・イマジネーションされた「クウガの世界」ではラ集団が登場せず、グロンギが全員で究極の闇復活させるための儀式としてゲゲルを行っていた。
ルールは『究極の闇』の眠る場所を中心に円で囲まれた地域で、婦人警官を「血を流さずに」殺すというものであったが、門矢士がチェックポイントとなる場所で故意に八代藍刑事を殴って出血させたせいで失敗に終わった。

小説仮面ライダーディケイド

小説版ディケイド『レンズの中の箱庭』では、階級不明の型グロンギが登場。人間の女性に化けて「私が欲しいか」と問いかけ、肯定した者をターゲットに絞って鱗粉を浴びせ殺すというルールでゲゲルを行った。

小説仮面ライダークウガ

小説版はダグバ戦死後から13年後を描いた物語だが、3名のグロンギがゲゲルを行っている。
なお、究極の闇を齎す者であるダグバが敗れ去った後に行われたゲゲルのためか、ゲゲル及びその準備期間が長く(少なくとも数年単位の時間を準備に費やしており、期間の制限は無いのではという推測も存在する)、前回の失敗を踏まえてプレイヤー達は自身の正体が周りに悟られない様に完全に人間社会に順応して暗躍しているなどの変化が起きており、クリアの規定人数も自分たちが究極の達成感を得る為に膨大な人数に設定するという特徴を持つ。

ちなみに、無事にクリアできた場合はダグバが既に死んでしまっている為、おそらくそのまま究極の闇を齎す存在=無制限にリントを狩る権利が得られると思われるが、詳細は不明である。

  • ザルボ:自社の酸素カプセルを誤作動させ、事故死に見せかけて殺す。
  • ゲラグ:自分とが触れた相手の中で「アカ」「アオ」「キ」が名前(本名でもあだ名でも可)につく人物を順番に、毒針で刺してアナフィラキシーショックを起こし殺す。2周した後にライブを開き、観客にスプリンクラー毒針入りのを浴びせて全員纏めてショック死させる。クリア人数はダグバを上回る3万2千人
  • ゴ・ライオ・ダ:自分の体液を混ぜたドリンク剤を販売し、服用した人間に特殊な電気信号を送って体内でを造り出し殺害する。クリア人数は驚天動地の160万人

余談

ゲゲル用語のグロンギ語訳は以下の通り

グロンギ語日本語(カッコ内は「超古代語対訳版」の表記)
ゲゲルゲーム
ムセギジャジャプレイヤー
ゲリザギバス・ゲゲルセミファイナル・ゲーム(黒き闇のゲーム)
ザギバス・ゲゲルファイナル・ゲーム(白き闇のゲーム)
バグンダダカウンター

ちなみに劇中の描写からグロンギ族は9進数を用いていると思われ、それ故に殺害規定人数などゲゲルに関する数字は9の倍数であることが多い。

グロンギ狩り

このようにあらゆる方法でリントを狩る極悪非道なグロンギ族であるが、クウガ以外の戦闘要員を有する後発の作品においては、そのグロンギをカモにした殺戮が行われたことがある。

仮面ライダーディケイド』のアギトの世界においては、グロンギもまた人間から進化した種族(要するに昭和ライダーで言う所の改造人間みたいなもの)であるがために、人間の進歩を許さないアンノウンが仮面ライダーやアギト候補者同様に殺して回っていた。
(後に大ショッカーの出現に伴いグロンギとの和睦が成立したっぽいが)

また前掲の漫画版では謎の男に率いられる量産型アギトの軍団がグロンギ狩りを行おうとしていた。

関連項目

みんなのトラウマ お茶の間の良い子号泣シリーズ 狂気
ライオンファンガイア・・・自らのステータスアップのためにわざと厳しい制約を付けた殺人ゲームを行った怪人。奇遇にも敵対する仮面ライダーは+金色のフォームを有する闇属性のライダー、強くなりたいがために電線にしがみついて電力を吸収するなどオマージュした部分が見受けられる
ブラッドゲーム・・・デスガリアンが行なうゲームで、狙った惑星を遊び場にして生き物を苦しませるというもの
仮面ライダークロニクル・・・一般人が変身してバグスターと戦うゲームと見せ掛けて本当はバグスターが人類を滅亡へと誘うというもの。元々の開発者は檀黎斗

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