語源はラテン語で、手を意味するmanusと、手入れを意味するcuraからなる。
足の爪に施すものは別に「ペディキュア」という名称があるため、ここでは手についてのみ解説する。
💅概要
爪を装飾するという発想自体は「おしゃれ」という概念が生まれた時からあったようであるが、長時間安定して色を乗せておけるようになったのは第二次世界大戦後の事である。
現代のマニキュアは基本的に一般の塗料と同じ成分・製法で作られており、脱色の際には化学反応を起こして溶かし出すという完全にそこらのペンキと同じ工程が必要になる。そのため爪の強度的にむしろ着脱を繰り返す事が困難になっている。
一時的に施したい場合、水性のマニキュアや付け爪を用いるという方法もなくはないが。
一般の塗料との差異としては、必要量が少ないために非常に小さい容器で販売される事、耐久性やコストよりもパールカラーやラメ入りといった装飾性を重視した色の展開がなされる傾向にある事が挙げられる。
上級者は更に複数の色や時にはビーズ等の小物も用いて「ネイルアート」に仕上げている。
主な傾向
現状ほとんど女性に限られた文化であるため、pixivに投稿されている作品もほぼ女性の爪である。男性にとっては興味の薄い分野であり、頑張ってマニキュアしたのに素通りされることも。
一方、手フェチの対象となる行為の一つでもあり、そうした男性からの需要は少なくない。マニキュアを塗っている最中の姿にも着目されている。
一方、爪に塗料を乗せるという事は表面に層を作り保護するという効果を生むという事でもあり、爪を多用する職業や趣味では男性でも施している事がある。
もっとも、男性の場合は大半が目立たせないよう無色透明なものを使っているため、ネイルアートとしての楽しみは望めないが。
常時化学物質を手に付着させているため、特に飲食や育児に携わる場合は(理論上口に入る事があり得ないとしても)タブー視されやすい。
二次元においてはしばしばギャルと同一視される他、悪魔や亜人の類とも関連付けられる事もある。後者の場合、素の色から一般的なヒトとは異なっている種族もおり、本当にマニキュアと呼ぶのが適当か怪しいケースも散見されるが。
関連タグ
外部リンク
- 指先に秘めた輝き。マニキュアのイラスト特集 - pixivision(2023年9月21日)