概要
次元の数が2つであること。
数学的には空間の自由度が2であることを示すので、平面だけでなく曲面も二次元である。
『スーパーマリオブラザーズ』の世界のように、上下と前後の2方向にしか移動できないような世界が二次元である。
現実における人間の徒歩での行動範囲も二次元的であるが、この場合は「前後と左右」となる。
また、紙や画面の中の内容の場合は、主に「上下と左右」として扱われる。
二次元的な大きさは「面積」と呼ばれ、主な単位は「平方メートル」が用いられる。
二次元以上においては、位置を表すために「座標」と呼ばれる数値の組み合わせが用いられる。
複素数も、実数と虚数による二次元と見なして考える事ができる。
転用
特にネットにおいては、「面」の世界である二次元の住人、つまり絵の中の人ということから、「アニメ、マンガ、ゲーム、絵本などの架空の世界(のキャラクター)」を指す言葉として使われる。
理由は、架空は「映像(絵)」という形で、目に見えるようにされる傾向があるからである(何かを妄想する時も、映像という形で頭に浮かぶ)。
ただし、漫画の世界も上下と前後の2方向しか動けないという世界ではないので、必ずしもこの転用は数学的な「二次元」の意味とは違い、「平面」という意味よりも「架空」という意味合いが強い。
対して、現実あるいは実写の場合を三次元と呼んだり、微妙なものを2.5次元と呼ぶ事もある。
表記ゆれ
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