概要
明確な定義の無い言葉であり、様々な意味で使われている。
pixivでは二次元(創作物)と三次元(現実)が混ざったような作品にタグとして付けられている。
最近では、漫画・アニメ・ゲーム・ネット原作の演劇、ミュージカルなどに使われる。創作物のスタッフ、アニメグッズ、「夢」を提供するテーマパークに冠されがちな単語でもある。
「三次元」の定義は
- 現実(地球、宇宙)
- 立体物
のいずれかとなっている。
人物の外見は、現実寄りのものをリアル絵、デフォルメの強いものをアニメ絵(目が大きい萌え絵に限らず、絵柄は様々)などと呼んで区別することが多い。リアル絵も、映画やドラマのような外観重視のもの、特殊メイクをしていない一般人をそのまま撮影したようなものなど、多様である。
二次元から三次元
三次元の世界に居る二次元
紙に描いたイラストを写真などに撮り、
架空のキャラクターがあたかも実在しているかのような演出をした作品のこと。
三次元の背景の他、人物の色鉛筆や絵の具の塗りの粗も持ち味となっている。
ジャンル的には二次元だが定義上は三次元
三次元のように見える二次元
ポリゴンなどの3DCG技術とモーフィングによる滑らかな仕草で、
まるで現実の画像のように立体的に見える作品のこと。
アイドルマスターの登場で広まった用法。キャラの顔は、アニメ寄りからリアル寄りまで幅が広い。ニンテンドー3DSでもおなじみ。
うごイラのように2Dを3Dのように動かす方法もある。
三次元のように扱われる二次元
架空の存在でありながら、実在の人物と同程度に重きをおかれている人物のこと。
藤崎詩織のデビューシングル、テライユキ、ラブプラスの彼女、初音ミク(映像を使ったコンサートが開かれたことがある)、力石徹の葬式など。
最近はVtuberがあげられる。
三次元から二次元
二次元化された三次元
友人やニコニコ動画の歌い手など、実在の人物を二次元化・萌え化すること。
性格をオリキャラ化するパターン、彼らをモデルにした、別の新しいキャラクターを生み出すパターンもある。
三次元で二次元を表現する
ドーラー系の着ぐるみ(全身タイツとキャラクターお面のセット)のことも指し、
イベント会場やマニアックなAVなどで見られる。
劇中劇、絵中絵、作中作を眺める観客席を描いたフィクション
作者・声優・俳優・スタッフ萌え
→楽屋裏
二次元寄りか三次元寄りか不明
背景が三次元で人物が二次元
ミュージカルについて
漫画やアニメ、ゲームなどを原作・原案に舞台化したメディアミックス作品を意味する。
2次元作品に対し、3次元である現実(舞台)の中間という意味で名付けられたとされる。ミュージカル以外での形式については「2.5次元舞台」という呼称も用いられる。
なお「2.5次元ミュージカル」という名称は、一般社団法人「日本2.5次元ミュージカル協会」が管理する登録商標となっている。
歴史は古く、1960年代にサザエさんや巨人の星があり、とくに1970年代の宝塚歌劇団の「ベルサイユのばら」が人気となり、この分野の源流と言われる。
作品の一覧については「舞台化」タグ記事に詳細に載っている。
関連タグ
曲面… 三次元上の二次元
メンガーのスポンジ… 約2.73次元の大きさを持つフラクタルの一種。
魔法のアイドルパステルユーミ ピクトマンサー(妖術絵師)∶絵を実体化させる。
仮面ライダーギーツ∶作中で3.5次元という用語が登場する。恐らく2.5次元舞台が由来。