曖昧さ回避
本項では人形について解説する。
概要
日本では、狭義に「動物・人物・キャラクターなどの、精密な、硬質で概ね単一の素材の、完成品~半組み立て式の人形」を指す言葉として使われている。
組み立て式のものは、その組み立て方式によってプラモデルやガレージキットなどに呼び分けられる。また、衣服が布、髪が繊維のような製品は人形やドール、全体が布・繊維の場合はぬいぐるみなどと区別される。
pixivではboothで個人製作のガレージキットのフィギュアを販売しているユーザーがおり、購入可能になっている。
主なフィギュアの種類
販売形態別
- ガチャガチャフィギュア:ガチャガチャ自販機で販売されるもの。必然的に廉価で小型の物で、丸いカプセルに詰める都合上丸っこくデフォルメしたものも多い。
- 食玩フィギュア:食玩として流通するもの。基本的にはワンコインで小型のものが多いが、現在は菓子の方がオマケにしか見えない商品も珍しくなくなった。
- トレーディングフィギュア:ブラインド形式で販売される廉価なフィギュアで、交換したりして収集するように販売されているフィギュア。
- プライズフィギュア:ゲームセンターのプライズとして流通するフィギュア。風営法上、おおむね800円(2022年から1000円)以内の小売価格の商品しか景品にできないため、以前は「安かろう悪かろう」な品質も多かったが、技術向上に伴い低予算ながらもクオリティの高いものが増えている。
形状等別
- スケールフィギュア:モチーフを縮尺(スケール)通りに縮めた造形のフィギュアのこと。基本的に非常に精巧で、それゆえ高価になりがち。
- これに対し、縮尺が設定されていないものをノンスケールと呼ぶ。デフォルメされていたり、フィギュアの大きさを揃えるコンセプトなどの事情があるものも多く、別にノンスケールは精巧でないという意味ではない。
- スタチュー:もともとは彫像の意。非可動で、特に大型かつリアルな造形のものを指して呼ばれる。
- デフォルメフィギュア:モチーフを2~3頭身などにスーパーデフォルメしているフィギュア。大抵はデフォルメの様式を規格化してシリーズが展開している。特に有名なのはねんどろいど。
- アクションフィギュア:関節に可動機構を仕込んだフィギュア。自由にポーズを付けて飾るのはもちろん、遊びの幅が大きい点が最大の違い。
pixivにおける立体物の投稿について
立体物を撮影した写真の投稿に関しては、「絵」を投稿するというこのサイトのサービス(小説投稿の機能がついた時点で「絵」だけを投稿するサイトでは無くなっているが)には反している。
ただし実際のところ、立体物の投稿に関する明確な規定がないため、立体物の写真投稿はグレーゾーンとなっている。
ヘルプとガイドラインでは「実写主体の写真作品は投稿は禁止だが、アナログ作品を撮影した写真なら良し」と書かれている。アナログ絵をスキャンや撮影したものを投稿可能にする規定と思われるが、この「アナログ作品」の中に立体物作品が含まれるかは明確では無い。
とはいえイラスト投稿サイトという本来の目的外なのは間違いない。立体物の作品をメインに投稿したいのであれば、ツイッターやTumblerのようなジャンルを指定しないSNS、もしくは投稿したい分野をカバーできるサイトを利用するほうが、投稿する側・閲覧する側ともに波風立てずに済む。
「立体作品ばかり投稿していたら運営に注意された」と作品のキャプションで書いていたユーザーも実際にいる。高スパンでのフィギュア画像やフィギュア購入レビューの連続投稿などは、そのキャラの絵を描いてる人や絵を見たくて検索から来た閲覧者にサムネイルで迷惑がかかるので自重したい。
普通のイラスト・漫画をサムネイル=1枚目にして、2枚目以降に写真をもってくるといった対策が必要となる。
関連イラスト
関連タグ
関連作品
フィギュア商品が原作である作品
その他
『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズ:2作目『DX』以降、メインキャラ達は「フィギュアにイメージが吹き込まれて動き出した存在」という設定になっている。お助けキャラを召喚するアシストフィギュアというアイテムもある。
ふぃぎゅ@メイト:フィギュアに乗り移ってしまった魔法少女がヒロインのエロゲー。
フィギュアストーリー:フィギュアが意思を持って動く世界を舞台にしたスマホ向けゲーム。
超可動ガール1/6:自我を持ったフィギュアと持ち主によるラブコメ。