概要
コナミデジタルエンタテインメントが2004年に展開していた玩具シリーズ『GetRide!アムドライバー』の要素を元に、当時流行の兆しを見せていた美少女アクションフィギュアの要素を加えて展開したオリジナル玩具シリーズ。
本作に限ったことではないが、所持している神姫をうちの子と呼んで愛でるマスター(持ち主)も多く、100体の神姫がいればその数だけマスターの物語がある。
作風・方向性・メディアミックス
漫画やアニメといった原作を持たないせいか、元からパーツの組み換えによる自由度の高いブロック玩具としての要素も含めていた為、ユーザーの想像(妄想?)の余地が大きいのが特徴である。
また、フィギュア素体が「Multi Movable System」として規格化されており、武装神姫同士のパーツ組み換えは無論、他のフィギュア・プラモデルからの流用、パーツの改造などを楽しむユーザーも多い。
1/1スケール、即ち実物大という設定上、デスクの上でポーズを取らせても違和感がないのも特徴の1つである。なお、小物を合わせる場合には1/12スケール程度の物が合致する。
また、非常に多くのデザイナーが参加しており、同一シリーズの中で多様なデザインが楽しめるのも特徴のひとつ。
メディアミックスとして多数のコミカライズやノベライズが存在するほか、PSP用ソフト『武装神姫バトルマスターズMk.2』内で視聴可能なDLC扱いでwebアニメ『武装神姫Moon Angel』も公開された(第1話のみ無料配信)。
2012年末期には、『インフィニット・ストラトス』で知られたエイトビット製作によるアニメが放送され(バンダイチャンネルでも有料配信中)、翌年の6月にはTVアニメの人気に応える形でOVAが発売された。
しばしば誤解されるが、このアニメは『フィギュア化を前提としたオリジナルアニメ』ではなく『オリジナルフィギュア・シリーズのアニメ化』である。
「原作を持たない」と先述したが、フィギュア展開に際して用意された断片的な基本設定は存在しており、これらはその設定を作者あるいは製作者各々が解釈して描いているため、作品ごとに趣が異なり、作品間で時に矛盾が発生する場合もあるが、いずれもその作品内においては正しい。
なお、商品展開は終了したと目されており、中古ショップやネットオークションでは高額なプレミア価格で取引され、収集は極めて困難な状況にある(現在では相当の年月が経過しているため価格は落ち着いている様子)。
その対策として、イベント会場などで神姫に対応するパーツと共に神姫規格に合わせた素体がガレージキットとして限定発売されるケースも増え、未発売だった神姫などもガレージキットという形で発売することも多くなった。
また、コナミからのリリースが停止した後もコナミ以外のメーカーから関節の可動やギミックを排した非可動タイプのフィギュアがいくつか発売されている。
復活?
2012年秋季アニメを以てすべての展開を終了したと思われていたが、2017年12月にシリーズ再開が発表された。
2015年7月26日に開催されたワンダーフェスティバル2015夏にて、フィギュア・プラモデル製造メーカー・コトブキヤから浅井真紀氏が独自に制作した新素体「マシニーカ」を採用したプラスチックキットとして発売されることが発表された。
これまでに発売された神姫のリメイクをコンセプトとしており、武装パーツを素体に取り付ける為の軸はこれまでと同様に3.2mm径となっている為、旧コナミ版のパーツを流用する事も可能と思われる。
また、これとは別にTVアニメ版のBlu-rayBOX特典として、アニメ登場神姫の「復刻版」購入権が付属し、2016年末に購入希望者のもとに届けられた。なお、この「復刻版」は原型が既に損失していた為新たに金型を起こして製造されており、接続軸の形状をはじめ、オリジナルの物とは別物になっている(一応パーツの互換性は残されている)。彩色はアニメ版のキャラクターをベースにしている為、色合い(髪の色や皮膚部分の色)は従来とは若干異なる。
2017年12月、詳細は不明ながら、5体の新神姫デザインとともにコナミ・カドカワグループ・コトブキヤの参与の下でのシリーズ再開がアナウンスされた。
その後は約2年近くほとんど音沙汰のない状態だったが、2020年2月にはアーケードゲーム『武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター』およびソーシャルゲーム『武装神姫R』のリリース予定を発表した。そのうち『バトルコンダクター』は12月に稼働開始している。
フィギュアに関しては、2019年にアーケード版神姫『エーデルワイス』がキットとして発売、間を開いて2022年にアーンヴァル、翌年にストラーフのキット版が発売された。エーデルワイスはアーケード稼働よりおよそ1年前のリリースだったため、注目しなかったユーザーが多かった上リリース時に再販も行わなかったためレアキットと化してしまった。アーンヴァルとストラーフは初代のリニューアル版で、それぞれリペイント版も発売される。
参加デザイナー
- 島田フミカネ(第1弾をはじめ多数)
- BLADE(第2弾、ライトアーマー第3弾、コミック版)
- カサハラテツロー(第2弾・第5弾)
- 篠房六郎(第3弾)
- OKAMA(第4弾)
- 柳瀬敬之(第4弾、第8弾、第11弾メカニック部、ゲームオリジナル武器ほか)
- 間垣亮太(第5弾、第10弾)
- 清水栄一・下口智裕(第6弾)
- 鬼頭栄作(第6弾)
- CHOCO(第7弾・第12弾)
- ちびすけマシーン(第7弾)
- たにめそ(第9弾)
- マーシーラビット(ライトアーマー第2弾)
- DOGMASK(ライトアーマー第4弾)
- いづなよしつね(第13弾)
- 羽音たらく(第11弾キャラクターデザイン)
- Niθ(第15弾)
- かこいかずひこ(第14弾)
- 黒星紅白
- 明貴美加(第18弾相当)
- 凪良(商品化せず)
- 新川洋司(PSP版オリジナルキャラクター担当)
- NAOKI(コナミ発売ガレージキット)
- 浅井真紀(素体原型製作)
以下、2017年12月発表の再開シリーズにおける参加デザイナー
ラインナップ
カッコ内はデザイナー名。
一般商品
- 第1弾
アーンヴァルは素体のみイベントで先行発売されている。
- 第2弾
兎型ヴァッフェバニー(カサハラテツロー)(EXウェポンセット。素体付属せず)
ヴァッフェバニー以外の2体には簡易型のジョイントが付属。第4弾に付属する拡張ジョイントの雛形となった。
- 第3弾
サンタ型ツガル(GOLI)(EXウェポンセット)
ツガルは武装パーツを組み替える事で搭乗可能なビークル「レインディアバスター」を作る事ができるが、ジョイントが少ないため、他の形に組み替える事が困難。しかしこの構想は後の神姫に受け継がれていく事となる。
- 第4弾
砲台型フォートブラッグ(柳瀬敬之) (EXウェポンセット)
ジルダリアとジュビジー、フォートブラッグはあらかじめ組み換えを想定して設計されている。
特にフォートブラッグはバックパック接続用ジョイントがあり、複数用意することで多脚型のビークルを作ることが可能となっている。
また、砲台の脚部を神姫の脚と交換することが出来る。
- 第5弾
セイレーン型エウクランテ/マーメイド型イーアネイラ(間垣亮太)
イルカ型ヴァッフェドルフィン(カサハラテツロー)(EXウェポンセット)
エウクランテとイーアネイラは武装パーツを組み替える事でそれぞれサポートメカを作る事が可能。前々作の反省点を踏まえ、ジョイント数を多く設置したため、組み換えが容易になった。
- 第6弾
建機型グラップラップ(鬼頭栄作)(EXウェポンセット)
ティグリース・ウィトゥルースは双方のパーツを『合体』させる事でパワードスーツ型の「真鬼王」とエアバイク型の「ファストオーガ」の2種のサポートメカに変形できるが、真鬼王合体時には神姫素体が必要になる。この点は、第9弾以降にほぼ解消されている。
- 第7弾
ハイスピードトライク型アーク/ハイマニューバトライク型イーダ(CHOCO)
蝶型シュメッターリング(ちびすけマシーン)(EXウェポンセット)
このラインナップから神姫のパーツにクリアパーツが採用されるようになる。
アーク・イーダのトライク用パーツにはスプリングや軟質素材なども使われており、よりリアルな質感となっている。
また、CHOCO・ちびすけマシーンの両氏の公式サイト上でのフィギュアの改修方法の解説や、関連商品の販売なども精力的に行われていた。
- 第8弾
火器型ゼルノグラード(柳瀬敬之)(EXウェポンセットプラス、ウェポンセット枠だが素体付属)
3種とも共通のパーツ(ムルメルティアの腕部(脚部)パーツなど)を使ってのコストダウンを図っている。
- 第9弾
カブトムシ型ランサメント/クワガタムシ型エスパディア(たにめそ)
この弾から、後述のライトアーマーシリーズの開始に伴ってEX-ウェポンセット枠が廃止。
- ライトアーマー第1弾
天使コマンド型ウェルクストラ/悪魔夢魔型ヴァローナ/(島田フミカネ)
武装やパーツの点数を簡略化し、価格を抑えた廉価版とも言うべきラインナップ。
- ライトアーマー第2弾
シスター型ハーモニーグレイス/ナース型ブライトフェザー(マーシーラビット)
シリーズ初のめがねパーツを採用。
- 第10弾
- 第1弾リニューアルVer.
天使型アーンヴァルトランシェ2/悪魔型ストラーフbis(島田フミカネ)
第1弾に新規パーツを追加して発売。素体も表情が交換できるように改良された。
- ライトアーマー第3弾
この弾より、素体が新規格「MMS-3rd」に移行。
- ライトアーマー第4弾
前弾のライト3弾から1年間のブランク(2009年2月-2010年2月)を空けての発売となった。
- 第11弾
戦乙女型アルトレーネ(羽音たらく・柳瀬敬之)
読者応募のアイディアによって誕生した神姫。「MMS-3rd」のTall規格初採用。
- 第12弾
エレキギター型ベイビーラズ/ヴァイオリン型紗羅檀(CHOCO)
本来は第11弾として発売する予定だったが、アルトレーネの発売が先に決まったため、繰り下げられた。
ラインナップでは唯一となる電池を使用した発光ギミックを採用。
- 第13弾相当
かつてはライトアーマー5弾として販売予定されていたが、パッケージデザインの刷新に伴いライトアーマーという区分が廃止されたために13弾となる。
また、この頃からリペイントなどの流通限定商品が増えた事もあり、第**弾というカウントがあまりされなくなる。
- 第14弾相当
- 第15弾相当
ケンタウロス型プロキシマ/テンタクルス型マリーセレス(Niθ)
- 第16弾相当
この2体は、フミカネ氏のホームページに描かれたものが原型となっている。
発売前に個人による立体化物がイベント販売されたが、製品版の原型ではないので注意。
- 第17弾相当
天使型アーンヴァルMk.2テンペスタ/悪魔型ストラーフMk.2ラヴィーナ(島田フミカネ)
後述のPSPソフト『武装神姫バトルマスターズ』限定版同梱フィギュアのリペイント+追加パーツ。他の商品とは逆に、リペイント版が一般販売商品となった珍しい例。
- 第18弾相当
コナミのゲーム「グラディウス」に登場するビックバイパーをモチーフにして誕生した神姫。自社ゲームであるが、このような原作を基にした神姫が発売されるのは非常に珍しい。
- 第19弾相当
忍者型フブキ弐型/ミズキ弐型(島田フミカネによるリデザイン)
以前のフブキ・ミズキが限定販売品であったのに対し、こちらは通常販売品となっている。
- 第20弾相当
アーンヴァルMk.2テンペスタ・フルアームズパッケージ/ストラーフMk.2ラヴィーナ・フルアームズパッケージ(島田フミカネ)
web配信アニメ『武装神姫Moon Angel』のBD/DVDと抱き合わせたセットも発売された。
現時点では、この2点が最後の通常販売品となっている。
プラモデル版ラインナップ
- 第一弾相当
猟兵型エーデルワイス(島田フミカネ)
- リブート一弾相当
未発売
未発売の神姫の中にはガレージキット化され、イベント等で発売されるケースも多い(ゲームオリジナル神姫も同様)。
限定商品
実質的にはカラーバリエーション商品がほとんどだが、パーツが追加されていたり、微妙な不具合が解消されていたりとマイナーチェンジが施されている場合も多い。
- 第1弾リペイントver.
- 第2弾リペイントver.
- 第5弾リペイントver.
- 第7弾リペイント(公道仕様)ver.
- 第1弾リニューアル・リペイントver.
- ムルメルティア・砂漠戦仕様ver./飛鳥・夜戦仕様ver.
- ライトアーマー第3弾プロトタイプver.
- ライトアーマー第1弾リペイントver.
- 戦乙女型アルトアイネス
- 天使型アーンヴァルMk.2&天使型ストラーフMk.2(PSP専用ソフト『武装神姫バトルマスターズ』特別版に同梱)
- アルトレーネ・ヴィオラ/アルトアイネス・ローザ(リペイントver.)
- オールベルン・ガーネット/ジールベルン・サファイア(リペイントver.)
- オールベルン・ルナーリア/ジールベルン・アメジスト(リペイントver.)
- フォートブラッグ・ダスク/ゼルノグラード・ベリク(リペイントver.)
- ラプティアス・エアドミナンス/アーティル・フルバレル(リペイントver.)
- プロキシマ・スピネル/マリーセレス・レムリア(リペイントver)
- アーンヴァルMk.2フルアームズパッケージ&ストラーフMk.2フルアームズパッケージ(PSP専用ソフト『武装神姫バトルマスターズMK-2』特別版に同梱:特別版購入特典として水着風のSWIMWEAR EDITON素体が付属)
ガレージキット(公式及び関係者による物のみ)
PCゲーム『武装神姫バトルロンド』にのみ登場
デジタルコミック『武装神姫Forget me not』にのみ登場
(カッコ内は個体名)
PSPゲーム『武装神姫バトルマスターズ』にのみ登場
- ブラックドラゴン型ジャスティス
- ミミック/強化ミミック
webアニメ『武装神姫Moon Angel』にのみ登場
武装神姫以外のMMS規格アクションフィギュア
- 天元突破グレンラガン(ヨーコ・リットナー)
- スカイガールズ(桜野音羽、園宮可憐、一条瑛花、エリーゼ・フォン・ディートリッヒ、アイーシャ・クリシュナム)
- オトメディウス(空羽亜乃亜、エリュー・トロン)
- beatmaniaIIDX(セリカ、イロハ)※ツガルは武装神姫としてラインナップ済
- クイズマジックアカデミー(ルキア,シャロン、ユリ)
- SOL(スペシャルオペレーションレディー)シリーズ
コンテンツ作品
- 武装神姫バトルロンド/武装神姫ジオラマスタジオ(オンラインサービス。2011年10月31日終了)
- 武装神姫ラジオロンド(webラジオ、2007年4月~11月。後の関連CDにも特別版収録。パーソナリティは阿澄佳奈=アーンヴァル、喜多村英梨=ハウリン)
- 武装神姫2036(漫画、BLADE作画。単行本全5巻)
- ヒブソウシンキ(Webコミック、からしいち作)
- 武装神姫ZERO(漫画、井原裕士作画。単行本全2巻)
- 武装神姫light(漫画、BLADE作画。「武装神姫2036」の単行本内に収録)
- forget-me-not(デジタルコミック、和鯖作画、園部功・小路貴之原作。配信終了)
- 武装神姫Always togather(小説。コナミノベルズ)
- 武装神姫(小説。ガガガ文庫、既刊3巻)
- 武装神姫バトルマスターズ・バトルマスターズMk2(PSP専用ソフト)
- 武装神姫Moon Angel(Web配信アニメ。視聴には『武装神姫バトルマスターズMk2』のソフトが必要。のちにDVD、blue-layで販売)
- 武装神姫バトルコミュニケーション(Mobageソーシャルアプリ、2012年5月22日終了)
- TVアニメ・武装神姫(TBS系列・2012年秋季)
- 武装神姫 マスターのためのラジオです。(TVアニメ連動webラジオ。パーソナリティはアン役=阿澄佳奈、ヒナ役=茅原実里)
- 武装神姫R(モバイルゲーム ソーシャルアプリ)
- 武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター(アーケードゲーム)
関連イラスト
関連動画
関連タグ
ヒブソウシンキ 武装神姫バトルロンド 武装神姫バトルマスターズ アーマードプリンセスバトルコンダクター
アクションフィギュア figma リボルテック ミクロマン ダンボール戦機
ダンボール神姫(ダンボール戦機とのコラボ。どちらも1/1サイズ)
ポプテピピック……一部の姉妹神姫が出演している
関連作品
アニメ化や各所メディアへの進出は後発だが、武装神姫以前から存在した島田フミカネの企画。
コンセプトが同じく「メカ+少女」であるため、特に第8弾の飛鳥(空戦ウィッチ)やムルメルティア(陸戦ウィッチ)に共通点を多く見出せる。
初期はコナミからトレーディングフィギュアが発売されていたため、コナミとの繋がりも少なからずある。
やはり島田フミカネがキャラクターデザインを担当。
コナミから、武装神姫と同規格のMMS素体でアクションフィギュアが発売されたが、これらのフィギュアが搭乗可能なソニックダイバーは発売されなかった(フィギュアの搭乗・3形態への変形が可能なソニックダイバーは、2008年にFREEingが製造・グッドスマイルカンパニーより発売されている。ただし、搭乗用のフィギュアはミクロマンサイズ相当)。
発売当時は3rd(Small)素体が製品化される前だった事もあり、メンバー最年少のエリーゼの背丈が再現されておらず、設定とは異なってしまっている。
また、エリーゼの素体が類似色のゼルノグラードによく似合うと言われており、島田・柳瀬両デザイナーが実際に試してみたという逸話がある。
フィギュアのパーツ規格や開発に携わったプロデューサーが同じであり、武装神姫の商品としての前身とも言われる。一部の武器やバイザー(フィギュアに装着可能なアーマーに変形するビークル)は神姫用のジョイントと互換性がある。
また、本作の「アニメでコケた」という反省は『武装神姫』にも活かされており、実に6年もの間TVアニメ化を避けていた。2012年秋に放送されたTVアニメは遂にその禁を破ったという事になるのだが(ただし、別作品としてアニメそのものはWeb配信という形で制作されている)、このTVアニメに対してコナミはスポンサードを行なっておらず、ファンの間には大きな動揺が広がった(「もう動揺するのも通り越した」という層も)。
本来であれば、その時期を狙ってコナミから新作の神姫の製作や過去作の再販が行われてもおかしくはないはずなのだが、その動きが全くなかった為にアニメから入った神姫ファンは「玩具シリーズのアニメ化でありながら、肝心のフィギュアが店頭に並んでいない」という事態に困惑する結果となった。
コトブキヤから発売されているオリジナルロボットコンテンツ『フレームアームズ』を美少女化したプラモデルシリーズ。
武装神姫とコンセプトが似通っており、神姫の衰退と同時期に台頭したため後継の位置づけに見られることもあるが直接の関係はなく、完全な素体状態にはできないという点が初期の商品に見られることから神姫とは別の出発点であることがうかがえる。商品の売れ行きを受けてのアニメ化という流れは似ているが、ユーザーへの対応(関連商品の増産など)が比較的スムーズに行えたことをはじめ、様々な意味でアニメ神姫と別の結果を残している。
神姫との違いは、フィギュア自体が組み立て式であることとPVC製のパーツが手首のみ、無改造で他社の商品との連携が可能なことである。
各部に3mm径のジョイントがあり、同シリーズ内外での組み換えや互換性がある為、神姫同様拡張性が高い。
コトブキヤによる武装神姫リメイクと同時に同社から発表された新シリーズ。
別ブランドであるが、スタッフがほぼ同一(鳥山亮介プロデューサー・浅井真紀素体原型・島田フミカネキャラクターデザイン(第1弾、2弾))であり、素体もかつてのMMSに替わるものとして発表されたマシニーカ規格を採用しているため、FAガールより神姫寄りの関係といえる。また、デフォルトで完全な素体になることや武装の組み換えの自由さなど、神姫のコンセプトを色濃く受け継いでいるブランドでもある。設定も似通っている所が多く、1/1スケールの自立型フィギュアということも類似している。
その縁もあるのか、2019年「 猟兵型エーデルワイス」がメガミデバイスブランドで発売されるなど、神姫関連も本ブランドで発売されるケースが多い。
バンダイスピリッツから発売される美少女プラモシリーズ。30ミニッツミッションズの派生シリーズとなり、互換性も確保している。
神姫とは遠からず関係のある存在で、スタッフの一部が参加している。
素体そのものはマシニーカと異なるものではあるが、武装の換装や手足の交換などの機能は神姫やメガミを意識しており、組み合わせることでオリジナルの武装を作れる点も同じである。ジョイントは3mmジョイントを採用しているが、それとは別に角型やCジョイントを採用している(3mm変換ジョイントも拡張キットに同梱)。そのためメガミやFAガールの武装も装備可能で、コトブキヤからもそれを意識したシリーズをリリースするといった影響も見られた。
ÖYSTER氏の漫画作品(双葉社)。単行本は「超可動ガール1/6」の方で全4巻、続編の「超可動ガールズ」は既刊7巻(2024年3月現在)で現在も続いている。
物語はプログラマーのオタク青年 房伊田春人が購入したフィギュアたちが突然、意志を持ち動き出しそこからというラブコメディである。神姫が1/12に対してこちらは2倍の大きさの1/6固定フィギュアが動き出し、関節軸などが無く生身の肌となり服もキャストオフできてしまう。フィギュア達はSFアニメ RPG 格闘ゲーム ソーシャルゲームと個々の設定が様々である。
「超可動ガール1/6」の方は2019年4月にアニメ化されており、制作会社がフレームアームズ・ガールと同じStudio_A-CATであったりもする。
氏は連載の参考になると思いアニメ版の武装神姫を観ており、世界観や日常系の雰囲気、特に主人公のノーナはアーンヴァルMk.2の特徴が色濃く出ている。