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概要

組立済み素体「フレームアーキテクト」に組み立て式の外装パーツを被せていくという構造のプラスチックキット

それぞれのパーツの接続径は一部を除き3mmで統一され、フレーム・外装パーツの各部に3mmジョイントが配されており、改造・流用・自作・組み換えを前提とした構造となっている。

また、コトブキヤモデリングサポートグッズとの連動も前提としており(初期は独立していたが、後にFAでの使用も前提としたキットを展開している)、同じく3mmジョイントが採用されている武装類を装備させる事もできる。

その発想から、『武装神姫』など他社の同系のアクションフィギュアプラモデルシリーズと比較される事も多い。

ちなみに一部のキットはアーク引越センターのCMに登場した事で話題になった。

なお、GA Graphicでwebコミックが連載されていたが、連載元の閉鎖に伴い現在は閲覧不可となっている。

世界観やストーリーに関してはキットの取説にインストとして語られているが、位置付けとしては絶対的なものという扱いではなく、公式においても「ユーザーがここから怪光線が出ると言えばそうなるのがFA」と言及されている。

キットのスケールは基本的に1/100スケールが殆どである。

ストーリー

時は資源の枯渇が見え始めた近未来。

月面から発見された「T結晶」がもたらしたエネルギー改革により、旧来の行政・資本主義による統治体型は終焉を迎え、個人もしくはそれに近い小グループ同士が世界中に張り巡らされたネットワークでお互いを補いあって暮らす「超集合社会」を形成させるに至った。

しかし、リソース上限の忘却は人口増加に拍車をかけ、人類はその生活圏を食いつくしつつあった。

そんな中、地上、深海、上空、そして宇宙の各領域を開拓する超国家的再開発計画「プロジェクトRe:スフィア」が立案される。

この計画は、枯渇し始めた資源に代わる新しい資源の発見・確保と、人間の生活領域の拡大を目的としており、人類の明るい未来を見つめて世界規模で実行される一大プロジェクトであった。

そして、この計画が考案された背景に、世界中の技術者・グループ・企業が集った「世界連盟科学技術推進機構」によって開発された駆動骨格「フレームアーキテクト」の存在があった。

しかし、この人類の未来をかけた計画はその幕を開くことすらなく頓挫する。

プロジェクトRe:スフィアの中心人物が消息を絶ち、彼が最後の足跡を残した「月面プラント」の制御AIが暴走。そこで製造されていたフレームアーキテクトがプラントごと人々に牙をむいたのである。

月面プラントは自らの施設を用いて降下艇を建造し、敵性アーキテクト「アント」を地上へ送り込む。

人々は月面勢力に対抗するべく「地球防衛機構」を組織し、アント侵攻に対する術として、地上に海底・海洋開発の為に配備されていたフレームアーキテクトに着目。装甲と武装を施した「フレームアームズ」を開発する。

かくして人類の未来を開く道具「フレームアーキテクト」は、人類の存亡を掛けた兵器「フレームアームズ」に生まれ変わることを余儀なくされたのである。

用語

  • T結晶

本作の元号である「クラウド・センチュリー(CC)」001年に月面で発見された新物質。エネルギー体としての性質を持ち、後述のUEユニットのエネルギー源として利用されたことでエネルギー革命が起こり、それまでの社会基盤が崩壊することとなった。

  • UEユニット

T結晶をエネルギー源とする動力機関。それまでのエネルギー機関とは異なり超小型・高効率化が果たせており、更に熱量も少ないという特徴も併せ持つ。14m級フレームで完結された重機・フレームアーキテクトの動力源にもなっている。

エネルギー革命が起きたCC歴では普遍化した技術であり、軍用品は元より民間にも浸透した動力機関としても普及している。

  • TCSオシレータ

T結晶シールド(T Crystal Shield)を発生させる発振装置。発生・展開されるTCSは力場としての能力を持ち防御に使用されるが、空気抵抗を減らせるため「物体を飛翔させる」ことも、TCS自体を「弾体として撃ち出す」ことも可能。オシレータを増やすことで展開範囲を拡張させることができるが、外部動力を必要とするため一度に使用できるリソースは有限である事が多い。

発見当時は淡青・淡緑の透明感のあるガラス状の物体であり、緑柱石のような見た目から、TCS由来の装備の総称として「ベリルユニット」と呼ばれることが多い。

ラインナップ

フレームアーキテクト

地球防衛機構、月陣営双方で用いられるフレームアームズの素体。便宜上、防衛側の物は「フレームアーキテクト」、月陣営の物は「アント」と呼ばれ、防衛側の機体は頭部にアイガードを増設して敵機と差別化を図っている。

「UEユニット」を機体各部に内蔵し、あらゆる環境に対応する汎用性を持ちあわせており、UEユニットを搭載した部位はどの組み合わせでアーキテクトを構築しても十分なパフォーマンスを発揮出来る。「アント」はこの特性をフルに活かし、人型を外れたさまざまな形態で現れるのが特徴である。

当初はアーキテクトにそのまま専用の武器を持たせることでアントに対抗していたが、機動力や装甲に限界があったため、装甲化し機動力を付与したフレームアームズが開発されることとなる。

キットの可動範囲は素体というだけあって極めて広く、外装による干渉もないためその可動をフルに堪能できる。

初期の物はパーツの組み付けが甘く、取り付けたパーツが外れやすいという欠点があったものの、現在は幾度かの改修を経てより洗練されたものとなっている。

商品は主に「各フレームアームズの内部フレーム」として付属する組立済みの物と、塗装や改造を施したいモデラー向けに素材をABSからPSに変更した組み立て式の「For Modelers Edition」の二種類が存在。更に「For Modelers Edition」をベースに金型を新規に掘り起こしてパーツ精度を向上させ、クリア素材の追加や上腕のパーツ構成・脚部股関節の構造の見直しを行った「リニューアルVer.」が3種のカラーバリエーションで発売されている。

上記の「リニューアルVer.」をベースに改良シリーズとして再販されたのがREシリーズ。

このREをベースにフレームアーキテクトも製作形式にしたのがRE2シリーズ。

ちなみにM.S.Gにて換装パーツが存在し(エクスアーマーB)、同社のヘキサギアシリーズやギガンティックアームズなどと組み合わせる事が出来る。(3mm軸から5mm軸化やヘキサ孔など)

なお、この素体は「クロスフレーム」の名で純粋な汎用インナーフレームとして同社の『ボーダーブレイク』および『ブレイクブレイド』のキットにも用いられていた。

デザインは柳瀬敬之

スティレット

アーキテクトに戦闘機の性能を付与して開発された、人類史で初めて完成を見たフレームアームズ。

高推力を発生させるジェットエンジン型ブースターと各部の補助スラスターによって飛行能力を有する。

ガトリングガン、2連装ミサイルランチャーによる空対地攻撃によるアント迎撃を主任務とするが、マニュピレータによる兵装交換で遠距離攻撃から格闘戦までこなす事が出来るというフレームアームズの基礎とも言える機体である。

また、肩部ブレードは手持ち武器として使用可能。

デザインは柳瀬敬之

2014年1月にはキットがリニューアルされ、2月には後述の「スーパースティレットⅡ」用の拡張パーツが発売された。

スーパースティレット(設定のみ)

クファンジャルのパーツを用いて改修されたスティレットの上位機種。

マイナーチェンジ型として主翼パーツを変更したスーパースティレット改がある。

スーパースティレットⅡ

従来機拡張計画(EXプロジェクト)により生み出された拡張パーツの内の一つ“EXU-04„をスティレットに装備させた機体。

スラスター・マシンガン・ブレードを有する複合武装として「ACSクレイドル」を四基装備する。

先述の別売拡張パーツというかたちでキット化されている。

クファンジャル

スティレットの航続距離延長を目的とした出力向上型。

サブジェネレーターの増設と脚部装甲の簡略化によって推力重量比を改善し、機動力と運動性を向上させているが、防御力の低下を招き攻撃型FAとしての側面が強い機体として完成した。

脚部フレームを前後入れ替える事で逆関節型のオストリッジレッグ形態となり、この形態で陸戦兵器として運用することも出来る。

轟雷

スティレットと同時期に開発され、戦車AFVの機能が付与された機体。別名「ウェアウルフ」。

強固な装甲と高い不整地走破能力を持ち、整備性や装備交換効率の高さから現場からの評価は高い。

戦争が激化し、新型機が続々と投入される中でもマイナーチェンジ型などのバリエーション展開が行われ、それによって前線を支える名機。

開発に日本人スタッフが多数関与している事から、後のバリエーションも含め機体名に和名を冠するのが通例となっている。

デザインは柳瀬敬之

なお、フレームを省略してバリエーション装備パーツのみをすべて網羅した「轟雷アーマーフルセット」という商品も流通限定でラインナップされている。

漸雷

轟雷のバリエーション機の1つ。近接格闘戦仕様。別名「ウェアウルフ・アベンジャー」。

脚部履帯をオミットし、機動力を犠牲に運動性を向上させており、白兵戦能力を向上させるべく腕部・頭部・胸部形状が見直された。

コックピットは複座型・単座型に変更可能。通信システムも強化されている為、指揮官機としても運用される。

漸雷強襲装備型

連結式バズーカ・ライドカノン、エクステンドブースター4機、さらにマントのように全身を覆う防弾布などを装備した特徴的なシルエットを持つ現地改修型。

正規のバリエーションというわけではなく、パイロットの技量が問われる機体となっている。

榴雷・改

轟雷に電磁誘導方式の長距離砲を装備させた支援型FA「榴雷」に照準システム・装甲等を追加装備した機体。別名「ウェアウルフ・ブルーパー」。

実際にはほぼ全ての榴雷が同様の改修が施されている為、改修後の機体を指して「榴雷」と呼ぶことが多い。

装甲の追加による重量増で機動力は落ちているが、高い火力と防御力を有する。

ウェアウルフ・スペクター

轟雷を敵対組織である月面軍が鹵獲、改修したフレームアームズ。

榴雷・改のパーツが多く使われている為、外見は榴雷に近い(キットは榴雷・改の成型色替え+新規造形パーツ)。

既存のFA運用セオリーを無視した左右非対称な武装配置が行われており、機体安定性と引き換えに内蔵火器展開時の瞬間火力を高めている。

シリーズ初の敵対組織の機体であり、それまでアントのみだった月面軍にフレームアームズという兵器の概念を与えた機体であるとされる。

クステンダイク(作例のみ)

榴雷を近接駆逐仕様とした機体。榴雷の装甲と防盾による防御で接近し、大型鉄槌ハンマークラヴィアによる打撃で目標を殲滅する。

敵機の撃破までに攻撃にさらされる本機体は突出して装甲の耗が激しく、純正の装甲が間に合わない部分は代替機(轟雷)の装甲が宛がわれている。

レヴァナント・アイ

各地域の防衛機構は月面から送り込まれた無人FA「アント」による攻撃に対し従来兵器に加え「FA」を導入することで敵の侵攻を阻止することに成功したが、巻き返すまでには至らず、戦線は一進一退の攻防を続けていた。そこでこの状況を打破すべく地球防衛機構本部は極秘裏に専門分野からパイロットを選出し、これに新開発のFAを与えた特殊部隊を編成し各戦線にタスクフォースとして導入した。

そのうちの一つ「SCARU」(SPCIAL COMBAT ALLROUND RESCUE UNIT)に与えられたFA。

高い機動力を用いた強行偵察・強襲作戦を主観に置いて開発された偵察機。

装備は通常センサーとして「スカル・アイ」 胴体には味方機を立体的に投影する「3D・ホロ・プロジェクター」 撤退時に使用する「エスケープ・グレネード」 脚部には高速移動用の「ブレード・ローラー」とこれを補う「サブ・センサーアイ」 背部には索敵機能を補い、走行時のバランサーとしても機能する「センサー・ボード」 格闘・破壊工作用のプライヤーと高出力レーザーの連続発射を可能とした射撃武器兼レーザーナイフとして使用できる「レーザー・マルチプライヤー」を装備。

また、随伴機体として広域索敵能力と半径10kmに渡る敵・無人FAに対する電子戦闘能力を持った「ロート・ドーム・ヘッド」を装備した機体が存在する。

ただし、作戦内容・戦闘状況・パイロットによっては他の装備に追加、変更され、レヴァナント・アイは一定の形態を見せることが無いようである。

後に専用開発されたエクステンドアームズを用いて実戦向けの実験機「レヴァナントアイ・リヴェンジャー」が開発され、またこの形態のカラーバリエーションであるレヴァナントアイ・イーギルがロールアウトする。

ラピエール

スティレットをベースに開発された女性型フレームアームズ。

高高度からの安定した狙撃を可能とする為にメインスラスターの変更やサブスラスターの追加等を行った結果、女性的なシルエットとなった。

また、防衛機構に属さない非公式ORGによって近距離での乱射戦に主観を置いたカスタム機、ラピエール・ゼファーが開発され、実戦投入されたが、こちらは月面軍により撃墜されている。

なお、このラピエールのデザインは柳瀬敬之ではなく、モデラーとしても知られるNAOKI。前述のCMに出演したのもこの機体である。

また、本機のみ肩幅の狭い「女性体型」を再現するために、フレームに専用パーツが用いられている。

グライフェン

水中仕様機。

本来は海底作業用の機体であり(一応、宇宙での使用も可能らしい)高い耐圧機能を持つ。更に腕部と脚部に搭載したサブアームにより従来のFAよりも多くの武装を搭載することで砲撃戦に対応するほか、敵FAを握り潰すといった格闘戦を行うことも可能。

全身にミサイルポッド、リボルバーカノン、装甲を増設する事でアーマーグライフェンと呼ばれる戦闘用の機体となる。

デザインは木下ともたけ。

グライフェンSPEC-0G(作例のみ)

グライフェンの宇宙用改装バージョン。

背部ユニットと大腿部に推進器が追加され、無重力空間での運動性能を考慮し脚部アビオニクスが

変更されているのが大きな特徴でありそれに伴い脚部サブアームは廃止されている(ただし機能的には使用可能)。

腕部サブアームが攻撃用ユニットに改装されており、近距離戦にも対応可能。

アークライト(作例のみ)

グライフェンの基礎フレーム「EXF-10(通称エクステンション・フレーム)」を用いて開発された4足歩行型FA。

堅牢なフレーム構造と多重関節により、高い走破性と機体安定性を誇る。

拠点防衛を主目的としての運用が前提となっているため、重火力兵装を施されるケースが多い。

輝鎚・甲

月面軍が投入したフレズヴェルクの登場により窮地に陥った地球防衛機構が、フレズヴェルクに対抗できる新型FAの開発の繋ぎとして導入した防御特化型FA。別名「グスタフ」。

かつて陸戦FA開発時に三二式(轟雷)と競合し、制式化を見送られた「試作二八式」を改良した機体で、機動力を犠牲にした強靭な防御力を誇る。

胴体のフレームを上下逆に配置したことで相撲取りのような風体をしており、腰部の推進器(本来は急速展開用の緊急ブースター)を用いて「跳躍」する事で移動する。

輝鎚・乙

輝鎚・甲の欠点である機動力をカバーするために2つの改修案〈武装強化案〉と〈機動力強化案〉が考えられた。そのうちの〈武装強化案〉にて作られた機体がこれである。

〈武装強化案〉は機動力と引き換えに超高火力の火器で直接叩くというプランであった。 元々積載量に余裕のある輝鎚型は多少大型化した武装でも運用可能であり、改修が短期間で終わるという利点があった。

ただし、後に完成した機動力特化案(輝鎚・丙)が採用され、僅か十数機の生産に留まった。

輝鎚・乙は脚部と胸部にリアクティブアーマーを装備し、頭部に複眼のヘッドユニットを装備している特徴があり、さらに狙撃仕様と白兵戦仕様がある。

狙撃仕様は専用装備である百拾式超長距離砲「叢雲」を装備している。 叢雲は大型高射砲をFA用に改修したものでありサイズと重量ゆえ本機以外の機体が扱うのは困難とされる。

白兵戦仕様は試作三式破城槌というブースターを装備した近接武器を装備し、敵を叩き斬る。

ちなみに本来の仕様は狙撃仕様であるが、パイロットの好みにより改修がされることもあったという。

輝鎚・丙

防御力に特化した機体である輝鎚を攻撃機として改造した機体。別名「グスタフ・ジュール」。

フレームアーキテクトを丸ごと使った特大のブースターユニットを装着し、突撃艇として運用するというなかなか強引なコンセプトが採用されている。

キットとしては、輝鎚・甲に設定通り(というか商品仕様が設定に回収されたというか)、フレームアーキテクトを丸ごと使った拡張パーツキットを取り付けることで再現可能。

バーゼラルド

月面軍の投入したフレズヴェルクに対抗するために人類軍が開発した新型のフレームアームズ。

兼ねてから開発の進んでいた電気推進方式のフォトンブースターを全身に搭載することにより、機体の長時間行動と運動性の向上に成功する。

しかし、元々は宇宙空間に限定した用途で開発されていた新型ブースターであったため、重力下においてもその性能を発揮できるよう、装甲強度を犠牲にして大幅な軽量化が施されている。(なお、そこには前線の士気をあげるという本部の思惑があったためデザイン変更が不可だったことも関係している)

EXU-02 ブラストシールドを2基を装備する事によって、強化型であるゼルフィカールに換装する事が可能。また、新型バズーカの使用を想定した砲撃仕様機などの派生機も後に開発されている。

本シリーズの新たなフラッグシップとなるべくデザインされた機体。

デザインは柳瀬敬之。

バーゼラルド・レヴァスレイター(作例のみ)

SX計画の試作機として開発されたバーゼラルドは、再配備されると部隊編成が難しいという弱点が露呈した。そのため、後に開発される砲撃型の様に用途をそれぞれ限定したバリエーション機が開発される事となった。

そのバリエーションの1つレヴァスレイターは、月面プラントへの強襲を目的に突撃用大型機動ユニットを背部に搭載した電撃侵攻仕様機であり、バーゼラルドの本来持つ機動性を大幅に底上げしたタイプとして生み出された機体である。(YSX-24機の約2倍の機動性) また、機体各部のエクステンドブースターに加え、強力なTCシールドを有するNSG-X機やNSG-Z機との戦闘を想定した大火力武装ブリューナク・ランチャーシステムや、ベリルユニットを内蔵した大型剣レヴァ・ブレイドを装備するなど戦闘面においても向上が図られている。(但し、ブリューナク・ランチャーシステムはTCシールドを消し飛ばすほどの威力と引き換えに、発射時の大きな反動と膨大なエネルギーの消費という欠点があるため出力に余裕のある本機以外のFAが運用することは難しいとされている) そして、それらの膨大な数のユニットや複雑化した操縦系統をサポートするための専用OS「R.E.V.I」が搭載されている。

その反面、整備性や運用効率は大きく低下しており、各種フレームアームズの中でも特にピーキーな機体となってしまっている。

コトブキヤが6月から8月にかけて開催したFAコンテスト「CREATION OF THE WORLD Ⅲ」で最優秀賞を獲得した作品。

ゼルフィカール/NE

「YSX-24〈バーゼラルド〉」の強化型として、全身にブラストシールドを装備した発展機「YSX-24RD〈ゼルフィカール〉」。

本来、防御力に難のあるバーゼラルドの強化プランを昇華したものであったが、月面軍の投入したフレズヴェルクの強化機フレズヴェルク・アーテルへの対抗措置もあって特殊部隊仕様機としてロールアウトされた。

従来のバーゼラルドが持つパワフルな性能を活かし、FA用新型装備のテストベッドとしても運用された。また武装として、大型のクローアームを内蔵した対FA戦闘用の攻性防循システム、防衛機構が試作したベリルユニットの純度試験のため開発された装置を武装転用した装備であり、射撃と斬撃の特性を有する試作型光波射出機も装備され、攻撃力の向上も行われている。

全身のフォトンブースターは内部機関が改良されYSX-24よりも若干出力が向上している。

月面への反攻作戦に投入された際には大幅なオーバーホールを経た仕様変更に加えて機体色も塗り替えられ、「ナイトエッジ」という呼称が与えられていた。

カトラス

「新型汎用FA開発計画〈SXプロジェクト〉」最終生産バージョン。

防衛機構の試作したベリルユニットを用いた武器ベリルダガーを装備しており、それを流用した回転式の防御システムも装備している。

最新バージョンのフォトンブースターやスペック優先のヘッドユニット、新型のライフルなど性能面ではYSX-24〈バーゼラルド〉より優れているが、実際は完成した機体(SX-25、通称O・カトラス)の外観が気にいらなかった上層部が解体済みのYSX-24を再就役させ、SX-25のパーツを部分的に流用した上で生産バージョンとして積極的にアピールしたのがSX-25〈カトラス〉である。

入念な広報活動により次期主力機として認知され、防衛機構が防戦から攻勢に転じる重要な局面において少なからず貢献を果たすことになった。(図らずもYSX-24のポテンシャルが実証された)

O・カトラス

下記のジィダオの原型機。

ジィダオとの外見差は頭部と胸部の形状のみ。上記のカトラスへの改装にあたって、頭部の形状が僅かながら反映されている。

商品化希望アンケートにて多数の声に答える形で2021年2月発売のジィダオ/レイダオの系列機であるベルクフリンカーでパーツ選択式方式によりO・カトラスが組み立てられるようになった。

ジィダオ/レイダオ

本来のカトラス(O・カトラス)を東アジア防衛機構で仕様を一部変更して生産された量産型フレームアームズ。

元のO・カトラスがあれほど見た目を重視していた上層部も認めざるを得ないほど完成度が高かったこともあり、

ジェネレーターセル増設による装甲強度の改善、装甲としての信頼性が上がった上にモジュール化されたスラストアーマーなど量産型としてかなり性能が上がっている。

ジィダオは堅実な性能の量産型という印象な一方、兄弟機となるレイダオの方はジェネレーターセルを活かしてTCシールドごと敵機を吹き飛ばす腕部一体型のレーザー砲を装備しているという尖ったコンセプトをしている。

デザイナーは稲葉コウ。なおバリエーションキットとしては珍しく、2種同時発売となっている。

ウィルバーナイン

バイク型フレームアームズ。

「レヴァナント・アイの攻撃型」をコンセプトに開発された可変機。二輪駆動(バイク)形態への可変機構を持つ、高い機動性を持つ陸戦型FA。当初は「ジャイヴ」の開発コードが与えられていた。

操作性の問題から一度は量産化は見送られたが、月面勢力との戦闘の激化によって戦線に投入された。

腕部マニュピレータの代わりに可動式のフィンガーマチェットを装備しており、形態問わずに展開可能となっている。

各部のシールドは各武器にも換装可能。

ちなみに機体の名称は、本機の開発に参加し、自らも搭乗した悪名高いパイロットジャン・B・ウィルバー少尉が自分の名前に肖って命名したものであり、曰く「9番目の愛機」という意味合いも兼ねているらしい(彼は度々機体を酷使して使い潰すので、高い操縦技術を持ちながら上層部からは良い印象を受けていなかった模様。 しかし彼の戦い方は市民に人気があり広告塔のような役割があったため、簡単に前線から退かせることもできなかった。 そのため彼にこの機体が宛がわれたのは懲罰目的もあったようだ。 もっとも、本人は開発コンセプトが気に入り積極的に開発に参加していたが。)

なお変形機構のためかフレームの露出部分が多く、そのためか本機のみフレームが白で成形されている。

セカンドジャイヴ

RF-12 ウィルバーナインの戦闘データを元に元機体のYRF-12 ジャイヴを改修した機体。

RF-12の装備のフィンガーマチェットの流用元であるブレードガン、ライフル、ソードの二通りの運用が可能なマルチキャノン、そしてシールド兼武器ハンガーとなるスラップハンガーをサイドスカート部分に装備。

RF-12の変形機構も健在。

ちなみにジャン・B・ウィルバー少尉のウィルバーナインも後に本機と同じ形状に改良されるが、カラーリングはオリジナルと同じ黒を基調としている。

ヴァイスハイト

月面軍の運用する小型FAコボルドとその随伴機シュトラウスを合体させて生まれる大型機。(正確には「ヴァイスハイトの構成部品を組み替えて平行生産したのが、コボルトとシュトラウス」となっている。)

ウェアウルフ・スペクターで得られたデータを元に開発されたが、主兵装である背面ビームオーブガン(コボルドの腕部兵装と同一の物)は攻撃効率に劣るためか、以後の月面FAに投入された形跡は見当たらない。

キットではコボルド、シュトラウスに分けて販売されているが、コトブキヤ限定のカラーリング、武装変更型であるヴァイスハイトθも限定販売されている。

デザインはNAOKI

ズィキス(作例のみ)

ヨーロッパ戦線で確認されたヴァイスハイトの亜種機体。

機体構成から、「NSG-25γシュトラウス」をベースにしたものとみられている。

グリンゴ(作例のみ)

月面との戦闘拡大による慢性的なFA不足を解消するため製造された、現地調達型FA。

鹵獲・撃破した敵機の装甲を寄せ集めたもので、使用されたパーツの中で最も原形を留めていた「NSG-12αコボルド」の面影を色濃く残している。

ガルツヴァーク

グリンゴの流れを継承したFA。他に軽装型やヴァイスハイト・カスタムも存在する。

フレズヴェルク

シリーズ初の可変機。

TCSオシレータを全身に搭載し突撃形態(サイドワインダー・モード)による大気圏突入と大気中での高速飛行を可能とする。

高機動戦をコンセプトに開発されており、従来の人類軍機を圧倒する戦闘力を誇る。反面、見た目通りに防御力に難があり、ヴァイスハイトとの連携を前提にしたためか稼働時間は比較的短いなど決戦兵器としての色が強い。

バリエーションとして大型ポールウェポン「ベリルスマッシャー」を装備し、近接戦闘能力を強化したフレズヴェルク=アーテルとヴァイスハイトθのパーツを使った攻撃力特化のフレズヴェルク=ルフスが存在する。

デザインは木下ともたけ。

オルトロス(作例のみ)

月面軍が開発したフレズヴェルクのプロトタイプと思われる機体。

飛行形態時の機首形状から、「双頭の犬」を意味するオルトロスと命名されている。

両肩にガトリングガンを装備している。 フレームは特別仕様のゴールドであり宇宙での熱交換効率を高めてある。そのため、過剰武装にもかかわらず高い機動性を得ている。(ただし、コストもしくは技術的な問題から量産化は見送られた模様)

TCSオシレータを実装していないため地上での飛行は不可となっている。

マガツキ

武者型フレームアームズ。

月面軍の拠点防衛用FA〈NSG-Z0〉の装甲を防御特化型の配置にし、強力なTCシールドを展開することが可能となった機体。

大太刀と小太刀を兵装として携行し、背面に2対背負う。

大太刀の方は担架に可動軸があり肩越しに抜刀、着刀展開機構を備える。

識別コードの由来となった「気高き衛星の護人(Noble Satellite Guard)」を体現する存在として、進攻する防衛機構のFAの前に立ち塞がる。

デザインはToMo。

マガツキ・崩天

防御特化型のFAであるマガツキのバリエーションの1つ。より真紅に近い朱に色が変わっている。

また追加の増加推進器と装甲により重厚感が増えている。

また、左側の大太刀、小太刀を廃して火器を装備し遠距離戦にも対応したフルアーマー

ドゥルガーI(アイン)

騎士型フレームアームズ。

月面軍の拠点防衛用FA〈NSG-Z0〉の装甲を機動力特化型の配置にした機体。

高い機動力を活かしNSG-Z0/Dとの連携作戦を展開する。

ドゥルガーII(ツヴァイ)

機動力特化型のFAであるドゥルガーIのバリエーションの1つ。大型剣とYSX-24RD/NEの装備していた攻性防循システムを参考にした盾を装備し、対艦戦闘型へと強化した機体。

バルチャー

センシティブな作品

人類軍、月面軍の戦闘の最中に突然出現した新型のフレームアームズ。

戦術、装備などに月面軍側の意匠をあしらった仕様であるが、ときに人類軍を守る動きをするなど謎の多い機体である。

登場当初は腕部ナックルガードと脚部ベリルベーンを活かした近接戦闘型で、また鳥を思わせる独特の可変形態を見せるということしか分かっていない。

その正体は、人類軍急進派の開発したベリルユニット搭載試作機の残骸を手に入れたウィルバー元少尉(急進派のせいで防衛機構を抜ける羽目にあっている)がコネを利用し改修した機体。可変機構もその時に追加された。

デザインは倉持キョーリューによる。

バルチャー改

可変型FAであるXFA-CnV バルチャーを防衛機構側で改修した機体。

機体の仕様はほぼそのままに(操縦感覚を狂わされたくないというウィルバー元少尉の意向)、航続距離の短さを改善するため、肩にハードポイントを兼ねた推進ユニットを増設、また武装も試作型のベリルウェポンが追加されるなど、攻撃面における強化も図られている。

機体カラーは茶色と黒であり、ウィルバーナイン同様白いアーキテクトをベースとしている。

ワイバーン

フレズヴェルク=ルフスとの戦闘で中破したバルチャー改を宇宙空間対応仕様に改修した機体。

脚部ベリルベーン+追加ブースターでの推進効率の悪さから来る航続距離の短さを、脚部(変形時の翼部)に搭載された力場偏向推進システム「セイルスラスター」によって克服。推進剤に頼らない高機動性を獲得した。

武装面も一部変更を受け、新たにライフルとグレイブ(槍)に変形するマルチウェポン「フラガラック」を装備している。飛行形態はその名のごとく飛竜を模している。

バルチャー系統の中で、唯一ガンメタのアーキテクトを採用している。

余剰パーツで黒とオレンジのバルチャーを組むことも可能。

レイファルクス

月プラント攻略戦の終局に出現した正体不明のFA。

月陣営の機体を多数撃破する活躍を見せるが、地球での建造記録がないことから、元々月で建造された機体が何らかの経緯を経て防衛機構側で運用されていると推測される。

特徴として、全身にTCユニットを多数搭載、装備しているベリルウェポンも非常に強力である。

また、本機の装備群「アーセナルアームズ」とおぼしき装備をワイバーンが運用したこともある。

…というのは詳細不明時の情報。その実態は…

白虎

フレームアーキテクトの基礎フレーム「TYPE001」の後継機開発である「TYPE002計画」に端を発する機体で、ジィダオを開発した東アジア防衛機構のキョウト研究所が開発した試作機。

「四肢の殆どからフレームアーキテクトを廃しモノコック構造にすることで、生産コスト削減と技術的ブレークスルーを果たす」という目的で建造されており、FAでありながら人体の動きに限りなく近い動作が可能。その気になれば柔軟な動作を利用して近接制圧も理論上可能。

またこの開発経緯からフレームアーキテクトは胴体部分のみの採用に留まっており、シミュレーションの上ではレイファルクスから発するTC干渉波の影響をほぼ受けないと言う結果を出している。

ただ、フレームアームズの世界の文明はアーキテクトに限らずエネルギーをほぼT結晶に依存しているので、干渉波の影響を受けない理由は他にあるはずなのだが、その部分は現在不明。

開発者曰く「結果的にそうなっただけで、狙ってそうした訳ではない」との事。

金剛

月面軍による地上侵攻時に開発されながら様々な面から開発を断念されていた迎撃用FAの残骸から、「G.A.F(ガフ/技術復興連盟)」と敵対する「R.V.L.T(リベルタ)」がサルベージした可変FA。

「下半身そのものが洋上艦船のように変形する」巡航形態を有する水陸両用機で、イージスシステムによる対多数戦闘を得意とする。

フレームアームズの擬人化シリーズ。略称FAG。

イベントにてメカ少女が人気であったことから、島田フミカネの同人イラスト(島田フミカネとFAメインデザイナーの柳瀬敬之は親交がある)が立体化された。

全身可動のプラスチックキットとなる。

2017年にはアニメ化された。

詳しくはリンク先を参照。

2024年5月開催の静岡ホビーショーにて発表されたフレームアームズシリーズの要素と魅力を受け継ぐ新規ロボットプラモデルシリーズ。

フレームアームズシリーズの特徴であった「共通フレームに外装を取り付ける」というのを廃し、頭部・胴体・腕部・脚部に分けてユニット化、パーツ点数を減らす事によって組み立て時の煩わしさの軽減、コトブキヤのプラモシリーズでは比較的お求めやすい価格(後述のレイルヴァースとグランドライザーは税込で3000円代)を実現している。

ロボット単体のみの販売で専用武装は付属せず、ハンドパーツは武器持ち手1種のみだが、M.S.Gなどのコトブキヤオリジナルプラモシリーズとの互換性があるため、他シリーズから武装等のパーツを持って来て装備・カスタマイズが可能である。

シリーズ第1弾「レイルヴァース V.F.A.」は2024年7月下旬、第2弾「翔龍機 グランドライザー」は2024年秋頃にコトブキヤショップ限定で予約開始予定。シリーズ展開開始は2025年頭を予定している。

関連項目

コトブキヤ プラモデル

30ミニッツミッションズ:本作の影響を受けて企画されたオリジナルプラモデルシリーズ。ただしこちらは1/144スケール。FAの生みの親の一人でである柳瀬が参加している。

アドバンスオブゼータ:ガンダムシリーズだがMSの組み換えを意識したシリーズ。

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  • FA:RIS

    FA:RIS Chapter.12

    ※この作品は『FRAME ARMS:RESEMBLE INFINITE STORATOS』のタイトルにてハーメルン様にも投稿しています。
    14,649文字pixiv小説作品
  • FA-The EDGE-

    FRAME ARMS-The EDGE-設定資料

    フレームアームズの創作小説がほんの少ししかなかったので自分がシリーズ物作ろうかなと思い立った始末です。この小説ではオリジナルの世界観や主人公など登場人物のことを書き連ねてあります。
  • FA:RIS

    FA:RIS Chapter.06

    ※この作品は『FRAME ARMS:RESEMBLE INFINITE STORATOS』のタイトルにてハーメルン様にも投稿しています。
    15,246文字pixiv小説作品
  • Cryptic doors

    戦中、バードハント作戦前のウィルバーとリロイの話。 キット系列ではイーギル直前になります。 例によって数編のバトルストーリーしか公式情報がないため、 キャラクター背景にオリジナル設定が乱舞しておりますこと、ご了承ください。 今回リロイたちが過ごす環境を描くべく、オリジナルパイロットを何人か出していますが、 エイラムが所属する制空部隊とはまた違った雰囲気と関係性を書き分けられるといいなと思っています。 隙間産業こそ二次創作の華よ……この設定で何本か続ける予定です。
    25,379文字pixiv小説作品
  • FA:RIS

    FA:RIS Chapter.13

    ※この作品は『FRAME ARMS:RESEMBLE INFINITE STORATOS』のタイトルにてハーメルン様にも投稿しています。
    19,410文字pixiv小説作品
  • FA-The EDGE-

    FRAME ARMS-The EDGE-第一話 YSX-24a

    注意 この作品では通常のフレームアームズとは異なり月面軍の機体(フレズヴェルクなど)に有人機が混ざったりします。詳しい設定は設定資料を参照下さい。
  • 【DTA/FA/PSO2】いつも共にあるならばそれは「普通」

    【DTA/FA/PSO2】8話 奪うものと奪われたもの

    デスクトップアーミー+フレームアームズ+PSO2のクロスオーバーの続き。内容的に10月に始まるPSO2アニメのネタバレ(ゲームのストーリー内容)を含んでいます。 カスラの語るアークスの歴史。その誕生から最初のダークファルスとの決戦、そしてその結果。どんどん重苦しくなる内容に、それを知るはずのフェンもレイも表情は暗く。 シリーズ特有の設定や捏造については1ページ目の注意書き参照。もう一つのPSO2シリーズについてのリンク等もそちらを参照。 こういうお遊び苦手な方はスルー推奨です。 PSO2ストーリー及び公式設定のネタバレを含んでいます。ご自身で知りたい方は読まない方がいいかと思われます。 また、カスラ×フェン(男安藤)要素がナチュラルに入っていますので、男同士CPが苦手な方には大変申し訳なく。 前回からまたもやかなりの間が空いてしまったのは、「フェン達のオラクルの話」としてまとめ直すのに時間がかかるといいますか、むしろがーーっと一気に書かないと書けなかったといいますか。 また、基礎にしているのは確かに設定資料集等で見る事が出来るものやストーリーで知った事ですが、あくまでもこの話はフェン達の話です。別なオラクル、即ち「別な守護輝士のオラクル」では色々と違うでしょう。それはアニメも同じです。 ストーリー上プレイヤーキャラは「1人」しかおらず、こういう話を書く時には某刀の「とある本丸」のように「この守護輝士のオラクル」にしかならなくて当たり前だと思っています。 まだこのシリーズでは語られていない「主人公がアークスになってから」の話であるPSO2アニメの放映は10月7日から(宣伝ではないです(笑))。その前にEP3まで書いてしまわないと……と焦りながらもなかなか手が付けられず。 ようやく書けましたが、この続きは……。が、がんばります。 なお、この時間軸はEP5直前までの時間であり、つまりまだオメガは現れていません。なので、カスラのルーサー評は辛辣です。 表紙は自分で撮った写真です。このシリーズの主役、D-phone【モノクロム】のミレイ。1ページ目にも書いていますが、D-phoneは元々現実のプラモデルであり、これが「本人」です。 今後はこうやって登場人物であるD-phoneやフレームアームズ達を表紙にしようと思います。だってその方が分かりやすいから。
    15,035文字pixiv小説作品
  • 【DTA/FA/PSO2】いつも共にあるならばそれは「普通」

    【DTA/FA/PSO2】9話 そうして「最初の一歩」は踏み出される

    デスクトップアーミー+フレームアームズ+PSO2のクロスオーバーの続き。 フェンがアークスになる前の出来事を語り続けるカスラ。彼らアークスの中心であるマザーシップとD・Aシステム──彼の言葉は、ミレイ達D-phoneが「観測者」である意味の可能性を彼女達に提示した。 シリーズ特有の設定や捏造については1ページ目の注意書き参照。もう一つのPSO2シリーズについてのリンク等もそちらを参照に。 こういうお遊び苦手な方はスルー推奨です。 PSO2ゲームストーリー及び公式設定のネタバレを含んでいます。 また、カスラ×フェン(男安藤)要素がナチュラルに入っていますので、男同士CPが苦手な方には大変申し訳なく。 前回の日付を見て、自分で「うわああああ」となりました(汗)。よ、ようやく続きを書けましたが、結局まだフェンがアークスになる前までしか話せていませんね。キリが良かったので今回はここまでで。 D・Aシステムが望む「観測者」。書いていく中で、自然にカスラが指摘していました。こういう奴ですよこの人は……(私の書くカスラ、という注釈はつきますが)。この「結論」をどう捉えるかはそれぞれですので、あくまでもミレイ達には納得のいくものだったという事で。ですが、割と色々なところで2つの世界は似通っていると思うのです。そして実際、アプリのダウンロードの応用としてレイがPSO2二次創作の方で、後にとんでもない事を色々やってのけていたり。 アニメ版PSO2エピソードオラクルが「ストーリー再編成」と銘打たれてはいたものの、個人的には実質「公式二次創作」といっていい内容だったので、私にとってあの話は「アッシュのいるオラクルの話」としてゲーム本編とは別なものという認識でいます。 というわけで、こちらで語られるのは「フェンがいるオラクルの話」です。なので、実際にプレイキャラとして動かして知った内容に基づいた肉付けになっています。それでもあくまでもこれはフェン=守護輝士の話ですので、当たり前のように別な守護輝士のいるオラクルの話とは色々異なります。某刀剣ゲームと同じ考えですね。審神者の数だけ本丸がある。 ……と、この話の場合は基本的にデスクトップアーミー方面の方向けに解説を入れているわけですが、PSO2からの方いらっしゃいますかー?(笑) フレームアームズからの方にはある意味ひたすらごめんなさいとしか。 まだまだPSO2のターンが続きますが、ここを乗り越えれば最初の頃のようなフェン達とミレイ達の「終わる事が約束されている交流の日々」に戻りますので、のんびりお待ちいただければ幸いです。 いつか終わるその日──アークス達がオラクルに帰るその日まで。 表紙は自分で撮った写真です。D-phone【モノクロム】のミレイと、〈ヤクトファルクス〉のフェン。並ぶとこんな感じになります。実は、表紙用に改めて写真を撮る気力がなくて以前撮った写真を使っています。本来ならばフェンの背中には翼型のパーツがあるのですが、この時は外していました。
  • Tactical Affair フレームアームズ二次創作

    Tactical Affair 試験投稿1 礼拝脱出

    株式会社コトブキヤが展開するオリジナルロボットプラモデルシリーズ「フレームアームズ」の世界観を歪曲して借りた創作BLのような何かです。 世界観の説明とか色々ぶっ飛ばしてとりあえず書きたい話を書いたので意味が分からないと思いますがその辺は追い追いフォローするので許してください。 スペンサー・〈グールド〉・グレンヴィル=キャンヴェンディッシュ少尉 バーナード・ウェルズリー曹長 以上のオリキャラふたりが不愉快な礼拝を抜け出すだけの話です。 【追記】https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9488440 前の話を書きました。
  • Tactical Affair フレームアームズ二次創作

    Tactical affair 試験投稿2 バディ結成

    https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9444721 より前の話になります。 フレームアームズパイロットのスペンサー・グールド少尉とレーダー技師のバーナード・ウェルズリー曹長が出会います。 半分オリジナルの世界観でメカ物SFをやりつつBLを書こうという無茶をやる都合上、説明が長い上にBL要素がまるでなくなってますが、いずれふたりがくっつくために必要な一手なので、BLタグで来られた方は「あーこいつらいずれくっつくんだなー」程度の大らかな気持ちと認識で読んでいただければと思います。
  • 【DTA/FA/PSO2】いつも共にあるならばそれは「普通」

    【DTA/FA/PSO2】4話 手放したものと掴んだものと

    デスクトップアーミー+フレームアームズ+PSO2のクロスオーバーの続き。 【クロム】のミレイは【轟雷】のルチアが探していた友人を見つける。再会した2人によって明かされたルチアの事。そして再び遭遇したダーカーからミレイ達を庇った。その場に現れたのフェンは、もう1人の自分である彼と「再び」向き合う事になる。 シリーズ特有の設定や捏造については1ページ目の注意書き参照。 こういうお遊び苦手な方はスルー推奨です。 今回、2つの事柄についての重大なネタバレを含んでいます。ご自身で知りたい方は読まない方がいいかと思われます。  ・フレームアームズの公式設定(〈レイファルクス〉登場からの月との戦争終結及び戦後について)について  ・小説版デスクトップアーミー「ラプンツェルの魔塔」の内容 ひたすらてんこ盛りな話になりました。 D-phoneのボディとヘッドについては私の捏造設定になります。公式小説ではCPUが胸に格納されているように書かれていますので、メモリーは頭にあってもいいのではと。かなり力任せな設定になりましたが、「機械」である以上は「心臓」が止まっても「脳」が生きていれば「個人」は保たれるのではとかとか。 フレームアームズについては、との関係、前者の存在と性能が唯一無二なのは公式です。そしてT結晶の性質については月との戦争終了後に判明したものであり、私はの説明書で確認しました。 PSO2の方は、今回はフェンと【仮面】とのやり取りだけで説明させていますが、詳しい事については次回もう少しきちんと説明できるかと。本編の時間軸ではEP5直前くらいでしょうか。あと、こんなわけあるか案件な【深遠なる闇】から解放されて【仮面】ですらないこの状況は「人類が消失した世界」などというところに来たがゆえの「奇跡」です。とにかく一度彼ときちんと共同戦線やってみたかった。あとマトイは【仮面】が幸せにしないと許さない(あくまで私個人として)。 フェンの「声」ですが、正式に「追加ボイス60」に固定しました。【仮面】(NPCなので公式で声優固定です)ほど渋くはないと思う、のですが……(笑) いい声なのは確かだと思います。はい。 説明が長くなりましたが、楽しんでいただければ幸いです。 表紙は てるちゃんさん(https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=68243500)よりお借りいたしました。ありがとうございました。 【18/6/14追記】今更ながらフレームアームズ及び小説版デスクトップアーミーに関するネタバレ注意喚起の文をここに足しました。 【18/10/13追記】結局こうなってしまったのでこちらでも明記。この先、6話以降にてPSO2シリーズの前提、即ちカスラ×男安藤が思い切り絡みます。その後はこの2人の関係はオープン状態で話が進みますので腐向けが駄目、あるいはこのCPが苦手な方はお逃げください……。
    21,865文字pixiv小説作品
  • Talisman -Eraser 番外編-

    Eraserを書いてる間に書き上げてたトルースと制空部隊の休暇話。 エピローグ後のお話です。 エイラムとトルースの共闘を書く上で、 定めたトルースのキャラクター特性を実際の話の中で揉むためと、 シャーロック・ホームズ形式をやってみたく書いたもの。 よってロボ要素皆無ですので注意ください。 2023/08/14  ジャンルカテゴリ圧迫を避けるため、Eraserを連載分を一本にまとめ他関係で、時系列を合わせるため再投稿しました。 それに伴い、いいねやブックマークが消失しております… 当時いいねやコメントくださった皆様、改めましてありがとうございました。 ----------------------- タリスマン: 魔除けとして持ち主を守護し、併せて癒しの力を与える護符
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  • Eraser 前編

    制空部隊のロイ・エイラムとハンス・ヘンゼン、そして周囲の町の人々との交流をテーマにした話、第二弾の前編です。 公式ネームドが登場しますが、オリキャラ、オリジナル設定多数につきご注意ください。 設定としてはContrail→Anchorを引き継ぐ形になります。 ※前作を読まなくても判るように記載しています。 2020/5/25連載開始~2022/7/16連載終了 2023/08/13 ジャンルカテゴリ圧迫を避けるため連載分を一本にまとめました。 それに伴い、いいねやブックマークが消失しております… 当時いいねやコメントくださった皆様、改めましてありがとうございました。 2023/08/21 章単位で最終校正開始 登場人物(1) https://www.pixiv.net/artworks/78849752 登場人物(2) https://www.pixiv.net/artworks/79217601 雑な地図 https://www.pixiv.net/artworks/79132435 アラスカ周遊Google Map https://www.google.com/maps/d/edit?mid=18c5dMyDo8riljsaGNlWoNWVyOXf_hWy3&usp=sharin 【連載履歴】 2020/05/25 プロローグ 2020/05/25 (1) 軍人、お断り 2020/06/01 (2) とある休日 2020/06/08 (3) 緊急出動 2020/06/11 (4) テイクオフ 2020/06/12 (5) 山岳救助 2020/06/14 (6) 潜む者 2020/06/16 (7) ブーランジェ 2020/06/19 (8) 背後霊 2020/06/21 (9) トルース・ロックヘッド 2020/06/25 (10) 乱気流 2020/06/27 (11) 緊急着陸 2020/08/08 (12) オーウェン 2020/08/12 (13) メッセンジャー 2020/08/16 (14) アンカー 2020/08/20 (15) 旅人の死 2020/08/29 (16) 手札と弾丸 2020/09/01 (17) 急進派 2020/09/04 (18) タイムライン 2020/09/06 (19) 壁の写真 2020/09/21 (20) 図書館にて 2020/09/22 (21) パイロットの条件 2021/01/03 (22) 訪問 2021/01/04 (23) チェスの駒 2021/01/15 (24) 空の構造
    158,931文字pixiv小説作品
  • Tactical Affair フレームアームズ二次創作

    Tactical Affair グールド実家に帰る(4)

    長らく温めていたものを観念して放出します。 温めている間に設定だけがぶくぶくと増えていって収拾が付かなくなっています。果たして、私が生きているうちにグールドとウェルズリーはちゃんとくっつくのでしょうか?
  • FA:RIS

    FA:RIS Chapter.01

    ※この作品は『FRAME ARMS:RESEMBLE INFINITE STORATOS』のタイトルにてハーメルン様にも投稿しています。
    10,669文字pixiv小説作品
  • 還流 - Gyre -

    お盆併せのウィルバーとリロイのお話、ちょっとだけホラー風味。 時系列的には戦後、ヤクトファルクスのバトルストーリー後あたりです。 去年から書き始めていたやつをようやく仕上げました。 いつもと同じく、数編のバトルストーリーしか公式情報がないため、 キャラクター背景にオリジナル設定が乱舞しておりますこと、ご了承ください。 併せて描いたイメージイラストはこちらに。→https://www.pixiv.net/artworks/110902327 そして。AC6発売おめでとうございます。 ※環流(ジャイル) = 大気や海流が地球全体にわたるように循環すること。その流れ。
    25,182文字pixiv小説作品
  • 【DTA/FA/PSO2】いつも共にあるならばそれは「普通」

    【DTA/FA/PSO2】2話 こしあんと粒あんとそれから思い出

    デスクトップアーミー+フレームアームズ+PSO2のクロスオーバー。前回からの続き。 フレームアームズの姿の来訪者を家に連れ帰ったD-phone【クロム】のミレイ。同居している【轟雷】も彼になじんだ頃、何気ない会話の中で突然轟雷が異常をきたす。彼女の中の壊れたメモリーから目覚めたものは。 シリーズ特有の設定や捏造については1ページ目の注意書き参照。 こういうお遊び苦手な方はスルー推奨。 というわけで、続きました。 最初は正月ネタという事で書いていたのですが、正月そのものを祝う話ではなくなりました。まあ、もう1月も後半ですしね……。 今回はDTA設定だけではなく、PSO2設定の方にも触れています。プレイしていて実際見た部分や今調べられる範囲で色々と盛り込んではみましたが……二次創作ですから、公式との多少の誤差はご勘弁を。 表紙は このはなさん(https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=66640208)よりお借りいたしました。ありがとうございました。 【18/10/13追記】結局こうなってしまったのでこちらでも明記。この先、6話以降にてPSO2シリーズの前提、即ちカスラ×男安藤が思い切り絡みます。その後はこの2人の関係はオープン状態で話が進みますので腐向けが駄目、あるいはこのCPが苦手な方はお逃げください……。
    16,238文字pixiv小説作品
  • フレームアームズIFストーリーズ

    Battle Graffiti [バーゼラルド=アーテル編]

     ―YSX-24/X2 BASERARD=ATER― if―――もし、ベイルゲイト防衛戦で今朝霧スミカが防衛機構に回収され、生存してバーゼラルドに乗っていたら――― そんな設定で書いたフレームアームズのIFショートストーリーです 一応キット付属のSSを意識して書いてみました・・・
  • 俺ームアームズ

    [書きかけ]俺ームアームズ:報復の刃――フラガラッハ(仮称)

    まだ書きかけてるものの先行公開って感じで一つ。こんなこともやってるよアピールですな! ただ、一部公式設定がどうなってるかわからないので独自解釈入れてるところあります。もしご存じの方は、地球側のフレームアーキテクトがどっから調達されてるのか教えていただくと幸いです
  • 【DTA/FA/PSO2】いつも共にあるならばそれは「普通」

    【DTA/FA/PSO2】[ちょっと未来の話] 純白と紺碧の翼

    デスクトップアーミー+フレームアームズ+PSO2のクロスオーバーの続き。ですが、時間軸は現在よりも少し後。アークスについての説明も終わり、フェンとレイが本格的に共闘を始めてからの話。ある意味閑話的なもの。 D-phone【ドレッド】パラディンのブルーは、ある日謎の生物に襲われる。そこを助けてくれたのは純白の翼のロボットと紺碧の翼のロボットだった。何も言わずに飛び去った彼らを探してブルーは今日も空を飛ぶ。彼らと同じ翼をアプリとしてその背に背負って。 シリーズ特有の設定や捏造については1ページ目の注意書き参照。もう一つのPSO2シリーズについてのリンク等もそっち参照。 こういうお遊び苦手な方はスルー推奨です。 今回の主人公ブルーは、デスクトップアーミー第2回カスタム&イラストコンテストに応募したカスタムDTAです。見ての通り(1ページ目のリンク参照)ヤクトファルクスの翼を着けています。 第2回カスタムコンテスト開催の話を見た時に、フェンの翼をつけたD-phoneを作ってみたいと思いました。最初の案としてはミレイにつけようかと思ったのですが、コンテストに出すならば1からカスタムしたいと思ったのです。この翼はそのまま我が家のヤクトファルクスから分捕りました(笑) なので現在フェンはマルチプルシフターがありません……。 最初からこのシリーズありきの設定でしたが、無事一次審査を通ってほっとしています。 また、ブルーの話を書く事にTwitterで反応をくださった方々、ありがとうございます。ブルーに興味を持っていただいて嬉しいです。 ブルーのキャラは最後まであまり固まらず困りましたが、最後の推敲の時点で一番自然に書けた台詞に全体を合わせる事でちょっと天然のんびりっぽい子になりました。さすがに3人というバランスの中に新たに1人入れるのは特徴に困るところでしたが、確認の際に確認したりするところは彼女の特徴になると思います。……ど、どうだろう……。 表紙は菱さん(https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=70961030)よりお借りいたしました。ありがとうございました。
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