概要
2016年7月にイベントで発表された、同社が展開するフレームアームズ・ガール(FA:G)シリーズに続く美少女プラモデルシリーズ。
FA:Gが装甲を全て取り外した「素体」状態を1キットでは再現出来ない(一部を除く)のに対し、こちらはパーツの差し替えにより装甲装備状態と素体状態の双方を再現する事が可能となっている。素体には浅井真紀がかねてより企画していた新設計の可動素体規格「マシニーカ」を使用しており、より自然でダイナミックなポージングが可能。また一部はフレームアームズ・ガールと共通の規格である3mm径のジョイントを使用しており、ハンドパーツも基本的にマテリア以降と同じ物を使用しているので、互いの装備を流用する事が可能となっている(武装用が轟雷とスティレットと同じハンドを採用していものもあり)。
FA:G用の頭部用ジョイントも付属し、素体にFA:Gヘッドを取り付けることが可能。武装神姫のヘッドにも対応し、神姫側のボールジョイントを取り外すことで素体に取り付けることができる。
構造自体神姫と似通っており、ジョイントの配置箇所もほぼ同じである。神姫の武装手足を装着することも可能だが、メガミデバイスは手足の軸径は4mmと異なるため素体に直接神姫のパーツを取り付けることはできないため軸変換アダプターを別途購入する必要がある。(FA:Gも軸径と凹凸が異なるので同様に軸変換アダプタが必要となる)
全長は14cm程で、FA:Gよりも1cm程小柄(神姫素体とほぼ同じ大きさ)。
略称は「メガミ」や「メガデバ」が一般的だが、「メガ」ミ「デ」バイ「ス」ということもあり、有名ヘビメタバンドとかけてメガデスの通称で呼ばれることがある。……とか言ってたら、同バンドのギタリスト、キコ・ルーレイロ氏がインスタで、SOLホーネットにミニチュアギターを持たせた写真を投稿。見つかってしまったようだ。
スケール
概ね1/12~1/10スケールに近い大きさではあるが公式にはノンスケールを標榜している。厳密にはスケールフィギュア製品の2/1スケール朱羅も発売されている。
実寸は全高140mm程度となるため他社の1/12ドール用の衣服を着用させることも可能。界隈では入手性からアゾン社のピコニーモやアサルトリリィ、リルフェアリーなどの1/12ドール用衣類を多用する傾向がある。また、この方向性を押し進めたのか後に『創彩少女庭園』の新カテゴリー製品が発足した。
設定
西暦2046年、「機械少女」に「模型の武装」を施し戦わせるバトルプラホビーが始まる。
使用機体はプレーヤー自ら組み立て、完成させなければならない。
Mechanical Girls × Armament of Miniature
頭文字を取って、機体は「MEGAMI(メガミ)」と呼ばれる。
全高14cm。AIで稼働する。(公式サイトより)
メガミの性能は、素組みの素体状態で「地上機動:20Pt」+「稼働時間:50Pt」、他すべて0ptの合計70Ptで評価され、これに各メガミ固有の武装や各種拡張武装を加えることや、塗装等でクオリティを上げることで各ステータスが増大し、最大100Ptまで上昇する。
その合計値(理論上最大1000Pt)によって参加できるバトルクラスや機体投入数が決められる。
特に人気であるチームバトルにおいては、高性能であればあるほど投入できる機体数が減ることにもなるため、低性能もまた強みとなるようである。
またルール上、バトルフィールドに入りきれないサイズは禁止されている他、ステータスの一つである「重量」が機動力や稼働時間に悪影響を与えるバッドステータスであるため、武装を盛りに盛った大艦巨砲主義も単純に強いとは言えないようである。
ちなみにこのバトルポイントをグラフとして表示するプログラムが公式サイト上で公開されており、SNSの公開等も許可されているため、自分のメガミのステータスを設定して画像化するのもいいだろう。
商品ラインナップ
それぞれナンバリングがされており、『第~弾』と言った表示がなされている。リペイント版やリデコは『第1-A』 のように語尾にアルファベットが付く。コラボ商品もあり、その場合は『第A1弾』のようにコラボ先の英頭文字が付き、リデコ(カラバリ)ではさらに語尾にアルファベットが付くようになっている。
第1弾「WISMソルジャー・アサルト/スカウト」/第2弾「WISMソルジャー・スナイプ/グラップル」
2016年12月と2017年1月発売。デザインは島田フミカネによる。
コトブキヤショップ限定で、彩色を変更した髪パーツが別途付属する(これ以降も恒例の特典となった)。
第1弾はFA:Gよりも生産数を増やしたものの、あまりの人気と注目度から各地で予約が殺到し、コトブキヤオンラインショップでは注文を受け付けてから僅か2日で予約を締め切ってしまった。
なお「WISM」とは、woman’s imperial space marines(帝国婦人宇宙海兵隊)の略称で、島田氏が設定した「宇宙を舞台とした2046年のSF映画、アニメ、コミックのメディアミックスコンテンツの名称」である。
1つのパッケージに2種類の顔パーツ、及び武装時用・非武装時用ボディパーツが付属するコンバーチブルキットであるが、ボディのパーツが1人分しか無いので、両方作りたい場合は2個購入するか、部品請求の必要がある。この仕様が不評だったのか、3弾以降は1キャラクターで素体が一つ付く仕様となった。
初版発売から幾度か再販しているが、最初期の製品であるためかロットによって仕様が変更されている(POM製のランナーが追加されるなど)。プレーンで癖のない造形なのかコンパチな点を除けば優秀なアイテムなのも再販され続ける理由と言えなくない。
リアルTYPE
外装をダークグレーに変更したコトブキヤショップ限定版。
イベントで先行販売され、一般販売は2017年6月に行われた。
第3弾「SOLホーネット」/第4弾「SOLロードランナー」
ホーネットは2017年6月、ロードランナーは2017年7月発売。デザインはキャラクター部分を黒星紅白、メカニック部分を柳瀬敬之が担当(奇しくもこれは武装神姫・幻のバイク型、エストリル&ジルリバーズのコンビである)。
ホーネットは飛行ユニット、ロードランナーは車輪式の地上走行ユニットを装備し、2体のパーツは組み合わせて1つのユニットを形成し「フルアーマーモード」にすることができる。
第1弾と2弾は2キャラクターのコンパチ仕様だったが、第3弾・4弾は1種類となった分、武装パーツが大幅に増えている(ただしボリュームは神姫でいう『ライトアーマー』程度)。武装の組み換えや追加で拡張を行えるのも神姫譲りの仕様といえる。
武装関連やキャラ設定が好評なのか、これらも幾度か再販されている。
某有名ファミコンソフトは関係が無い。
ロービジビリティ
外装をグレー系の低視認性カラーに変更したコトブキヤショップ限定版。
イベントで先行販売され、コトブキヤショップでは2017年12月に発売された。
第5弾「朱羅(あすら)/忍者」/第6弾「朱羅/弓兵」
忍者は2017年12月、弓兵は2018年1月発売。
デザインをNidy-2D-が務める、和風モチーフを取り入れたキャラクター。Nidy-2D-氏は武装神姫に関わっていない、初のデザイナーとなる。
2体の部品を組み合わせることで「朱羅/侍」になるという3・4弾と同様のギミックが採用されている。
第3弾・4弾より武装パーツが細分化されているため、武装の組み合わせ自由度が増しており、ボリュームも増している。
そのためなのかどうかはわからないが、両方ともにかなりの売れ行きとなり、発売から数日で売り切れるという現象が起きたため、急遽再販が決まったほどである。それ以降も幾度か再販しているため、朱羅シリーズの展開のみならず以降のメガミの方向性を決定付けたといえる。
影衣
2017年夏ワンダーフェスティバルにて発表された限定版。
黒を主体にしたカラーバリエーションとなっている。忍者には日本刀が、弓兵にはオリジナルのスタンドが付属。
生産数がそれ程多く無かったようで、コトブキヤオンラインショップでは平日の午後1時からの予約受付だったにもかかわらず、第1次・2次共にあっという間に予約受付を終了する騒ぎになってしまった。そのため受注生産という形で第3次生産分の受付が行われた。
そして2020年12月にまさかの再販。ここまで根強い人気のカラバリは影衣だけだろう。
蒼衣
朱羅のカラーバリエーション。
忍者は2018年8月発売。弓兵は2018年9月発売。限定でなく店頭販売。
夏に似合うような爽やかな水色のカラーリングになったのみならず、新規金型の髪と肌色の素手素足が付く。武器の刀身パーツもクリアピンクとなったため、他の朱羅バリエより塗装箇所が少なくなっている。デカールは大幅に増えているが。
何気にリトルアーモリーの水鉄砲の宣伝までしてるのが微笑ましい(その影響で本家M.S.G.でもウォーターガンが発売)。
パッケージは限定版である影衣と異なり書下ろしでとんでもないポーズでのイラストとなっている。いいのか。
他の朱羅シリーズ同様、再販がなされている
弓兵 桜鬼
朱羅弓兵の一部仕様替えメガミ。
2019年3月発売人気コンテンツを1タイトルに絞って特集する“毎号必ずフィギュアが付属する"ホビー専門誌フィギュアJAPAN「メガミデバイス編」に付属した。カラーリングが一新された他、一角状のレーダーアンテナことヘアバンド、ポニテ接続軸に通して装着するリボン、ブレストパーツ大型化(原型は安心と信頼のmuscuto兄貴)が新たに追加された。
「朱羅/忍者 枢(かなめ)」/「朱羅/弓兵 絆(きずな)」
2022年末の生放送で「6年後をイメージした朱羅」として突然壇上に上げられた、皇巫素体ベースのモデル。2023年末の放送で上記の名称と商品化が発表され、翌年の7月(枢)と8月(絆)の発売に決定した。
全体的に忍者 枢は3本のクナイ、弓兵 絆はそれに咥え手甲に装着できる小型のボウガンと、元の仕様より軽装化している。
一方で付属のクナイを咥えたように装着できる忍者 枢のマスク、同様にかんざしのようにクナイを装着できる弓兵 絆のリボンパーツなどワンギミックが存在する。
また、表情パーツがより個性的なものになっており、特に弓兵 絆に付属するものはデフォルトがドヤ顔、もう一つがヤンデレじみた目つきの2種に加え、コミカルな目を閉じたションボリ顔のデカールが付属となっている(タンポなしの表情パーツに貼る仕様)。
それぞれ別売りである従来の装備も装備可能で、アップデートした朱羅としても楽しむこともできる。
第7/8弾「Chaos & Pretty マジカルガール」/「Chaos & Pretty ウィッチ」
マジカルガールは2018年6月、ウィッチは7月に発売。
デザインは凪良が務める。なお凪良も島田・黒星・柳瀬と同じく武装神姫デザイナーである(参考展示のみで発売はされなかった)。
魔法をテーマとしており、これまでのメガミとは一風異なる魔法使いのような服装となっている。
今までに無い試みとして、クリアパーツで構成されたエフェクトパーツが付属、組み合わせで超弩級魔法などが再現できる。武器もかなり細かくパーツ分けされており、組み合わせで様々な武器を作ることが可能。デカールも付属するが、これとは別に配色再現用のシールが付属するため塗装する箇所が極端に少なく(シール箇所以外は塗装箇所がほとんどない)、それ以降のカオプリシリーズの仕様に継承されている。
見た目だけでなく、武装や表情まで個性的と従来のメガミと一線を画する強烈なラインナップとなっている。今回は第3・4弾、5・6弾のように2種を組み合わせて別の形態になるギミックは無いが、組み合わせにより様々な武器を作ることが可能なのは変わらない。しかしこの仕様は評価が高くなかったのか、若干レアキットと化している(現時点では一度も再販されていない)。そしてリデコ先では組み換えを強化した仕様として方向転換することとなった。
DARKNESS
マジカルガール、ウィッチのカラーバリエーション。
2018年12月発売。
2体ともハロウィンを思わせる黒と濃紫を基調にしたカラーリングである。追加武装などは特に無いが、カラーリングの統一により組み合わせの違和感がほとんどなくなっている。デカール、シール共に専用のものとなっている。
第A1弾「吾妻楓(あがつま・かえで)」
2017年夏ワンダーフェスティバルにて発表。2018年10月発売。
スマートフォンゲーム「アリス・ギア・アイギス」とのコラボレーションモデル。エフェクトパーツが2種付属し、劇中同様のシーンの再現が可能。エフェクトはほかのメガミなどにも流用できる。半面、カラー再現デカールは付属するものの塗装箇所はほかのメガミより多い。
デザインは島田フミカネが務める。
ゲームに使用できるライセンスコードが印刷されたカードが付属、アリスギア関連(コラボのラプター含む)のキットにはすべて付属している。
下記の通り、メガミ素体流用と言うこともあり、ver.2仕様の発売を期待したいところである。
第A1.1弾「吾妻楓(皆伝)」
2020年4月発売予定だったが5月に延期。
素体が専用のものとなり、配色も黒メインに変更。表情パーツも一新。
色分けも若干細かくなり新規武装も付属。表情も原作イラストに近い雰囲気となった。
初弾ではメガミ素体を流用している関係上、素体のバランスが悪かったが、『皆伝』では完全新規となり、劇中のプロポーションに近くなっている。
2023年11月に再販されるが、若干仕様が変更される。
第9弾「SOLラプター」
2017年12月23日にシルエットが公開され、2018年冬ワンダーフェスティバルにて原型が公開された三体目のSOL。
2018年11月発売。2023年9月に再販される。
ホーネットとロードランナーのSOLパーツに専用の追加パーツを組み合わせたもので、単体でフルアーマー化したかのような出で立ちとなっている。各部のパーツを組み合わせることでミミズクメカを作ることができる。パーツ自体も拡張性の高いものとなっているため、単体でも自由度が高い。
下記の関連タグの通り、「アリス・ギア・アイギス」にて、発売記念コラボイベントを開催。
第9.1弾「SOLストライクラプター」
2019年4月発売。2024年6月に再販。
「アリス・ギア・アイギス」に実際に登場した機体をプラモ化、黒と赤を基調としたカラーリングとなっている。これはSOLラプターの2Pキャラを意識してのこと。パーツ配置変更と流用パーツで構成し、別キャラとして見立てている。ラプター自体の自由度の高さがうかがえる仕様である。
実質カラバリといえるため基本的な仕様はSOLラプターに準ずるが、追加武装としてホーネットのビームサーベルが付属する。ホーネットのランナーが丸ごと同梱されているためカラー違いのホーネットを作ることが可能。半面、追加パーツが一切ないためこれと言った特徴のパーツがない(2Pキャラであるので当然といえるが・・・)。
髪型自体はホーネットと同様のはずだが、なぜか誰かさんと面影が被る。
第B1弾「エーデルワイス」
武装神姫のプラモ化第1弾。2019年1月発売。
本体のボリュームはライトタイプ(SOL系とほぼ同じ構成)だが、手持ち武器のバリエーションが多い。素体用の手足も付属(WISM同様の素体仕様だが、素体自体は完全新規)。多くが余剰扱いとなる拡張ジョイントも付属しているので、単体のプレイバリューが他もメガミより高いのも特徴。
神姫のプラモは最初期ラインアップの2体(アーンヴァルとストラーフ)の発売を目指していたが、発売延期を重ねた結果、神姫プラモ化第1弾はメガミデバイスのラインナップとしての発売となった。ただしエーデルワイス以降の新型に関しては最初からメガミラインで発売する予定だった、とのこと。現にジョイントの径は神姫ジョイントの径(3.3ミリ)ではなく従来と同じ仕様(3ミリ)となっている。
アーケード版ゲーム稼働が延期された(2020年に稼働開始)ため、結果的に先行してのリリースとなってしまった。それにもかかわらず再販されなかったため、入手したくてもできなかったファンもいた。初期神姫のリニューアル版が発売した時点でも再販されなかったため、現在ではレアキットと化してしまっている。
第B1.1弾「猟兵型エーデルワイスリペイントバージョン」
コトブキヤショップ限定。2024年9月発売。
上記のエーデルワイスのリカラー。とはいえ、単なるリカラーではなく通常と比べて表情が異なっている。
肌の色が褐色(玉藻ノ前より濃い目のブラウン系)となり、配色も暗色系に変更、フレーム色が特殊成型を施したメタリック仕様となった。王冠部分は塗装を施している。説明書はノーマルのエーデルワイスのものにリペイントの塗装ガイドなどが印されているものが入る。しかしパッケージになぜか「背部フレームの組み方が間違っています」と指摘文が入っており、そのまま間違ったままの完成写真を掲載しているのはブキヤらしいといえるのかもしれない。
リカラー版であるうえに限定品であるものの、ノーマル版の再販が望めない中での発売は、神姫ファンに朗報だったといえる。
第10/11弾「Bullet Knights ランチャー/ランサー」
ランチャーは2019年5月、ランサーは6月に発売。
2018年冬ワンダーフェスティバルにて発表。デザインはイセ川ヤスタカ。
ラプターが実質単独でのライナップとなった関係上、ナンバリングが奇数にずれている。
メガミのなかでも一二を争う人気ぶりで、発売半年ほどで高値となりしばらくの間入手困難となっていた。が、2021年11月に待望の再販。2023年3月にも再三再販されるほどの人気ぶりである。
それぞれ身の丈の倍近くある長砲身、槍と大型の盾を装備する騎士のような風貌のメガミ。そのためボリュームは神姫でいう標準タイプ相当となる。各武器は大型のアームで接続され、可動の自由度も高い。武器は分割可能でライディングモードに変形し搭乗させることもできる。
超大型の武器に対し、素体の装備はいたってシンプル。食器型の武器も同梱。素体はエーデルワイスと同タイプで、肌の色もそれに準じる。
しかし一番の特徴は表情。ランチャーのおびえてるような表情とランサーのてへぺろな表情(いくらうましっ!顔とのこと)はネタとなり、特にランサーはイクラを美味しそうに食べるシーンが続出した。
イクラ、美味しっ!
HELL BLAZE
ランチャーは2019年12月、ランサーは2020年1月に発売。赤と黒のカラーリングに変更したほか、ゴールドのパーツが蓄光グリーンに変更されブラックライトに反応する仕様となった。ほかのカラーバリエーション同様専用のカラーパターンデカールが付属するが、それとは別に同じ仕様のシール(Chaos & Prettyのシール素材と異なるクリアタイプのシール)が付属する。しかしシールの仕様は不評だったのか(もしくはコストの関係上なのか)、以降の商品には付属していなかったが、PUNI★MOFU2種で復活している。
長年再販されていなかった幻のメガミだったが、2024年6月に再販される。価格は変更されているが仕様は同様。
第A2弾「兼志谷シタラ(かねしや・したら)カルバチョートVer.」
2019年10月発売、2023年10月再販予定。
2018年冬ワンダーフェスティバルにて発表。同じく「アリス・ギア・アイギス」とのコラボレーションモデル。
彼女の身長に合わせた低身長素体を採用。ただし劇中の装備ではボリュームがありすぎるため、武装はプラモオリジナルの軽装備『カルバチョート』仕様となる。とはいえ、この状態でもかなりのボリュームとなっており、価格もそれ相当のものとなった。限定だが私服姿を再現できる『アワシャ』も発売された。
ゲームで使えるカルバチョート装備のコード入りカードも同梱される。
カルバチョート仕様とはいえ好評な売れ行きだったため、本来のギアである『ガネーシャ』の発売にこぎつけることとなった。2021年3月発売予定だったが4月上旬に延期。
追加装備のガネーシャはメガミどころかコトブキヤプラモでもトップクラスのボリュームを誇る。それに加え、シタラ本体のアップデートパーツや表情パーツ3種、ハリセンとシタラちゃん人形もセットでついてくる。
カルバチョートを購入済みのユーザーや他キットの換装用にユニットのみを求めるユーザー向けにガネーシャユニット単独のキットも発売、基本的な内容はセット版と同様。
第A2.1弾「兼志谷シタラ カルバチョート『天機』」
2020年8月発売予定だったのが9月に変更。
カルバチョート自体はカラバリだが素体が新規造形となり、表情パーツも一新された。ビットである『ディーパバリ』と専用スタンドが付属。
ガネーシャ仕様の『天機』も発売(2022年10月)、こちらはガネーシャユニット+ディーパバリとなっている。
第12弾「朱羅(あすら)九尾」
2020年3月発売予定だったのが4月発売に変更。
朱羅忍者素体にパーツ(一部M.S.G.を使用)追加した新たな朱羅。
SOLラプター同様の仕様といえるが、M.S.G.を纏うというコンセプトで製作されているため流用パーツが過半数を占める。素体自体は忍者を基にしているが髪型と表情は新規造形、差し替えで狐の仮面を取り付けることができる。胸も次元の違う大きさのものに変更されている。デカールも最大級クラスで、すべて貼るのにかなりの労力を要する仕様である(朱羅シリーズはこのような仕様ばっかだが)非公式だが余ったジョイントでビークルに組み替えることができるので試してみては。
「火舞羅(ほむら)」
2022年3月発送(1次)、8月発送(2次)。
九尾のカラバリで、配色と一部デカールが異なる。パーツ構成自体はノーマル九尾同様であるためHELL BLAZEと同様の仕様と言っていいだろう。
中国イベントでの発売と通販(日本でも通販を受け付けている)を経て二次発送として追加の受付注文がなされた(1日も持たずに注文予定数に達してしまったが)。
第A3弾「相河愛花」
2020年5月発売予定だったのが7月に延期し発売。
下記に述べているロリ体型素体を先んじて採用。ゲームで登場する「隊長ドローン」も付属する。
上記の通り、シタラより低身長のロリ体型素体が採用され、一回りコンパクトな印象を受ける。逆に武装類は若干大きめとなっている。リングの開閉ギミックなどギミック面でも引けを取らないが、塗装箇所もかなり多く、特にリングパーツはクリアパーツの大半を塗装する羽目となる。
ドローンは小改造で極小LEDを仕込むことが可能。
第A3.1弾「仁愛」
2021年10月発売。
本体がエーススーツ仕様になり、武装類も変更された。表情もより劇中に近い印象となっている。一部配色の変更と塗装箇所の増加でオリジナルより塗装が楽になった反面、リングの一部パーツがなくなったこともあり武装のボリュームが減少している。新規のエフェクトパーツが付属する。
第A4弾「一条綾香」
2020年6月発売予定だったのが8月発売に。
愛花同様ロリ体型素体を採用、ゲーム中に登場する「お掃除ロボ」も同スケールで立体化。
カラーリングも愛花ほどではないものの複雑であるのだが、シールドのみカラー再現用のシールが付属しているため若干塗装ハードルは低めといえる。シールドは大小の2種あり、どちらにも専用シールが付属。スキル武器であるランスもエフェクト付きで装備可能。
第A4.1弾「英俊」
2021年11月発売。
やはりこちらも本体と配色、武装が変更されているが頭部にも変更がなされている(新規の前髪パーツと表情パーツ)。加えて通常より塗装箇所が増え、手軽に組めるようになった。
武装類は仁愛同様一部の武装が削除されており(ランスはアームパーツがないため本体しか組めない。アームそのものはM.S.Gなどから流用すれば装備できなくはないが)、エフェクトパーツもなくなっている。代わりに片手剣が2種となりその一つがフランベルジュとなっている。ボーナスパーツとしてロボに取り付ける3倍速くなるパーツが付属(接着必須)。
第13/14弾「Bullet Knights エクスキューショナー/エクソシスト」
エクスキューショナーは2021年1月、エクソシストは2月発売。Bullet KnightsにM.S.G.を装備させるコンセプトを採用したもの。
本来は2020年11月と12月に発売予定だったのが2か月延期となった。好評だったため、2022年9月(エクスキューショナー)、10月(エクソシスト)に再販されている。
それぞれ一部パーツにM.S.G.を組み込んでおり、『ボトムスセット』同様の下半身パーツが付属しているため可動範囲が拡大している。
特にエクソシストはバインダーの大胆な配置と表情が話題を呼んだ。エクスキューショナーも処刑人らしからぬ表情という有様である。
「エクスキューショナーBRIDE/エクソシストWIDOW」
2021年12月発売。2024年4月に再販。
カラバリのエクスとエクソ。それぞれホワイトとブラックへカラー変更しただけでなく装備や表情も変更している。BRIDEは装備にサイドマントを追加し武装をナイトマスターソードに変更、WIDOWはグレイヴアームズを追加している。
特にWIDOWは本体がノーマルエクソ同様の仕様なためグレイヴアームズ分価格が上乗せされるはずだが、値段は据え置きとなっている。内容の差でBRIDE涙目。
しかしナイトマスターソードはスカルマサカーよりも高額(グレイヴアームズほどの差額は無いが)かつ人気のM.S.G.のため、そこでバランスが釣り合っているとも考えられなくはない。配色再現度もBRIDEのほうが高く(WIDOWはパーツの関係上グレイヴアームズの配色が足りてない)塗装箇所も極端に少ないため、初心者はこちらをお勧めする。
なお、BRIDEは可動範囲のことを考えノーマルと異なる肩部アーマーの取り付け方法をとっている。
F1弾「バーゼラルド」
2021年5月発売。
FAガールであるバーゼをメガミ素体を使用して低身長化。それだけでなく一部パーツを新規にすることでアーマー類を完全に脱着できるようになった。そのため大元のバーゼではできなかった武装パーツを使用してのビークルモードが可能となっている。
パッケージもメガミ基準となっているのが特徴だが、それのせいでFAガールとの境界線が…。一応、「アニメーション作品である『フレームアームズ・ガール』のキャラクターとしてのバーゼラルド」の立体化という体になっており、カラーリングもアニメに準拠している。
「マジカルバーゼラルド」
2022年5月発売予定だったのが6月に延期。
上記のバーゼにエクスアーマーFとアルナイルロッドを追加した魔法少女バージョン。
バーゼ本体は素体のみ(一部パーツは付属)となり、武装類は追加パーツと上記のM.S.Gパーツで構成される。新規パーツはランナー1枚分と少ないものの再構成により魔法少女らしいスタイルに仕上げている。半面、アルナイルロッドが追加パーツのないパーツ構成で既存と変わらない造形なため、新鮮味に欠けるといった声も挙がっている。
武装構成的にドゥルガーIダークネスクイーン と被るが、ドゥルガーはAmazon限定(カラバリは一般発売ではあるが)なのに対しこちらは一般発売である(ついでに言うとドゥルガーは従来の武装含めてのフルセット)。
第15弾「朱羅 玉藻ノ前」
2021年7月発売。最近では延期しまくっていたメガミ関連だったが、玉藻ノ前は予定通り発売。予約が好評だったため早くも9月に再販されている。キットの評価は高く、2023年2月に二度目の再販となった。
九尾のバリエーションキットで、素体は弓兵(蒼衣)を基としている。エクスとエクソと異なり本体の仕様はそのままだが、別売りのトップス・ボトムスパーツで拡張が可能(購入する際には肌の色を確認すること)。
肌色はFAガールのフレズヴェルグ・ルフス同様褐色であり、メガミでは初となる仕様。M.S.G.を装備させるコンセプトは同じだが、新規パーツが多くなっている。また素手素足パーツも付属。ついでに胸も最大級。
武装類は2種の支援メカに組み替え換え可能。武器類も多数で組み替えて様々な形態にアレンジすることができ、多数のジョイントを駆使しての組み換えもできるので遊び甲斐のある逸品である。
欠点は盛りすぎてジョイントが耐えきれない箇所があることで、最悪折れる危険性がある。軸の強化を施すなど対策の必要があるので、腕のある方は改修を施すといいだろう。特に背部ブースターは明らかに保持力が足りないので有り余っているジョイントを追加するなりして強化することを推薦する。高下駄の一部に肉抜き穴があり、それを埋めるパーツもないのも欠点と言えなくない(気になる人はランナータグを利用して埋めることを推薦)。
「白面金毛」
オンライン限定で2023年12月発売。
配色を白メインにクリアパーツがオレンジに、スキンカラーもCに変更されたため印象が変わっている。造形自体は表情含めノーマルと変わりはない。
元は北米で先行発売するBAIT Ver.だが、国内販売の白面金毛とはデカールが異なっている。
第A5弾「金潟すぐみ」
2021年9月発売(11月に再販)。
ガネーシャ以外のアイテムの中では最大級のボリュームを持つ。ギアのギミックはもちろん、支柱パーツが重量に耐えられる構成になっていたり、細かなパーツ分割とシールで複雑な配色を再現するなど凝った内容となっているのが特徴。特にギガヴォルテキャノンの展開ギミックは必見。他と比べるとエフェクトパーツは控えめ。
第A5.1弾「臥薪」
2023年4月発売。
素体をエーススーツ・アンソニーに、武装をマグヌム・オプスに変更。ギアはアナザーカラーとなる。
マグヌム・オプスはライフルモード、バスターモード、ソードモードに変形可能で大型武器であるためかなりのボリュームとなっている。その分価格は上がっているが、通常の武装(SPギア含む)も付属しているので価格に対してお得な内容となっている(省かれているのはギガヴォルテキャノンのエフェクトのみ)。
第16弾「皇巫 スサノヲ」
2022年1月発売。2023年6月に再販。
朱羅シリーズの発展型である皇巫(オーブ)シリーズで、素体を含め完全新規設計となる。
素体は可動、プロポーション共に従来のものより見直され、拡張パーツで培われたノウハウをふんだんに取り入れている。通常の手足に加え、武装用フレーム手足が付属し、装甲を外した状態(そのための足首パーツが付属)にすることが可能。
今回は今までのシリーズよりボリュームは控えめ(それでも九尾に迫るボリューム)だが、パーツの組み換えで多彩な武装を作れるなど広い拡張性は健在。それだけでなく、各部を変形させることでブルータルモードとインセインモードという異なる形態になるのも大きな特徴。デカールの数も朱羅シリーズの半分以下に抑えてあるのも異なる点である。
元々は2018年に発表された新規素体を用いた新シリーズとなっていたが計画を見直され一時凍結を経て2020年に再起動、武装などをリデザインされて今日に至る。同時発表されたアマテラスもリデザインされ発売される予定。
第16.1弾「蒼炎(ソウエン)」
2023年1月発売。
スサノヲのリデコだが、炎エフェクトや新規武装が付属しているため別物と化している。表情も専用のものである。クリアパーツはブルーとライトブルーの2色を採用、ハンドはワイルドハンドの流用だが、クリア成型色となっている。
エフェクトの一部は取り外して強化武器として使用可能。エフェクトそのものを取り外しての攻撃シーンも再現できる。ただしかなりのてんこ盛りであるためスタンドなしではアクションしにくいという欠点が生じている。
第20弾「スサノヲレガリア」
2023年10月発売。
レガリア仕様のスサノヲでアマテラス同様の素体を採用、武装類は一部専用のものとなる。
頭部の冠は取り外して武器に、剣との組み合わせで大型武器になる。
アマテラスの武装との組み合わせで別の大型武器を作ることができる。
第16.2弾「紅蓮(グレン)」
2024年4月発売。
スサノヲ蒼炎のリデコだが暖色系の配色となり、一部パーツ変更がなされている。表情も真逆に近いものがチョイスされている。
基本的な仕様は蒼炎同様ではあるものの、配色と炎エフェクトの変更で兄弟機と言った仕様となっている。蒼炎と同様の構造を活かして左右配色の違う仕様も作ることが可能。
第17/18弾「Chaos & Pretty 赤ずきん/アリス 」
2022年5月発売(赤ずきん)、7月発売(アリス)。
2020年に発表されたChaos & Prettyの新作で童話をモチーフとしている。
M.S.G.を装備させるコンセプトは他のリデコメガミと同じだが、それぞれ違うアプローチでの造形となる。赤ずきんはパーツの組み換えで狼をモチーフとした「ワイルドモード」に、アリスはお供の兎型メカ「クロノレプス」との合体が可能。そのためアリスのほうが若干お高め。そのうえアリスはシールなしで配色を再現しているのが利点(赤ずきんはスカートにシールを使用)。塗装箇所を極力省いている点は全シリーズより継承しているが、今回は未塗装でも仕上がりの高い逸品となっている。
第21/22弾「Chaos & Pretty グランマ/クイーン・オブ・ハート」
2023年11月(グランマ)、12月(Q.O.H)発売。
それぞれ赤ずきんとアリスのリデコであり、対となるキャラとなっている。元の赤ずきん/アリスがカオプリのマジカル/ウィッチのリデコであるため、リデコのリデコということになる。
それぞれM.S.Gのガトリングガン、エクシードバインダー2を追加している。
グランマは名前に反しての過多武装ぶり。ウルフヘッドも3つに増やしているため、まるで「狼狩り」と言えるといわんばかりのシルエットに変貌している。アイパッチは両面テープで貼る仕様。
一方のQ.O.Hはエクシードバインダーを活かした構成となっており、配色も相まっていかにも「女王さま」と言った雰囲気に仕上がっている。
グランマ、Q.O.H共に後述するBUSTER DOLL仕様のジョイントを意識した構成となっており、組み換え自由度が増しているのも特徴となっている。
第A6弾「小芦睦海」
2022年9月発売。
配色と可動が進化しており、特に配色はオレンジの部分を除けばパーツ分割&デカールで再現することが可能。ギミックもハンマーがスプリングで伸縮を再現しているなど、凝ったものとなっているが、素体の可動が従来と同じ構造となっている。脚部の再現度が低いのはデザイン上仕方のないことなのだが。
相川愛花・一条綾香とあわせて、原作でのチーム・バーベナをメガミデバイス単一ブランドで再現可能という初の快挙を成し遂げている。
第A6.1弾「剛毅」
2023年7月発売。
素体インナーがエーススーツとなり、表情と一部武装が変更された。エフェクトパーツはなくなっているものの、武装及びギアは追加のSP武器を除けばそこまでの変化はなく所謂カラバリに近い仕様となる。追加SP武装はクローが可動する。
第B2弾「天使型アーンヴァル」
2022年11月発売。
エーデルワイスに続く武装神姫コラボ第2弾。
メガミデバイスの仕様に準じたエーデルワイスとは異なり、一軸の膝関節や引き出し式股関節など、当時のMMS素体の仕様再現が試みられている。
また、当時品の3.3mm軸と現行の3mm軸を変換するパーツや、内部メカの再現パーツ(バトルロンド準拠とアニメ準拠の2種!)、当時品アイプリント再現用アイデカールなど、16年前のユーザーへの配慮がこれでもかと詰め込まれた仕様を謳っている。
大型レーザーライフルの銃口に極小LEDを組み込むことで銃口を光らせることが可能。
当時のカラバリ再現である『リペイントバージョン』も2023年09月に発売、仕様も当時品に準じている。
そして2024年8月には『トランシェ2』が発売。こちらはリペイントバージョンの追加パーツに加え、当時の商品に準じた新規造形の武装や追加パーツ、眠り顔などが付属。
第B3弾「悪魔型ストラーフ」
2023年5月発売。
武装神姫コラボ第3弾で、ストラーフのアップデート版といえる仕様。こちらもMMS素体に準じた仕様で、変換パーツや内部メカパーツも再現されている。
武装類は副腕のブラッシュアップがなされ、肩可動はもちろんのこと指可動まで再現されたモデルとなっている。配色も色分け&塗装で再現。色を白とオレンジイエロー基調にした『リペイントバージョン』も2024年4月に発売された。『biz』も2025年に発売予定とのこと。
第19弾「皇巫 アマテラス(レガリア)」
2023年8月発売。
皇巫シリーズの第2弾と言えるアイテムだが、ボリュームの関係上「レガリア装備」としてリリースされる(レガリアは王の装束を意味する用語)。事実上の玉藻ノ前のリファインと言えなくない。
素体は皇巫に準じているがボリューム自体はほぼ2/3にまで減少している。各形態も2種に減少しているものの扱いやすさと遊びやすさはスサノヲより向上している。スサノヲレガリアの武器を組み合わせることで大型武器を作ることができる。デカールの数も減少しているため、ライトユーザーのハードルの低いキットとなった(価格除く)。
元々はフルセットとして企画されデザインも発表されていたが、ボリュームが価格に釣り合わない(このままの仕様で発売すると2万近い価格になる、とのこと)ことで修正、この仕様に変更されることに。フルセットもデザインを変更したうえでリリースされるとのこと。
Block2第1弾/2弾(第20/21弾)「BUSTER DOLL ガンナー/ナイト」
2024年1月(ガンナー)、3月(ナイト)発売。
『BUSTER DOLL』という新シリーズ枠でのリリース。
各パーツをブロック構造にし、なおかつ組み替えに適した形状にすることでオリジナル武装を構成しやすくしている。各部に3ミリジョイントを備えており、なおかつ30ミニッツシスターズ(30ミニッツミッションズ)に近い構造となっているため他社商品とのコンバートも容易になった(非公式だがそれらとの組み合わせも意識しているという)。別売りでフェイスユニットも発売されており、スキンカラーに合わせて他のメガミフェイスをあわせることも可能になったため、メガミの中でも拡張性の高いシリーズとなっている。
素体もマシニーカ『Block2-M』というブロック構造を持つ関節を採用したものとなり、流用の利く仕様となっている。そのため腰と脚部が一体成型となり、見た目が良くなった(ただし肩の構造は従来通り貼り合わせ構造であるため合わせ目が生じる。これは強度的な問題があるため)。頭部接続ジョイントの径が0.5刻みのものが5つ(本体に使用しているものも含む)付属し、様々な頭部パーツに対応している点も大きなポイントである。
今まで特典扱いとなっていたタンポなしフェイスパーツも標準で付属するが、デカールは別売りとなる。
パッケージ、取扱説明書共に今までと異なるアプローチがなされており、特に取説はカラーと素体(BUSTER DOLL共通)、頭部含む追加パーツの3つに分割されている。
ガンナーは銃火器メイン、ナイトは格闘武器メインの構成となる。それぞれ素体モード、コスチュームモード、ライトアーマー、フルアーマーを選択できる。ガンナーは武装の組み合わせで大型火器を作ることができ、ナイトはウイングとシールドとの組み合わせで大型のクロ―を作ることができる(あの連中の騎士に似ているがこっちが早い)。
MIDNIGHT FANG
2024年11月(ガンナー)、12月(ナイト)発売予定。
夜戦仕様とうたっているガンナーおよびナイトのカラバリ。素体は肌色が多くなり、素手素足仕様となる。アーマーも夜戦らしく暗色系となり、髪の配色も蛍光系の派手なものとなっている。
スキンカラーはガンナーは通常版同様のカラーA、ナイトは若干赤みの強いカラーBとなっている。
Block2第3弾/4弾(第22/23弾)「BUSTER DOLL タンク/パラディン」
2024年5月(タンク)、6月(パラディン)発売。
それぞれガンナー、ナイトと一部のアーマーパーツを共通化したバリエーションで、やや大人びた顔つきと大型、重装備のアーマーが特徴。
タンクは黒と蛍光グリーン、ガンメタリックの配色で銃火器(シリンダーキャノン)とストールのように顔を隠せる肩アーマーが特徴。
パラディンは皇巫レガリアを彷彿させるマント状アーマー(ゴールドのフレームにクリアレッドをかぶせる仕様)とバスターソードの鍔パーツを小型シールドへと分離できるギミック付き。
フェイスパーツや素体は前述の2人と同様の形式。
MIDNIGHT FANG
2025年1月(タンク)、2月(パラディン)発売予定。
配色・素体仕様は上記のガンナーやナイトと同様だが、タンクはスキンカラーが若干褐色気味のカラーDとなっており、通常版と印象が異なる。パラディンに関しては、色白のカラーCとなっている。
上記の2体同様の暗色系配色となっており、カラーリングの統一によりミキシングがしやすくなった。
第A7弾「高幡のどか」
2024年5月発売。
アニメ・アリス・ギア・アイギスEXの実質的主人公で、第11話と最終話で装備していた御成屋謹製ギアを立体化。素体・武装共に新規となる。
背部にある4本のビット(ピジョン)は分離し、別売りの展示アームを介して浮遊状態を再現可能。残念ながらSPギアは付属していない(別売りで対応?)。
トップスギアを繋ぐフレームはアリスギアでは珍しくクリアータイプではなくグレーとなっている。これはギア自体の重量がハンパなく、クリアーパーツではとても耐えきれないため。
第A7.1弾「師門」
2025年3月発売予定。
最終回以降を描く本編のゲーム内で装備している赤いアナザーギアを立体化。
トップとボトムのギアが入れ替わっており、ピジョンはスラスターとなっている。分離し浮遊形態になる点は同じだが、劇中再現ではなくキットオリジナル仕様となる。
素体も新規となっており、表情もノーマルと異なっている。
SPギアが付属していない点でもノーマルと同じだが、M.S.Gで似たような武器があるのでそこから流用するという手もあり。
第24/25弾「PUNI★MOFU 猫(マオ)/兎(トゥ)」
2024年9月(猫)、11月(兎)発売予定。
下述の「2023年2月に開発の始まった、BLADE氏がデザインしたメガミデバイス」であり2023年末の生放送で名称と発売決定が告知された。
当初発表されていたデザインは猫のみであり、兎は2023年末が初出。放送内での画稿(原型や告知イラストとはキャラクターの雰囲気が異なる)を見るにデザインが難航していたと思われる。
ピンク色が主体で、いわゆる「メスガキ」じみた表情の猫と、黄色を主体としてジト目の、クール系や天然キャラを思わせる表情をしている兎のコンビである。
BUSTER DOLLで採用された素体の低身長版『Block2-S』(下記のBLADE素体の発展型と思われる)という素体を採用しているため、他のメガミと比べてもコンパクトとなっている。しかし互換性が犠牲になっているため、通常の素体との組み合わせは限定的となる。
武装も神姫でいうライトアーマークラスの軽装で、内容価格共にライトユーザー向けの内容となる。そのため挿し色用のシールが付属し、未塗装でもイメージに近い仕上がりを再現できる。これは上記のChaos & Prettyのシールと同じ素材のものであり、テトロンシールではないためやや厚い。そのため枠を切り取らないと浮いてしまうが、別売りのデカールを用いることで枠のないマーキングを再現できる。
コンセプト自体が大きく異なるためタオニャオとの関連性はないが、一見すると類似点があるように見えるため発表当初はタオニャオ系列のメガミではないか、と予想したユーザーもいたようである。
発売日未定
第B?弾「タオニャオ」
武装神姫のプラモ化第2弾になる予定だったもので、ワンフェス2018年夏にプラモ化が発表された。
デザイナーであるBLADE氏のデフォルメが効いた体型を再現すべく、上記シタラ用素体から更に改良された「BLADE素体」と仮称されるいわゆるロリ体型素体を開発、採用予定とのこと(ただし素体そのものは先行してアリスギアの愛花と綾香に採用されている)。
デザイン自体は氏がメインで手掛けている「デスクトップアーミー」と類似しているが、直接の関連性はない、とのこと。
2024年10月現在、未だに発売予定日等は不明のまま(開発が凍結、あるいは放棄された可能性有り?)で、同時期に発表されたスサノヲや、それ以前から発表されていたアーンヴァルとストラーフに商品化を先に越される結果となり、現時点で今まで発表されたラインナップの中で唯一発売予定のないメガミとなってしまった(第B2弾の予定だったが、開発が凍結された影響で上記のアーンヴァルに繰り上げられた)。また、同時期に発表されたタオニャオを含む完全新規キャラクターたちによる武装神姫リブートについても(エーデルワイスを除いて)続報がない状態となっている。
2023年2月に同氏がデザインしたメガミの開発が開始されたが、神姫カテゴリではないためタオニャオとの関連性はないようである(タオニャオ開発が頓挫した代わりと言えなくない)。しかしPUNI★MOFU素体を改造してタオニャオの立体化を行う猛者が現れる可能性は否定できない。
関連タグ
個別
関連作品など
- 武装神姫:プロデューサーと素体原型(浅井真紀)が同じであり、設定も『14-15cmのフィギュアロボ』、設定年代もほぼ一致しており(どちらも「発売年+30年」)、さらに公式サイト掲載漫画をどちらもからしいちが担当している、と多くの点で共通点を見いだせることから、「メガミデバイスは武装神姫の精神的後継作である」と見ているユーザーは少なくないが、一方で同一視を嫌うユーザーが存在することも確か。上述のとおり無改造で頭部の交換ができるのはおそらくプラモ版神姫とのミキシングを意識してのものと思われる。加えてエーデルワイスの件でも神姫とメガミの関連性が垣間見えてるといえなくもない。神姫の存在はメガデバにも多大な影響を受けているため、BUSTER DOLLのようなコンセプトを継承したものも発売している。
- フレームアームズ・ガール:同社から出ているオリジナル美少女プラモ仲間。複数メガミデバイスはFAガールとデザイナーが同じ島田フミカネと柳瀬敬之(フレズヴェルク、グライフェン、白虎などを除く)である。公式からライバル商品と暗に語られているが、その割にはFAガールの頭部を装着するための首パーツやFAガールから流用してきた手首パーツが付属しているため、ほんとにライバルなのかは怪しい。しかし上記の通りFAガールのキャラであるバーゼラルドがメガミ化したため、ライバルという境界線が曖昧になってしまった。
- ういにんぐふみな:素体が少女型、アーマーが分離可能という点が一致する。カテゴリー的にガンプラであるためか拡張性や互換性に難があり、バリエーションに劣るものの、コンセプトは神姫やメガミ同様。ういにんぐふみな自体、FAガールやメガミの影響を受けて発売したものであるため、本当の意味でメガミデバイス(FAガール)のライバルといえる。その後、素体がよりFAガールやメガミ寄りとなったモビルドール・サラやモビルドールメイが発売している。
- VFガール:アオシマから発売しているマクロスシリーズの派生シリーズ。美少女型素体とバルキリー型の外装パーツで構成されている。FAガールやメガミよりはふみな系にコンセプトが近いが、一部のFAガールでビークルモードになるものもあるため部分的には似通っているところもある。単独でのディスプレイではファイターモード、ライドオン(搭乗)の際にはガウォークモード、素体が着込む場合はバトロイドと、バルキリー特有の変形パターンをうまく美少女キャラに落とし込んでいる。
- アリス・ギア・アイギス:SOLラプター発売記念コラボイベント『成子坂 プラスチックモデラーズ』を開催。SOLラプター&SOLラプター/ストライクがアクトレス(作中の操作キャラのこと)化(CVは両方とも東山奈央)。それに加えて上記の通り、吾妻楓&兼志谷シタラ、相河愛花と一条綾香(それぞれ2パターン)の立体化が実現した。金潟すぐみのリリース以降は小芦睦海が発売している(figmaでも比良坂夜露(ノーマルと「勇躍」)と小鳥遊怜、四谷ゆみに続いて百科文嘉も立体化されている。またデスクトップアーミーでも日向リンがDTA基準であるが立体化している)。
- 30ミニッツシスターズ:上記のういにんぐふみな等のガンプラ美少女プラモの発展型といえるシリーズであり、本質的なメガミデバイス(FAガール)のライバルともいえる存在。その名の通り本家ともいえる30ミニッツミッションズの姉妹版であり、一部武装類の互換性があるのも特徴(3ミリジョイントも備えているのでFAガールやメガミデバイスの武装との互換性も確保)。スタッフの一部が関わっているためメガミとの類似点が多いがマシニーカ規格ではないため可動範囲は若干劣るところもある。メガミやFAガールにない特徴として身体のパーツ売り(ヘアー・バスト・フェイスなど)がなされており、その分本体の価格を抑えることに成功、故に「メガミのロープライス版」や「ガンプラ版美少女プラモ」とか呼ばれていたりする。美少女プラモの中でも後発であるため他のシリーズと比べてラインナップに劣るが、上記の通り武装を含むパーツ販売を増やし、なおかつ低価格でのリリースで他のメーカーに対抗している。
- アトランジャー:アオシマから発売されているオリジナルロボット。パーツ(ブロック)合体コンセプトの元祖であり、メガミのみならず神姫などのブロックモデルタイプキャラクター玩具の祖ともいえる存在である。幾度かのリニューアルがなされているが、最新のアトランジャーでは美少女プラモ素体『穂鷹アトリ』が付属、彼女を中核とした組み合わせを主体としたモデルに生まれ変わった。
- ヘキサギア:ヘキサギアを纏うという提案が公式からお出しされた。同じメーカーだからこそなしえた提案である。
- アニマギア:3ミリジョイントを介しての武装のほか、武装類のスタンドとしての活用など、相性はかなり良好。上記のヘキサギア同様、『アニマギアを纏う提案』を非公式ながら行っている強者もいる。
- ブロッカーズ:ボークスから発売されているオリジナル美少女プラモシリーズ。ブロッカーズ自体は2010年初頭からリリースされているが初期はロボとマシンとの組み合わせのブロック玩具だった。2016年あたりから新シリーズである『フィオーレ』がリリース、それが美少女系プラキットとなった。それらのシリーズは4mm径ジョイントと3mm径ジョイントが使われているので互換性がある事に加え、4mm-3mm変換ジョイントも用意されているので非常にありがたい。特に4mm径は大型の機体を製作するのに適しており、重量のあるモデルでもそれなりに組み上げることが可能である。ラインアップの中にNidy-2D-デザインのフィオーレがあるが、出来が良いうえに売れ行きが好評だったためVer.2として再発売するという快挙を成し遂げた。
- 『ファンタシースター2es』ジェネ:ステラティアーズVerとステライノセントVerがコトブキヤより発売中。一部パーツ以外の互換性は明言されていないが首から下を移植する荒業で解決されることも。Nidy-2D-がキャラクターデザインを担当しており既存のメガミデバイスとは、デザインの方向性が近しいものがあり本商品発売前には改造でスクラッチしてしまう猛者も存在した。おっぱいが大きい。
- 創彩少女庭園:同社の可動型美少女プラモデル。1/12ではなく1/10スケールと他の美少女プラモより大きい(小石川エマレベルの身長でようやく通常のメガミサイズと同じ大きさとなる)。武装やアーマーなどは無い制服姿の女の子がモチーフで頭部の互換性も確保している。ヘアーパーツや小物類の別売、果ては素体まで発売もされているためどちらかと言えば上記の30MSに近い販売方法を取っている。『フレームアームズ・ガール』のキャラクター『源内あお』と『寿武希子』もラインナップ。
- 無限邂逅メガロマリア:2023年5月に発表された新カテゴリー。ヘキサギアのように全身を覆うプロテクターとフルフェイスのマスクが特徴的。コトブキヤ美少女キットとの互換性も確保している。
- ギルティプリンセス:プラマックスカテゴリーから発売しているプラモだが、スケールが創彩同様、1/10とやや大きい。純粋に素体として販売しているものとメイドといったキャラ系のものの2カテゴリーに分かれている。その中で「アリス」モチーフのモデルがあるが、カオプリのアリスとは別の方向性を持つモデルとなっている。一応創彩との互換性もあるとのこと。