曖昧さ回避
- bit。ほとんどのコンピューターが扱うデータの最小単位。本項目で詳述。
- pop'n musicの登場キャラクター →「ビット(ポップン)」
- 工具やねじ回しの刃先。
- SF創作によく見られる、本体から分離して自律行動する浮遊砲台。機動戦士ガンダムシリーズではファンネルとも呼ばれる。
- ビーファイターカブトの登場キャラクター →「ビット(ビーファイター)」
ビット(単位)
1ビットは2進数の1桁。最大で1シャノンの情報を記録することが出来る。通常8ビットと言うときは2進数で8桁を表し、0~255など256通りの数を表現できる。
ほとんどのコンピュータは8ビットを1バイトと呼び、データ容量の基本単位として扱う。8bitを明確に指すときはこれをオクテットと表現することもある。
巨大なバイト数を表現する場合は、1024の冪乗ごとに「キロ」「メガ」「ギガ」「テラ」などの接頭辞をつける慣習があるが、これらの単位は十進数の倍量(1000の冪乗)を表すので厳密には不適切である(「キビ」「メビ」「ギビ」「テビ」という別の単位も考案されている)。
ビット(武装)
SF作品、とりわけロボットアニメなどでよく見られる自律稼働型の武装で、大抵が小型のビーム砲台や剣として表現されるが、日本のサブカルチャーが発展するにつれ、大型サイズの物や近代兵器ではないにしろ、同等の役割を果たす武装など実に多種多様なタイプが誕生してきた。
機動戦士ガンダム以降から使用されるようになった用語で、ファンネルと一纏めにされる事もあるが、あくまで別物であり、いわゆる追尾ミサイルはビットに含まれない…が、アンドロモンのガトリングミサイルのようにビットのような役割を併用したミサイルもあったりする。
ちなみにシューティングゲームでは、作品によって本来の自機のほかに、自機に追随し独立して攻撃する兵器や子機、自機の分身など、その性質がビットと似ている装備が登場するが、これらは(作品ごとの固有の呼称が無い限りは)一般的に“オプション”と呼ばれる。
この項目では便宜上はファンネルや類似武器もビットの一つとして扱う。
ビットの形態
1.砲台型
比較的オーソドックスな型であり、シンプルに多方面からの射撃を担当する武器としての登場が多い。中には手持ち武器として使用できたり、ビームを収束して発射するものもある。といっても作品によっては仕様の関係上、自在に飛ばせないものも…。
- エルメスの「ビット」
- 機動戦士ガンダムシリーズにおける「ファンネル」(4も兼ねる)
- ガンダムサバーニャの「GNピストルビット/GNライフルビットⅡ」
- シャイニングアサルトホッパーの「シャインクリスタ」(2や4にも該当)
- ディ・エゼルディの「ビットレーザー」
- 「機動戦士ガンダムSEED」における「ドラグーンシステム」
- シリウスの「ビット」(2のタイプも射出。)
- SSロックマンレッドジョーカーの「メテオノイズジェネレーター」(NFB発動時のみ)
- ゲーム「メタルファイトベイブレード」シリーズにおける必殺転技「ビットレーザー」
- アストロマンの「ビット」
- コマンダー・ヤンマークの「ヤンマーオプション」(ビットの形状はトンボ型。)
- 魔人アーチャーの「三千世界」(近代兵器ではなく、火縄銃であり、足場としても使用可能)
- ネロ・クラウディウス(水着)の「パイプオルガン」(普段は砲門として機能するが、本体から独立して多方面っからの射撃を行う。)
- 新・光神話パルテナの鏡における「衛星」
- アーマード・コアシリーズにおける「オービット・キャノン」
- 天狐の「天つ狐の裁き」
2.ソードビット型
いわゆる相手を追尾する切断武器や刺突武器を発射するタイプ。中には手持ち武器として使用できるものや、砲台型を兼ねているものも存在する。
- ダブルオークアンタの「GNソードビット」
- ガンダムハルートの「GNシザービット」
- アキレスD9/ディ・エゼルディの「ソードビット」
- 幽愁暗恨怪獣ヂリバーの「ヂリバーUFO」
- アルトリア・キャスターの「背中の三本の剣」
- メビュームエスペシャリーの「メビュースペシャリーブレード」
- グレイスノヴァモンの「メレアグロス」
- 天剣の覇王ジーク・スサノ・フリードの「殲剣火炎陣」
- 光龍騎神サジット・アポロドラゴンの「輝竜シャイン・ブレイザー」(本体と合体している際には電撃を放射する事が出来る。)
- デジモンの一種「ブレイドクワガーモン」(デジモンネクストにてキャノンビーモンから次々に射出された。)
- 傲慢なる残光イオタの「フォトンビット」
- シャルルマーニュの「王勇を示せ、遍く世を巡る十二の輝剣」(1にも該当)
3.誘導弾型
ビットそのものが誘導弾になっているタイプ。ぶっちゃけ誘導ミサイルと何が違うのかと聞かれたら、ミサイルよりも爆弾を思わせる形状のものがそうだと言える。
4.防御型
バリヤーやシールドとしての機能を持つタイプで、流石に一つ一つのビットでは防御範囲に限りがある為、複数のビットでバリアーやシールドを形成する作品が多い。ゲーム作品における複数の浮遊体がプレイヤーの周りを周回して身を守るという技もこの防御型に近いと言える。
5.特殊型
上記以外の特殊な使用法があるタイプ。
- ヘリオスの「プラズマビット」(三本の電撃を放射しながら、ぐるぐると回転する)
- マスター・アルバートの「ビット」(1、2、4にも該当する他、氷塊や竜巻、火柱の発生や合体して剣に変形する。)
- パンドラの「ビット」(2も該当するが、データのスキャンにも使用される。)
- 天装戦隊ゴセイジャーの「ゴセイヘッダー」(天装巨人の頭や武器の砲門などを構成する「生き物」で、誘導弾としても使用可能。)
- メタルクラスタホッパーの「クラスターセル」(シールドや刺突武器、分身の生成や、敵の分解などに使用される。)