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バイオコンピュータ

ばいおこんぴゅーた

バイオコンピュータとは、『機動戦士ガンダム』シリーズに登場する架空のシステム。

概要

サナリィのフォーミュラ計画にて宇宙世紀0120年代に開発された新世代(第六世代)型コンピュータ。主にF91を始めとするF9シリーズのメインコンピュータとして搭載された。
生物細胞のデータや有機材料が使用され、ユニットも人間のニューロンに近似した素子構造を持つ。非ニュータイプ・パイロットでもリスク無しで使用できる次世代サイコミュの雛形として開発されたデバイスであり、元々は障害者補助のためのインターフェイスとして研究されていた福祉用の技術を軍事転用したという背景から、サイコミュの内包していた危険性(ニュートリノ的刺激を脳に与えることで記憶障害などを引き起こす)の懸念も無い、事実上の上位システムである。

多数のフェイルセーフやMCAが複雑に複合した構成を持つ機体を統括するのに最適として、サナリィは生体工学の権威であるモニカ・アノー博士を招き、完成させている。
(余談にはなるが、モニカ博士個人にとってはこの軍事研究への招へいを受けた事が、彼女の家庭の不和の及び夫子との別居の直接原因となった。)

パイロットの脳内電気信号によって機体とパイロットを相互リンクさせる機能を持ち、思考をダイレクトに操縦に反映できる他、機体のカメラや各センサーが収集した情報を思考イメージとしてパイロットに伝達することで、周辺の状況をより鋭敏かつ感覚的に認識させたり、コンピュータ側からの有効な戦術判断の提案といったことが可能となる、双方向性を持ったシステムである。

例として、シーブックが『敵機のビームシールドに対して有効な武器は?』と思考したことに対して、脳内イメージという伝達方法により、ヴェスバーを提案している。またバグの掃討時には、背後センサーが感知したバグの接近をやはり直接脳内に伝達し、収納状態のヴェスバーによる射撃に対しても、管制補助によって精度を向上させている。
モニカ博士はこれらの機能を「サイコミュが受信機としての機能しか無かったのに対して、送信機としての役割も果たすようになっている。」と解説した。

なお、F91に搭載されたフルパッケージのバイオ・コンピュータは、機体の完全思考制御――手足を使わずに操縦が可能なレベルにあるが、モニカ博士は軍(サナリィ)からの要求に従い、マニュアルでの操作を優先するように設定している。
モニカ博士自身は、この手動操作優先仕様の意味について「どういう風に兵器を使うかはわからないけど」と理解していなかったが、としては『人間の認識力』という、時に“見間違い”や“刺激に対する本能的反射”を起こすような曖昧なモノより、パイロットが反復訓練によって本能を越えて肉体に刻み込ませる操縦技術の習熟こそが、機動戦闘に於いて最も信頼できると判断していたのである。
最終的に、この仕様(思想)の差がラフレシアとの勝敗を分ける事となった。

またバイオ・コンピュータは、パイロットの技量や負担を分析して同調率や機体リミッターの調整といったコントロールも行う。特にF91が最大稼働モードに移行して限界性能を発揮した際にパイロットに齎される負荷は常人には到底耐えられるものではなかったため、通常稼働時にはパイロットに負担がかからない程度にまでリミッターがかけられ、バイオセンサーから送られるパイロットの技量と耐久力に比例してバイオ・コンピュータの判断によって順次リミッターを開放していくという措置が取られている。

基本設計は、開発者であるモニカ・アノー博士の独自の感覚によって行われており、特にコンピュータ・シナプスについてはあやとりを応用した配線がなされている。そのため、モニカ博士の口頭説明ビデオ以外に正規の整備マニュアルが存在せず、あやとりの知識の無かったスペース・アークの技術者達には彼女の子供であるシーブックとリィズ達が来るまでメンテナンスも起動もできなかった。
また、バイオ・コンピュータは先代であるF90の第五世代8000系ニューロコンピュータよりも熱負荷に対する弱さが顕著だった。F91がラジエータフィンなどを多用し冷却機能を重視した機体になっているのは当時の技術ではその様な機体構成にしなければ冷却が追い付かず熱負荷による機能停止が生じる為であり、フェイスオープンの仕様もバイオ・コンピュータ換装後の運用試験時に排熱が追い付いていない事が判明し改めて追加された物である。

関連タグ

宇宙世紀

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