概要
あるコンピュータやネットワークと、外部ネットワークの境界線に設置されるもので、
内外の通信を中継・監視して、外部の攻撃(ハッキングやウイルスなど)から、内部を保護するためのソフトウェアや機器・システムのこと。
原義は「防火壁」であり、「外部ネットワークからの攻撃に対する防御」を、「火事の炎を遮断して、延焼を防ぐこと」になぞらえている。
一般的な構成としては、ファイアウォールに、「外部ネットワーク」・「内部ネットワーク」双方の回線を繋ぎ、内外の通信が、必ずファイアウォールを経由するようにしておき、ファイアウォールが一定の基準に従って、不正と判断した通信を遮断する、というもの。
大きく分けて、「サーバコンピュータ上で、ソフトウェアとして動作するもの」と、「専用機器として提供されるもの」の2種類があり、「コストや容易さ」を重視するなら前者が、「規模や性能」を重視するなら、後者が用いられることが多い。
余談
RPG等では、語感が良いため、火属性の魔法の名前に設定されたりしている。その場合、本来の「防火壁」という意味ではなく、「炎の壁」的な意味合いで使用されることが多い。こちらではファイヤーウォールの表記になる。