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M.2

えむどっとつー

コンピュータの内蔵拡張カードのフォームファクタと接続端子について定めた規格である。
目次 [非表示]

注:画像のSSDはmSATAです。M.2のものではありません。


概要編集

mSATAの後継規格として開発された。SATA Expressの小型版であり、上位互換の規格である。


「Intel 9シリーズ以降のマザーボードに採用された新しい規格で、機能性や柔軟性に優れています。

接続にはスロット形状を採用しており、板がむき出しになったような基板が一般的です。

タブレットやウルトラブックなどの普及に合わせて、ストレージ用の面積を小型化することを目的に開発されました。


マザーボードと拡張カードを接続するM.2は、従来あるさまざまなインターフェース規格に対応。

中でも多いのが、マザーボードとストレージを接続するSerial ATAと、拡張スロットの利用に使われるPCI Expressです。

また従来のコネクターとの互換性はないものの、データ転送の技術は互換性を持っています。


要するにM.2はコネクターなど物理的な部分に関しては新しく、データ転送に関しては従来の技術を取り入れたものなのです。」

引用元


特徴編集

mSATAの接続がSATA3.0しか対応していないのに対し、M.2はPCI-E、USB3.0など他の接続にも対応しており、機器に応じた接続が出来るようになっている。

転送速度にも顕著な違いがあり、mSATAの転送速度は6Gbpsなのに対し、M.2は10Gbps~32Gbpsである。



「M.2端子は75個のポジションを持つが、全てのピンを同時に使うことはなく、そのうちいくつかのピンを取り除くことで機器タイプを示す(ノッチ)。ホスト側は端子の形を調整することで、対応するM.2機器のタイプを示すことができる。現在ホスト側の端子の種類はA,B,E,Mの四種類が多く使用されている。例えば、端子のBとMの両方の位置に切り欠きを持つM.2カードは2つのPCIeレーンを使用でき、最大の互換性を持つ。逆にMの位置のみに切り欠きを持つM.2カードは、互換性を犠牲に4つのPCIeレーンを使うことができる。どちらの場合も、(ホスト側が対応していれば)SATAやUSB 3.0方式で接続することは可能である。実際の機器において、PCI Express 4レーンを使用するSSDではM、PCI Express 2レーンまたはSATA接続のSSDではBとMのKeyIDが割り当てられている。ただしホスト側が必ずしも全てのインターフェイスに対応しているわけではなく、MキーであってもPCIeのみでSATAは未対応、BキーであってもSATAのみでPCIeは未対応などの場合がある。


また、従来のMini PCI ExpressではPCIeレーンを1つしか利用できなかったが、M.2機器では最大4レーンまで使用することが可能になり、Wi-FiやWiGigを1枚に収めた拡張カードが登場するなど、デバイスの小型化に貢献している。例として、WWANモジュールではUSB接続のためBkeyが使用され、Wi-FiとBluetoothモジュールではAとEを、Wi-FiとBluetooth、WiGigのモジュールではAのKeyIDが使用されている。」

引用元


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