ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ストライクフリーダムガンダム弐式

すとらいくふりーだむがんだむにしき

ZGMF/A-262B ストライクフリーダム弐式とは、劇場アニメ『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に登場するモビルスーツ(MS)である。
目次 [非表示]

【警告】この記事には、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』のネタバレが記載されています。



























キラ・ヤマト「今度は負けない。僕は1人じゃないから!」

アスラン・ザラ「心を読めるんじゃなかったのか? 使えないな」


機体データ

型式番号ZGMF/A-262B
全高18.88m
重量???
装甲材質ヴァリアブルフェイズシフト装甲
動力源???
所属無所属
パイロット

概要

ファクトリーが開発、キラ・ヤマトが搭乗し第二次連合プラント大戦を無傷で戦い抜き、『FREEDOM』の半年前に発生したフリーダム強奪事件において撃墜されたZGMF-X20A ストライクフリーダムが、モルゲンレーテ社エリカ・シモンズらの手によって修復を兼ね最新技術で改修を受けた機体。あくまで近代化改修を施したのみであり、第二次大戦時のX20Aと同じ機体である。


ただしこの改修はあくまでもテスト用で実戦を想定したものではなく、同時に保管されていたデスティニーSpecⅡインパルスSpecⅡ共々新型融合炉と新装備の性能評価実験に使われていた。

改修したのはコントロールシステム周りと動力系統だけで、出力こそ向上しているもののそれ以外は改修前と変わらないため、シモンズの見解によればブラックナイトスコードのMSと戦うには心許ないかもしれないとされ、小説版でも旧式扱いであり、スペックはあちらに遥かに及ばないとされている。


ビーム射撃による攻撃が主体のためビーム射撃を無効にするフェムテク装甲を持つブラックナイトスコードとの相性は最悪と言えるが、劇中では本来のパイロットが乗っていない場合でもブラックナイトスコードの中では上位機種にあたるシヴァとは挑発などでパイロットの精神面を揺さぶりながら互角の戦闘を繰り広げている。

キラの搭乗時も、ライジングフリーダム搭乗時とは違って精神面が万全であったためシヴァとは互角以上に渡り合い、既存のブラックナイトスコードとは一線を画す機体であるブラックナイトスコードカルラの参戦や迎撃不能な位置に配置された大型ドラグーン「ジグラード」3機からの圧倒的な弾幕により防戦一方に陥りながらも致命傷を受けることなくアスランの救援まで耐えきっている。


C.E.73時点で「最強のモビルスーツ」と称されたその性能はいまだ健在であり、性能では及ばないとされるブラックナイトスコードとも対等に戦うなど、依然として世界最高峰の機体の1つであることは間違いない。


機体構成

変化している部分を中心に記載。


コックピット

ライジングフリーダムイモータルジャスティスに採用されていたタイプの全天周囲モニターへと交換されており、視認性と機能が更にパワーアップしている。

これに伴い改修前に搭載されていた「マルチレーダーセンサー」も外されているが、マルチロックオンシステムは空中投影型ディスプレイを用いて変わりなく使用できる。

また、スペースも広くなっており、メインシート右側にサブシートが設けられている。


動力

エリカ・シモンズによれば新型融合炉が搭載されているらしいが詳細は不明

元々のストライクフリーダムにはハイパーデュートリオンエンジンが搭載されていたが、本機の戦闘シーンではエネルギー計の枯渇と同時にフェイズシフトダウンする様子が見られた。このため、バッテリー説も上がっていたが、これはエネルギーが枯渇しているのではなくフェイズシフトの耐衝撃限界を超えそうになったことと、エネルギーの大量消費を賄っていた核動力の炉心の温度が上がり過ぎてオーバーヒート気味になっていた為である。その状態からプラウドディフェンダーとドッキングすることで冷却した。


また、エリカの新型融合炉という発言から、「コズミック・イラでかつて開発に失敗した小型核融合炉の開発に成功してそれを搭載しているのではないか」という説もある。


外観

ぱっと見では改修前のストライクフリーダムから大きな変化は見られず、肩部と腕部、フロント、サイド、リアスカートの形状が若干変更され、脹脛のスラスターが収納式でなくなった程度である。

ビームシールド発生器と前腕が独立した腕部の形状は「MGEX ストライクフリーダム」のものと似ており、ボリュームの増した肩部も同RGやMETAL BUILDを髣髴させ、ある意味では18年のブランクに出された立体物からの逆輸入・集大成とも言えるかもしれない。


ただしサイドアーマーについてはかなり変化しており(後述)、サイドアーマーとリアアーマーにはハードポイントが追加されている。リアアーマーにも追加されたことから、携行しているライフル2挺をマウントした上で、さらに何らかの携行ライフルを1挺分マウントすることができるようになった。


また、腹部ビーム砲の位置はイラストによって異なり、安定しない。


武装

武装はストライクフリーダムからほぼ変化していないため、そちらの記事を参照。

これに加え、同時出撃した他機体同様、ブラックナイトスコードのフェムテク装甲対策にレールガンを2挺、左サイドアーマー及びリアスカートのマウントに装備して出撃している。


「MMI-M15E クスィフィアス3レール砲」は形状が角ばったものに変更され、「MA-M02G シュペールラケルタ・ビームサーベル」の搭載位置もサイドアーマー上部に移動しており、リアスカートにマウントが増設されているため、リアスカートへの可動機能も無くなっている。

レール砲が2つ折りという点を除けばサイドアーマーの形状も含めてZGMF-X10A フリーダムの物に近くなっている。

またクスィフィアス同様にサーベルの形状も変更されているが、劇中では未使用だが連結形態も引き続き健在の模様。


「MA-M21KF 高エネルギービームライフル」は不使用時はサイドアーマーにマウントされるようになり、これによりビームライフルをマウント中はレール砲が使用できないという改修前の問題点が解消されている。

劇中では他の機体はレールガンを手持ち武装としビームライフルは携行していないが、本機はビームライフルも引き続き携行し、シヴァとカルラとの戦闘で損失するまではこちらを主に使用している。


スーパードラグーンの攻撃端末には、Xアストレイアカツキの「M531R誘導機動ビーム砲塔システム」のように、複数機を併用することによりバリアを展開する機能が追加されている。


「MX2200 ビームシールド」は改修前は発生器もディアクティブモード時は色が変わっていたのでVPS装甲が施されていたが、本機の場合はライジングフリーダム同様にディアクティブモードでも発生器が赤色のままなので、腕部の改修に伴ってVPS装甲が施されていない別物に変わっていると思われる。


さらに、追加武装として額部に「EQM-Y148 収束重核子ビーム砲ディスラプター」が装備されている。もっとも、エネルギーを大量に消費するため、本機単体では使用できないが…?


また、腹部の「MGX-2235 カリドゥス複相ビーム砲」は「トヴァシュトリ超高インパルス砲(型番不明)」に変更されている。フリーダム強奪事件の際に胴体部を損傷しているため、この時にカリドゥスも破損して改修の際に換装されたと考えられる。

公式サイトや公式Xのアカウントでは「アグニ砲」とされていたが、ライジングフリーダムの「MA-BBF75 400mm超高インパルス砲 シュトゥルムスヴァーハー」の前例を見るに恐らくアグニ砲は超高インパルス砲の総称であり、「トヴァシュトリ」が本来のペットネームだと推測できる。また、「トヴァシュトリ」はインド神話の神の名前であり、命名規則もある程度引き継いでいる。


劇中の活躍

フリーダム強奪事件と改修を経てアカツキ島の地下にてデスティニーSpecⅡインパルスSpecⅡと共に保管されている姿で登場する。先の戦闘でライジングフリーダムを失ったキラ・ヤマトエリカ・シモンズの手で宛がわれ、ミレニアムと共に宇宙へ上がる。


キャバリアーアイフリッドに牽引されてミレニアムと別行動をとった本機は、単身ファウンデーション側のアルテミス要塞へ突撃する。ブラックナイトスコード シヴァの迎撃に遭い、互角の戦いを繰り広げる。


しかし、キラはラクス・クライン救出のためレドニル・キサカらと共に要塞内部へ侵入していた。本機に乗っていたのはアスラン・ザラであり、攪乱とシヴァの足止めのため一時的に搭乗していた。


キラ達の脱出を確認するとキャバリアーに合流、キラへとパイロットを交代する。

本来の持ち主と共にレクイエム周辺宙域へ急行、その火力を持って防衛部隊を次々と戦闘不能にしていくが、シヴァが現れたことで戦闘を開始し、更に敵側の最後の隠し玉であるブラックナイトスコード カルラも出現する。


オルフェ「旧式のモビルスーツ我らに挑むとはなあ!」


キラ「モビルスーツの性能で強さが決まる訳じゃない!!」


オルフェ「そうとも!だから我らに劣る貴様が勝つことはない!!」


キラ「だけど僕には武器がある…!」


オルフェ「なんだそれは?」


キラ「………ラクスの愛だ!!!」

  

オルフェ「…………フザけるなぁーっ!!」


機体性能で勝る2機の猛攻に加え、カルラが操る大型ドラグーンが放つミサイル及び砲撃の激しさもあってハイマットフルバーストでも迎撃しきれずに防戦一方となり、ドラグーンを数基撃ち落されウイング各部やトヴァシュトリを損傷、武装も殆どを損失した(残ったのは左レールガンと左ビームシールド、ビー厶サーベル)上、機体の限界を超えた機動をしたことでフェイズシフト装甲の耐衝撃限界を超えたことに加えて核エンジンがオーバーヒートしたためにフェイズシフトダウンを起こし窮地に陥るが、アスランのズゴックがギリギリのタイミングで割って入り救援される。


さらにインフィニットジャスティス弐式によって生じた隙を使い、ラクスが乗って駆けつけた新装備「プラウドディフェンダー」とドッキングに成功する。


ガンプラ

ストライクフリーダムガンダム弐式としての発売は現時点では予定されていないが、2024年5月に発売予定のHGCE「マイティーストライクフリーダムガンダム」の本体と、過去に発売されているHGCE「ストライクフリーダムガンダム」のウイングを使用したニコイチで再現可能と思われる。

なお、レールガンはマイティーストライクフリーダムに付属していないため、弐式の完全再現には上記2種の他レールガンの付属するゲルググメナースを2箱購入する必要がある

ただし、詳しくはあちらの項目にあるが劇中に装備していた物よりもサイズが大きく、そのまま装備させると明らかにバランスが悪い。


余談

  • かねてよりストライクフリーダムの劇場版登場は予想されていたが、改修機としての登場となった。監督によるとこれは両澤氏の発案であり、「新型で勝つんじゃなく、最後は旧型で勝つ方がカッコいいでしょう?」と通常王道である作中後半に新型に乗り換えるというパターンのあえて逆を狙ったとのこと。
    • 公開前PVにてライジングフリーダムが損傷するシーンが既に公開されてたり装備に制約を設けているという設定や、公開前の公式サイトではインパルスガンダムSpecⅡはあるのにデスティニーガンダムは無かった事から「シンは後半にデスティニーに乗るのでは?」という予想と合わせてストライクフリーダムガンダムの再登場もあり得るとされ、実際その通りになった。
    • 奇しくも、ほぼ同時期公開されたTV版の正統派続編をうたった特撮映画も全く同じ発想が取り入れられたシナリオだったため両作はよく比較される事が多い。もちろんこれは公開時期含めてまったくの偶然の出来事であり、とんでもないミラクルである。

  • 「主人公が前半主人公機より旧世代の機体に乗り換える」という展開は、ガンダムシリーズ全体で見ると少ない。これはガンダムが兵器であり技術革新の中で型落ちしていくのが基本であるため。ZZガンダムに乗り換えたジュドーが戦術上の理由から前半に使っていたZガンダムに乗り込んだパターンはあるが、こちらの場合はZガンダムが他のパイロットが使う現行機として運用は続けられていた。

  • 前作ではまともに損傷せず、今回の戦闘で初めて明確なダメージを負ったと認識している人も多い(但し、本作の前日談を除いたHDリマスター版では破損までは行かないながらも、装甲に損傷が見られる)が、本編開始の半年前に「フリーダム強奪事件」なる出来事があり、その時にブラックナイトスコードの攻撃で胴体部を破損しているため、実際の破損はそちらになる(肩の形状及びレール砲が腰の後ろに位置していることから、この時攻撃を受けたのは改修前のストライクフリーダムとなる)。
    • 小説版では撃墜されたとなっているため、修復を兼ねて改修されたと見ることもできる。


  • 前作ではシン・アスカのデスティニーを差し置いて「主人公機」としてタイトルバックを飾る(但し、近年では本作の制作に伴ってか再度デスティニーが主人公機として扱われる事が増えている)などの扱いで物議を醸したストライクフリーダムだが、今回は映画公開に向けて鳴物入りで紹介されていたライジングフリーダムを差し置いて最終決戦機体として登場する事となった。
    • 本作のストライクフリーダムはインフィニットジャスティスやデスティニーと共に再登場する事や、ストライクフリーダムに一時はアスランが乗るなどの展開が「生まれ持った素質ありきで運営する世界」というファウンデーションやデスティニープランへのアンチテーゼにもなっているとも解釈でき、単なる囮や視聴者へのサプライズ以上の意味を持って必要だからこそ選ばれた機体となっている。
      • 監督曰く『SEED』は意図的にパイロットと機体の結び付きを強くするよう作劇しており、『FREEDOM』はそれを敢えて崩すような展開となっている。
    • さらにストライクフリーダムはキラ専用機としてチューニングされた機体のため、敢えて違う人間が乗って戦うという行為もまた「素質(≒機体コンセプト)で全てを決める世界」では為し得ない選択である。
    • そして最後にラクスがアルバート・ハインラインの協力を受けて送り届け、キラとラクス2人で戦うプラウドデフェンダーによって既に役割を終えた過去の遺物に新しい力を与える。
    • 以上のプロセスを経る事で「自らの未来は、持って生まれた素質に縛られず自分で切り拓く」というファウンデーションとこの戦いへの回答を示す事となる。
    • ただしこれは公式からもたらされた見解ではなく憶測であることを留意されたし。

  • キラはラクス救出のため一時期ストライクフリーダムをアスランに預けてブラックナイトスコードの攻勢を凌いたが、ストライクフリーダムは元々キラ専用機としてチューニングされた上にドラグーンまで扱うため、アスランが搭乗して使いこなしているのは一見すると設定の齟齬のように見える。なんならアスランはジャスティスをはじめ格闘戦や離脱戦法が得意なモビルスーツを好む傾向にある。
    • しかしここで思い出してほしいのは、前作ではレジェンドには本来ならアスランが乗るはずだったと言う事。レジェンドは特異な空間認識能力を必須条件としない第二世代ドラグーンを搭載したとはいえプロヴィデンスの後継機であり、性能を最大限発揮するにはドラグーンの戦闘能力に直結する空間認識能力は高い方が望ましいはず。そしてアスランはメサイア攻防戦でレジェンド相手に一度初見でドラグーンの猛攻を凌いで見せていた。さらにストライクフリーダムのスーパードラグーンはキラの高い空間認識能力を前提としてチューンが施された代物であり、レジェンドのものより操作難度が高い。もし仮にアスランがレジェンドに乗っていたとしたら、彼は意のままにドラグーンを操っていたのであろう。
    • 脱走により実現しなかったものの、レジェンドに乗るようにアスランに促したのは当時のプラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルである。つまり、デュランダルはアスランにドラグーンシステムに重要な空間認識能力の適性があると見抜いており、その正しさがデュランダル死後の本作でストライクフリーダムに乗ってスーパードラグーンを使ってみせた事で証明された形となった。遺伝子工学に精通しているとはいえ、本作のデスティニーSpecⅡの活躍と合わせて考えるとデュランダルの「他人の能力を見る目」は確かだったと言えるだろう。だが、流石にドラグーン初使用であったためかキラのように自在とまではいかず、動きは単調気味かつすぐにバインダーに戻した(そもそもキラの高度な空間認識能力に合わせて調整されているのでアスランでは完璧に扱う事は出来ない。そのキラも初使用時は完璧に使いこなすことができなかったくらいスーパードラグーンは操作難易度が高い。またアスラン本人もドラグーンは苦手との事)。

  • ドラグーン以外の装備で見ると二刀流や腹部ビーム砲などの武装攻勢はイージスに似た構成であり、「変形しなくてもスキュラが使えるイージス」という感覚で動かせるとも解釈できる。この辺を見ても「武装自体を扱う事に支障はないので、あとはキラ用にチューニングされキラ以外ではまともに扱えないとまで言われる程のピーキーさにどこまでアスランが対応できるか」という問題のみとなる。その結果は御覧の通りで、劇中でもキラを侮っていた敵がアスランは警戒していた理由を「その気になればストライクフリーダムすら操縦可能」という規格外の操縦技術によって証明している(しかもアスランはシヴァのパイロットであるシュラ・サーペンタインを挑発する余裕まであった)。
    • ただし、過去のインタビューや機体設定にある通りキラでなければ性能を完全に発揮できない為、これでも本来の力は出し切れてない。また流石に乗り慣れない機体であるためか役割が囮であることもあって積極的には攻撃は仕掛けず、基本は回避に専念する動きであった。

  • アスランにストライクフリーダムを預けたことが、キラが他人を頼れるようになった証という見方もある。

  • 他の改修機たちと比べて改修前(X20A)から面影が無いほど型式番号が変化している(A-262B)。
    • 実戦想定の試作機ではなくなったためか、「X」は含まれていない。
    • 頭の「A-」はデスティニーSpecⅡも同じな一方、バッテリー機のインパルスSpecⅡでは異なることから、新型融合炉搭載機を示すものと考えられる。
    • 末尾の「B」はマイティーストライクフリーダムにて「PD-P」へ変化することから、バックパックの種類を示すものと考えられる。
      • この「B」はおそらく「Basic(基本)」の頭文字から取っていると思われる。
    • 何かしらのバックパックを装備していることが前提(本機の場合バックパックにメインスラスターが存在する構成)なためか、ストライカーパック装備機体のように機体本体とバックパックの型式番号を「+」で繋いでいない。
    • 「262」部分については漠然としているが、インフィニットジャスティス弐式の「191」を踏まえると、改修前の「20」から武装と装甲の改修に伴い変化した部分と考えられる。
      • 特に「26」部分は改修前の「20」から6だけ増えた数字である可能性が高い。

  • 本来実戦運用を想定していない上コンパス所属機でないにもかかわらず、使用にコンパス総裁(=ラクス)の承認が必要な武装であるディスラプターが元から装備されている(小説版においてはこの使用制限を設定したのはキラ自身であることも判明している)。これについてだが、ディスラプターに関しては改修前から既に増設されており、元の状態のままコンパスで運用する予定があった可能性が考えられる(この場合、ディスラプター追加改造を受けたストライクフリーダムをアークエンジェルに引き渡す際に強奪事件が発生したと考えれば辻褄が合う)。
    • 型式番号が改訂されている上ディスラプター増設により新規パーツになっているアンテナ基部の刻印が「X-20A VENTI」と改修前のままであることもこう考えれば特に不自然ではない。
    • スーパードラグーン機動兵装ウイングからプラウドディフェンダーにバックパックを交換する形での強化は、「ストライクフリーダムにも換装機能はあった」という意味でもあり、ストライクガンダムストライカーパックシステムへの原点回帰ともとれる。

  • ファウンデーションの航宙戦艦グルヴェイグのオペレーターが、本機を照合して「X20A」と確認するシーンが存在する。
    • これはファウンデーション王国側のデータベースに改修前のストライクフリーダムの情報しか無かっただけであると見られる。特に本機とデスティニーSpecⅡはテスト機としてモルゲンレーテの秘密工廠で秘匿されているので、改修後の姿や別の型式番号を振られていることなど知る由もない。また、外観の項目にあるように見た目の変化は殆ど無いので、改修前と同じ機体と認識されるのも特段おかしな事ではない。なお前作では読み方が「エックスツーオーエー」だったが、本作では読み方が「エックスニーマルエー」となっている。
    • そもそも、敵機の情報が無い状態では保有するデータベースに有る『近似する機体』を照合するのが当たり前であり、そこから敵機の情報を見誤るのはあり得る事である。実際に、本機の原型機であるストライクフリーダム自体が初交戦したザフト兵から『前大戦のフリーダム』と誤認されている。こちらは、細部を見ればはっきり別機体と分かるはずだが、高速戦闘中のストライクフリーダムの細部を見極めるのは困難と見られる。


  • 原型機のストライクフリーダムそのものが、第一次連合・プラント大戦に設計されたフリーダムタイプの量産試作機(ZGMF-Xシリーズ)を下地にしているため、基礎設計は4年前の代物と言える。兄弟機のインフィニットジャスティス弐式も、原型機のインフィニットジャスティスが4年前に設計されたジャスティスタイプの量産試作機(ZGMF-Xシリーズ)を下地にしている。
    • 基礎設計は、ブラックナイトスコードやライジングフリーダムに比べれば確かに古いものの、かつては『ザフトの技術の粋を集めた機体』と呼ばれた機体であり、ポテンシャルの高さは健在のようである。

  • パンフレットやガンプラの公式ページでは「MGX-2235 カリドゥス複相ビーム砲」が「アグニ砲」と呼ばれているが、上記の通り、本機の腹部ビーム砲は「トヴァシュトリ超高インパルス砲」に変更されていることが明らかにされた。ライジングフリーダムの「MA-BBF75 400㎜超高インパルス砲 シュトゥルムスヴァーハー」もまた解禁前はアグニ砲と呼ばれていた。
    • シュトゥルムスヴァーハーは間違いなくアグニに由来しているのだが、カリドゥスは系統としては「スキュラ砲」である。
    • 誤植ではないとすると、モルゲンレーテの工廠で改修を受けたのでストライクも使っていたアグニ系列の装備に積み換えたと言う可能性もある。また、フリーダムのクスィフィアスレール砲と併せて歴代のキラの乗機の武装と同系列の装備を、ストライクフリーダムの武装構成を維持しつつ積み込んだ全部載せ構成とも言える。

  • とはいえ、劇中ではしっかり主役機の一つとして扱われているため目立つことはないが、本来はモルゲンレーテにおいてテストべッドとして使用されていたことになる。つまり本機からデータを採取して新型機の開発に利用されていることが示唆されているということでもあり…?

  • 人気投票の順位はフリーダム系列の中では最下位の14位。また、フリーダム系列唯一のトップ10外でもある。

関連タグ

登場作品

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM


関連組織

モルゲンレーテ社 ターミナル


関連機体

ZGMF-X20A ストライクフリーダム:改修前の姿。

MDE262S プラウドディフェンダー


その他

ガンダムMk-Ⅱ:「弐式」という命名とプラウドディフェンダーとのドッキング機能から共にオマージュ元と思われる機体。

ウイングガンダムゼロカスタム:TVシリーズの最終決戦から一年後に再度投入された主役機繋がり。

ガンダムダブルエックス:プラウドディフェンダーと共にオマージュ元と思われる機体。

ZZガンダム:額に大出力ビーム砲を積んでいる主役機繋がり。


キラ・ヤマト アスラン・ザラ ラクス・クライン

関連記事

親記事

ストライクフリーダムガンダム すとらいくふりーだむがんだむ

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 95487

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました