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ゲルググメナース

げるぐぐめなーす

『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に登場するモビルスーツ(MS)、ZGMF-2025/F ゲルググメナース。
目次 [非表示]

ルナマリア・ホーク「ルナマリア・ホーク。ゲルググ、行くわよ!」


機体データ編集


概要編集

ザフト(プラント)が開発した量産型MS。「メナース(Menace)」とは「脅威威嚇猛威」の意(転じて人物・キャラを形容する際には「やんちゃ・わんぱく」という意味だったりもする)。

ザクシリーズ後継機で、ギャンシュトロームと共に、C.E.75年代におけるニューミレニアムシリーズに連なる新型機。

『FREEDOM』時点ではコンパスにて試験運用されている段階(ザフトでは主力量産機を指揮官やエースに先行配備して試運転を行うことが多い)だが、ザフトにて数機の運用も見られる。



外観編集

頭部はザクに近い丸みを帯びたデザインで、ゲルググというよりは「角を付けたジン」「トサカを付けたザク」と言った印象を受ける。宇宙世紀の機体にしてみてもマラサイの方が近い。

オマージュ元のゲルググ同様下半身にスラスターが集中している。


コンパス所属機の左肩には世界平和監視機構コンパスのマークが施されている。


一般機及びパーソナルカラー編集

一般機編集

ゲルググメナース 一般機

青とグレーに近い緑の標準カラーで塗装された機体。

ヘルベルト、マーズ機。


ルナマリア・ホーク編集

ゲルググメナース

ルナマリアのパーソナルカラーである真紅に塗装された機体。武装もロングレンジに特化している。ルナマリアがフォースインパルスSpecⅡに乗り換えた後はヒルダ・ハーケンが搭乗している。


武装編集

MAM-602 マグヌスグラディウス 特斬槍編集

ゲルググメナース -GELGOOG MENACE-

柄の両端からビーム刃を展開する近接格闘戦用兵器。元ネタお馴染みの武装。

非使用時はリアスカートにマウントされる。


MMI-M635D ビームライフル編集

ギャンシュトロームと共通する主力兵装。マイウス・ミリタリー・インダストリー社製。

ザフト製MSのビームライフルはC.E.71年からマティウス・アーセナリー社が独占的に開発していたが、本装備は後述の「MMI-M6336E 強化ビームライフル」と共にマイウス・ミリタリー・インダストリー社が開発した初のビームライフルとなる。なお、ザクウォーリアの「MMI-M633 ビーム突撃銃」もマイウス・ミリタリー・インダストリー社が開発したものなため、そのザクウォーリアの後継機の主力兵装として開発したものと思われる。


MMI-M6336E 強化ビームライフル編集

ゲルググメナース

ルナマリア・ホーク機が装備する、精密狙撃にも対応したロングレンジのビームライフル。マイウス・ミリタリー・インダストリー社製。

MMI-M635Dと本体部分は全く同じであり、銃身部分が延長されている。


MMI-MD95/A レフルジェンス ビームシールド編集

ジェットストリームアタック!!

左腕に装備された展開式のシールド。マイウス・ミリタリー・インダストリー社製。

収納時は実体のフレームが折りたたまれているが、展開時は表面の内側にバリアを展開する。

実体部分を持つことから対艦刀の類に弱く、ブラックナイトスコード ルドラの「OWC-QZ200 対モビルスーツ重斬刀」により容易に両断されている。

同時期に開発されたと思われるライジングフリーダムの「MMI-X525 インフェクタス ビームシールド」と同じくマイウス・ミリタリー・インダストリー社が開発した初めてのビームシールドである。


試製35式改レールガン編集

最終決戦での出撃時に携行した実弾武器。オーブ製。

携行火器としてビームライフルが普及したC.E.では非常に珍しい携行式のレールガンであり、ビームを無効化するフェムテク装甲への対策としてミレニアムに複数が搬入された。


オプション編集

ギャンシュトロームと共通する追加装備。


  • 大気圏突入用オプション

正式名称不明。脚部に装着され、大気との摩擦熱と落下速度を軽減するバリュートが展開される。使用後はパージされる。


  • 大気圏離脱用オプション

正式名称不明。ポジトロニック・インターファライアンス(陽電子砲によって生じる前面の真空状態と磁場)を用いた短時間による大気圏離脱が行える。

かつてストライクルージュが用いた「ストライクブースター」に近い形状・用途だが、こちらは上下にMS2機をそれぞれ上下に固定し、カタパルトではなく艦船下部に懸架された状態から宇宙に放たれる。


換装システム編集

ザクシリーズドムトルーパーと同様に、状況に応じてバックパック「ボレロ」を選択・換装するシステムを採用している。ウィザードシステムもしくはその発展型の可能性もある。また、背中にはウィザードシステムに対応するコネクタを装備しており、実際に各種ウィザードを装備する事もできる。


ボレロ編集

本機およびギャンシュトロームに採用された新型バックパック。表記は「B.O.L.E.L.O」。

開発当初から機能を分ける事を前提に設計され、極力部品や製造工程を共通化する事で生産ラインを統一し、生産と運用のコスト削減を図っている。これらのバックパックには武装を懸架するためのハードポイントが2つ備えられており、「M71 ペレグリヌス 6連装近距離誘導弾発射筒」や「MAM-G3L1 インフェルヌス 電磁砲」をマウントすることが可能。


  • ボレロA

大気圏用のバックパック。揚力など空力特性を考慮した構造を採用し、飛行速度を重視してエンジンを多数搭載している。

このバックパックの登場により、ついにザフトの主力量産機は大気圏内飛行能力を獲得した。


  • ボレロS

宇宙用のバックパック。宇宙用推進剤タンクと強化された冷却機構を装備する。


ボレロのオプション

  • M71 ペレグリヌス 6連装近距離誘導弾発射筒

ギャンと共通の実弾武器。大気・宇宙用パック共に、一般機はバックパックの両側に、ルナマリア・ホーク機は右側のみ備える。

  • MAM-G3L1 インフェルヌス 電磁砲

ルナマリア・ホーク機のみ装備する、ボレロ専用のリニアガン。A型S型共にバックパックの左側に備えている。

型式番号的にMAM-602と同じ開発元と思われる。


劇中での活躍編集

ルナマリア機は序盤のオルドリン自治区での戦闘鎮圧のため出撃。イモータルジャスティスと共にブルーコスモス残党の攻撃から民間人を守っていた。

ファウンデーション王国との合同作戦ではミレニアム内で待機していたが、巡航核ミサイル迎撃のため出撃。1発目は撃墜したが敵の本命である2発目は本機の推力でも届かない高々度まで上昇したため射程圏外になってしまい、ミレニアム共々水中に潜って核爆発をやり過ごすことしか出来なかった。

最終決戦ではインパルスSpecⅡに乗り換えたルナマリアに代わりヒルダが搭乗。ミレニアムの護衛を行い、襲撃してきたブラックナイトスコード ルドラ4機に応戦。この内ガーネットをデスティニーSpecⅡとの連携で撃墜した(その動きから一部ファンからは即席ジェットストリームアタックと呼ばれている)。


ヘルベルト機とマーズ機は、合同作戦にてアークエンジェルの護衛をしていたものの、襲撃をかけてきたルドラ2機(サファイアとスピネル)に撃墜された。


立体物編集

ルナマリア機がHGCEシリーズにラインナップされ、2024年3月23日より販売を開始した。

劇場版公開というタイミングがよかった事もあり、ザフト軍の顔とも言えるジンやザクウォーリアなどを差し置いて、まさかの劇場版初出機体がザフト製量産型MSの初HGCE化となった。

各種武装は勿論のこと、試製35式改レールガンが付属する。

バックパックはボレロAのみで、宇宙仕様を再現する場合は、ギャンシュトローム(アグネス機)のボレロSを取り付ける必要がある。また、設定通り同スケールのウィザードシステムとも互換性がある。

ビームシールドは収納・展開状態を差し替えで再現可能。

マグヌスグラディウスは柄の延長状態、収納状態ともにビーム刃を取付可能で、両刃だけでなく片刃状態も再現できる。

全体的な造形は、頭身のバランスも含め大河原氏の設定画からかなりのアレンジが加えられており、むしろそのまま再現している部分の方が少ない。

2024年7月16日には、一般機がプレミアムバンダイ限定で予約開始される。こちらのバックパックはボレロSだが、ファンが一緒に並べたいと思うであろうギャンシュトローム(ヒルダ機)はボレロA装備のためちぐはぐになってしまっており、それに対する不満の声もある。


なお、設定上の大きさはザクファントムとそれほど変わらないにもかかわらず、同スケールのニューミレニアムシリーズと比べると頭ひとつ分も大きいオーバースケール気味のキットとなっている(本キットの頭頂高は同スケールのザクファントムの全高とほぼ一致するため、一部では「全高を頭頂高と勘違いしてしまったのでは」とも言われており、また偶然か否か元ネタ機体のHGとほぼ同サイズとなっている)。

もっとも、本機のキットだけが特別そうなのではなく、むしろHGCEで発売した機体群の大半に同様のことが言えるのが実情である(スタイリッシュさを優先した弊害と言ったところだろうか)。実物を測ってみると分かるが、旧HGで出ていた先達たちの方が設定に対するスケールサイズとしてはより正確である。


このため、後述するような弊害も起きてしまっている。


付属のレールガンについて編集

最終決戦の再現として他の機体にレールガンを持たせる場合、ストライクフリーダム弐式に2丁、インフィニットジャスティス弐式に1丁、デスティニーSpecⅡに2丁、インパルスSpecⅡに1丁、つまり合計6丁分のレールガンを確保する為に本キットを別途買う必要がある(過去にもそんな事が在った様な…)。オプションセット販売の予定も無いため、レールガンだけ転売されるという事態も起きている

一応、レールガンのランナーだけ別になっていたことから、別の形で販売されるのではとも予想されていたが後に、オプションパーツセットガンプラ15に付属すると決定された。


ただ劇中デスティニーやストライクフリーダムが装備していた時は少し大きめのビームライフルサイズだったのだが、本キットに付属するものは明らかにそれよりも大きく、同スケールのストライクフリーダムの連結状態のビームライフルとほぼ同サイズ(MG等の1/100に持たせると丁度良いサイズ)であるため、同スケールのデスティニーやストライクフリーダムに持たせる事こそ可能だが、明らかにバランスが悪い。

また無改造ではハードポイントにマウントできないが、オプションパーツ15にはマウント用のジョイントパーツが付属する。


このためグシオンリベイクフルシティのライフルのように、流用ではなくモビルスーツの形状に合わせた完全新規のレールガンがオプションパーツセットやプレミアムバンダイ限定商品で別途で出される可能性も出てきている。


ちなみにMETAL ROBOT魂の各種ガンダムに付属するレールガンは劇中通りに少し大きめのビームライフルサイズとなっているが、RGブラストインパルスガンダムSpecⅡに付属するレールガンはこちらに合わせたのかかなりの大型サイズになっている。

ここからするとデスティニーらが装備していたものは演出の都合で小さく描かれていただけで、実はこちらの大きさの方が正しいという可能性もある。


余談編集

  • 一般機のカラーリングはこれまでの機体と違い元ネタとは異なるカラーリングとなっている様に見えるが、これはゲルググの設定画におけるカラーを踏襲したものである。
  • ビームシールドを搭載したゲルググとしては、原点の宇宙世紀にもシャルル専用ゲルググが存在する。
  • 最終的にヤマト隊が使用するモビルスーツでは、唯一破壊されなかった。

関連イラスト編集

ゲルググメナースゲルググメナース


関連タグ編集

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM

ニューミレニアムシリーズ 後継機 量産機

ギャンシュトローム

ライジングフリーダム

イモータルジャスティス

マーズジャケット:SEED版火星ゲルググ


ゲルググ

ゲルググJ

RFゲルググ

シャア専用ゲルググ

ガトー専用ゲルググ

シャルル専用ゲルググ

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