概要
ガンダムシリーズにおいてゲルググ等が装備しているビームサーベルの派生武器。ビームサーベルより長めの柄の両端からビームを発生させるのが特徴。見た目はかっこいいが、実用性には疑問が残る武器である。
名称は薙刀から……しかし実際の薙刀は長柄に短刀を付けた武器であり、似ているのは刀身の形状だけである。一部では、実際の薙刀ではなく双刃刀型の武器がナギナタと呼称されるという影響を及ぼしている。
またビームサーベルを2本連結させてビームナギナタを再現できるモデルもあり、コズミック・イラの世界観では「アンビデクストラス・ハルバード」と呼ばれている(こうなるともはやナギナタでもハルバードでもないが)。
ガンダム以外でも『重戦機エルガイム』『機甲戦記ドラグナー』などで見られる。
当時指摘された疑問。
- 両端からビームが出ているとなると、自分を切ってしまう欠陥兵器なのでは?
・当然片方の自動オフ機能がある。後の作品では2本のビームサーベルを連結してこの形状にする仕様となっている。
・初出のコロニー戦において薙刀部分に金属製の刃がつけられており、リーチの長い実体槍として使用している。つまり戦況に合わせてオプションを変更できる。
・劇中ではビーム薙刀を持った腕ごとグルグルと回して攻撃しており、槍というよりもF91やVガンダム以降における回転ビームサーベルに近い戦い方をしている。当然疑似的なビームシールドとしても使用できる。
- ビームサーベルの両端版はいいとして、柄を攻撃されたら元も子もないのでは?
・ビームジャベリンにも言える事。…と言うか劇中では柄でビームサーベルを受け止めている。
・(後付け)設定的に考えれば、ビームサーベル系武器はIフィールドで刃を形成している為、柄にもIフィールドの恩恵があったのではなかろうか。
刃の色について
発生させる刃の色は当初こそ水色だったが(イラスト左)、劇場版では黄色に変わっており(イラスト右)、以降の映像作品やガンプラでもこちらがスタンダードになっている。
この変更は、劇場版でリストラされたギャンのビームサーベルのみのカットをテレビ版から流用し、ゲルググの新作カットに繋げた都合から生まれたもの。
関連キャラクター
スピルバン(時空戦士スピルバン):ツインブレード。ただし直剣型。
柴田勝家(戦国BASARA):装備武器の『逆刃薙』の形式がビームナギナタと同じく、柄の両端に刃が付いている。
トモエ『ペルソナ4』の登場人物、里中千枝の初期ペルソナ。上記の柴田勝家と同じく、装備武器の形式がビームナギナタと同じ、柄の両端に刃が付いている。<名称は不明>
ダース・モール:スターウォーズ エピソード1『ファントムメナス』に登場。柄の両端に刃が付いたライトセーバーを使用し、日本ではスピルバン真似だと言われているが、スタッフによれば孫悟空の如意棒をイメージしたものらしい。
シェンロンガンダム:薙刀として正しい形状である「ビームグレイブ」を装備した機体。
ライジングガンダム:同じくナギナタの名を冠した「ヒートナギナタ」という専用武器を持つが、こちらも薙刀として正しい形状。