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概要編集

富野監督が『機動戦士ガンダム』において、巨大ロボットにチャンバラをさせるために考案した、「光線の剣」。「スターウォーズ」に登場するライトセーバーにインスパイアを受けたとされる。

【beam】には「光線」「光束」の意味があるが、この場合は「高熱素粒子」を意味する。


アナザーガンダム世界においては、それぞれが基本的に宇宙世紀のものとは異なる理論を用いているが、特に理論を構築していない世界観も存在する。

シュベルトゲベール(ソードストライカー)


宇宙世紀におけるビームサーベル編集

基本原理編集

円筒形の柄部に内蔵されたエネルギーCAP(縮退寸前の高エネルギー状態ミノフスキー粒子(=メガ粒子)を蓄積しておくユニット)を、任意の線形状Iフィールドの『型枠』に沿って放出・収束し、メガ粒子の刀身を形成するモビルスーツの近接白兵戦用武装である。

Vガンダム』ではマニピュレーターから離れたビームサーベルが一定時間後にビーム刃が消失し、『第08MS小隊』ではサーベルの柄とマニピュレーターのコネクターを接続する描写があることから、エネルギーCAPはあくまでメガ粒子のみを賄い、Iフィールド形成等のエネルギーは基本的にMS側からサプライされると考えられる。とはいえ、柄部には一定エネルギーを溜めておくコンデンサも内蔵していることが各作品小説版で語られており、『スターダストメモリー』において、試作2号機が宇宙空間で発振して放り投げたサーベルは、一定時間稼動を継続して囮となった。

なお、マニピュレーターのコネクターは出力調整などのデータ送受信も行っているため、「MSの指でつまんで出力調整する」などの操作は不要。


対象の破壊に用いられるのは熱エネルギー(縮退により質量から転換した運動エネルギー)であり、人間が使用する刀剣類のように「斬り裂く」「押し潰す」のではなく「溶断する」(『Vガンダム』内では、ビームサーベルに接触してしまった人体(ネネカ隊)がスローモーション演出によってなお一瞬で蒸発する描写が存在し、『08小隊』以降の映像作品では装甲の赤熱溶融が詳細に描かれるようになった)。ただし、『UC』ではネモカプールに突き刺したビームサーベルが「突き刺さったまま浮いている」という、さも実体があるような不自然な描写もあった。

メガ粒子の単位面積辺りの破壊エネルギーは核兵器にも勝るとされる上、後述の装甲への接触時間の長さの関係上、たとえ対ビームコーティングを施していたとしても、物質が耐久することは事実上不可能である。このことからビームライフル同様に、宇宙世紀0079年以降はMSの一般的な武装として急速に普及した。


ただし、ライフルの時代経過に伴う高出力・多機能化と比較すると、その向上速度は遅く、エポックメイキングとなるような高度な発展も無かった。これは、ビームライフル(射撃兵器)が飛距離延長に伴うメガ粒子の拡散(威力減衰)およびミノフスキー粒子下における精密狙撃機構といった課題克服が常に必要であった事に対して、サーベルを使用する際の彼我の距離は減衰を考慮する必要が無く、威力面についてもMSの腕部がサーベルを振るう速度が射撃ビームの貫通速度(亜光速)と比較して遥かに遅い(敵装甲に対するメガ粒子の接触時間が長大となる)ため、最初からほぼ防御不能な“必殺”の威力を備えていたためであり、高出力が過ぎるとむしろ飛散するメガ粒子で自機の装甲がダメージを負いかねない危険性すらあった(サーベルではないが、ファントムガンダムは自機から発し、更に周囲に纏わせる強力なビーム粒子からカメラ・アイを保護するため、フェイス部を二重にしてある)。

第一次ネオジオン抗争期にはMSの装甲品質の向上及び重装甲化が進み、高級機の場合にはビームの直撃が必ずしも“必殺”とならない事態も生じた。この対抗策として、例として、ZZガンダムでは従来の1.6倍もの出力(1.1MW)を持つハイパー・ビームサーベルという近接戦闘に特化した兵装(ZZ以外の機体では一振りで機能停止に陥ってしまう)を搭載し、自機の装甲にもドライセンのビームトマホーク(0.92MW)の斬撃にある程度耐えうる高度な装甲が施された。

一方、第二次ネオジオン抗争以降にはこうした高コストの装備は廃され、装甲は格闘戦においては気休めにもならず、クロスボーンガンダムが纏うABCマント(5発程度のライフルに耐える)もクァバーゼのビームソーで容易く両断されてしまっている。(ただし、シャア専用ゲルググがビームナギナタの柄でガンダムのサーベル刃を受け止めるなど、特に初期作品では理に適っていない演出が散見される)

更に、ビーム兵器に対してほぼ絶対的な防御能力を発揮するIフィールド・ビームバリアであっても、バリアの展開層を機体に密着させる事は技術的に不可能なため、近接白兵・格闘戦ではバリアの内側に入られてしまう事から、事実上無効化されてしまう(バンシィ・ノルンがサーベルを、ユニコーンガンダムのシールドのIフィールド発生機本体に突き込んだ際のように、バリア発生源に直接ぶつけられた場合を除く)。

また、短時間ながらビーム兵器の威力を大幅に減衰・無効化させる「ビーム撹乱幕」が展開されている中でも、(もちろん威力減衰は発生するものの)ある程度の威力を維持することができるらしく、撹乱幕が展開された後にシナンジュがビームアックスでミサイルを防ぐ描写がある他、その直後にジェガンがビームサーベルで斬りかかっている(その際にシナンジュはサーベルによる攻撃を回避しているため、撹乱幕の中でもMSに十分な損傷を与えられる程度の威力は有すると思われる)。

加えて、MSの戦闘機動には常に推進剤とバイタル積載限界がつきまとうため、『敵機に接近する』、『白兵・格闘戦で微細かつ高速の推進を連続で行う』という機動が(特に宙間戦闘では)稼働時間の短縮を不可避としてしまう事から、MSという兵器にとって近接白兵・格闘戦自体が重要視されなかった事も影響している。なお推進剤については、プロペラントタンク装備により稼働時間を延長している機体も存在しているが、高級機のサザビーでも最大機動を行った場合の延長時間は90秒と、焼け石に水でしかないため、接近戦特化機のピーキーさが分かる。

ただし、上述のクロスボーンガンダムのように拠点(母艦・市街含む)防衛あるいは拠点侵攻という、戦闘空域が狭くなる状況での運用を重視している機種は、接近戦に特化した設計となっている。


こういった兵器事情の中においても、ビームシールド登場後は出力・収束率の向上速度が進んだようで、『Vガンダム』に登場するサーベルは、全陣営機が一様に“糸”を思わせる極限の細さにまで収束しているのが見て取れる。


ビーム刃の形状については、ナギナタアックス(ソードアックス)など様々なものが存在しているが、基本的には柄の形状に沿って形成される。ただし、宇宙世紀0150年代にはIフィールドの形成技術の向上により、円筒形の柄からトマホーク状のビームや、メイス状(さらにトゲ部分の伸縮自在)のビームを発振するモデルも開発された。この他、宇宙世紀0090年代以降は、メガ粒子の消費を抑えるために斬撃時以外は自動的に出力を最小化させるアイドリング・リミッター機能が追加され、以降は一般化されている。


鍔迫り合い(誤用)編集

「ビームサーベル同士が接触した場合、相互のIフィールドが干渉して反発しあい、人間の使用する刀剣のような「鍔迫り合い」が生じることとなる。」とよく記述されたりするが鍔迫り合いというのは鍔同士がぶつかり合う様な状態(ビームサーベルで言うならグリップ先端部がぶつかり合う様な状態)を指す語であり誤用である。一般的にいう刀身・剣身同士がぶつかり合う内容を示す語は「打ち合い」や「切り結び(斬り結び)」が正しい。


打ち合い、切り結び編集

この切り結んだ状態では互いのIフィールドの『型枠』が破れた状態となる事から、著しい量のメガ粒子が外部空間に放出される。原理上、メガ粒子同士は相殺が生じない(質量がほぼゼロであり、正負の電荷を持たず、磁力を無視する性質を有する)ため、放出された超高エネルギーの粒子は当然ながら近接位置に居る自機と敵機の前面装甲を焼く(拡大化すると無数の穴の空いた蜂の巣状態となる)ことになる。よって、装甲弱体化の懸念は勿論の事、メンテナンス(機体稼働率)の観点からも、打ち合ったり切り結んだりは可能な限り避けるのがパイロットの常識とされる(小説版『Vガンダム』で言及)。このため、ザンスカール帝国機は戦闘時にはカメラ・アイの面積が必要最低限の「猫の目」となる機構を有し、全時代・全陣営の(富野作品の)エースパイロットほど鍔迫り合いやビームシールドによる防御を避け、サーベルは“必殺”においてのみ使用する傾向があり、『Vガンダム』、『Gのレコンギスタ』では、切り結ぶと見せかけて自機のサーベルを消し、敵機が空振った隙に再度発振させたサーベルで斬り裂く、あるいはコクピットを蹴り潰すといった戦法が何度か見られ、『クロスボーン・ガンダム』のキンケドゥはシールドを滅多に使わない発言をしている。また『NT』においてヨナ・バシュタはコロニー市街地での戦闘において、シナンジュ・スタインのサーベルによる斬撃を自機のサーベルで受け止めようとせず、体当たりさせることで押さえつける場面もある。


なお、自機のサーベルを成型しているIフィールドの出力が敵機のものを大きく上回っていれば(繰り返すがビーム同士は原理上反発や相殺が生じない)、敵サーベルのIフィールドに一方的に競り勝つ事で『折り絶ち』、そのまま敵機本体を切り裂くという力技が可能である。これは対象がビームシールドであっても同様のため、宇宙世紀130年代以降には、このような戦闘方法を前提とした高出力モデルも少数ではあるが試作・運用試験された。さらに特殊なものでは、サーベルの基部に高速回転機構を設置し、Iフィールドの接触・相殺を連続的に生じさせることで敵機のサーベル、あるいはシールドを形成しているIフィールドを削ぎ落とし、打ち破るMSも存在したとされる。

ただし、上述の通りエースパイロットほど打ち合いやシールドによる防御を行わない傾向があり、更には宇宙世紀0153年に量産化されたSFSアインラッドの外輪部は、高出力サーベルをもってしても破る事が不可能なほどの堅牢性を有していたため、これらのモデルが一般化する事は無かった(地上・宇宙いずれにおいても、高速で機動する多数のアインラッドを逐一スラスターで追いかけ、側面部を狙って斬り付ける戦闘方法は、エース級パイロットであっても推進剤容量の観点からあまりに非効率的である)。


その他、『メガ粒子同士は相殺しない』という性質を利用して、『劇場版Ζガンダム』ではカミーユが投げつけたサーベル刃にライフルのビームを命中させる事でわざとIフィールドの『型枠』を崩壊させ、周囲にメガ粒子を振りまく「ビームコンフューズ」という特殊な運用を見せている。


これらとは逆に、Iフィールドが完全に等質であればビーム刃が融合するようで、ウッソは自機の2本のサーベルを十字に組み合わせて手裏剣のように投げつける、揃えて最大出力で発振することで長刀と成すなど、トリッキーな近~中距離戦を展開している。


ビームサーベルのデメリット編集

  • 発光

発光により、敵機から補足されてしまう可能性がある。宇宙空間においてより顕著。

上記のアイドリング・リミッター機能は、この欠点を補う事も視野に入っている。

なお、発熱に関してはミノフスキー粒子が赤外線他も遮断するため、熱感知可能距離に入る前に目視(カメラアイに補足)される事になる事から、問題とはならない。


  • 敵機ジェネレーターの誘爆

“必殺”の威力により、ビームライフル以上に敵機のジェネレーターを爆発させてしまう可能性が高い。これは、真空という壁の無い大気中(地球およびコロニー内)での戦闘では重ねて懸念すべき事項であり、劇中設定においては、MS戦の近接白兵・格闘戦で敵機のジェネレーター爆発に巻き込まれて、自機も爆散させてしまう事例が多々あるとされる。


更にコロニー内戦闘では、ジェネレーターの爆発はコロニー外壁に穴を空ける最悪の二次被害に繋がってしまう。例として、アムロ・レイは初陣においてザクⅡをサーベルにより爆散させてしまい、これによって生じたコロニーの穴を見て、自身の行為に恐怖を覚えている。(更に、その穴から実父であるテム・レイが宇宙空間に放り出され、行方不明となってしまった。)

スペースコロニーは1,000万人単位の人間の生活の場であるため、たとえ敵陣のコロニーであったとしても意図的に外壁を傷つける行為は非難の的となる。


本件については、宇宙世紀0120年代以降にはいっそうデリケートな対応が要求されるようになっている。これは、当該年代以降の小型・高出力ジェネレーターにビームが直撃した場合は、核融合反応の停止よりもIフィールド格子の遮断場崩壊が先んじるようになり、甚大な核融合爆発を誘発する事となった事に依る。

フロンティア・サイドのコロニー空襲を想定したクロスボーン・バンガード機が、威力の低い実体槍・実弾複合武装のショット・ランサーを基本装備として用いるのは、このジェネレーター(核)爆発によるコロニー内への被害を避けるためである。


無論、ジェネレーターを破壊せずにコクピット(のパイロット)のみを破壊することができるのならばこの懸念は払拭されるが、要求される技量が極めて高度であり、エース級のパイロットでなければ実質不可能と言って良い。


  • メガ粒子の飛散

Iフィールドで限定空間内に可能な限りメガ粒子を留めているとは言え、至近距離には超高熱のメガ粒子が常時飛散しており、人体程度ならば(のみならずMSの装甲ですら)瞬時に穴だらけになるほど極めて危険である。ウッソは敵MSの腕部に囚われた母親(ノーマルスーツ着用)を救出しようと、最小出力でビームサーベルを発振したが、それでも飛散粒子が「人には危険すぎる」と判断して中断している。

このため、『クロスボーン・ガンダム』でX-2のサーベルによってコクピット至近距離を破壊されたキンケドゥや、『サンダーボルト』でカーラのみが生き残ったのは奇跡的事例であると言える。

これらの他、『08小隊』では雪に接触させることで湯を沸かすといった使い方がなされたが、極小出力で使用していたとしても(水蒸気爆発と溶解岩の噴出を含めて)極めて危険な手法であり、作中にて当事者たちが凍死寸前の極限状況になければ、選択肢としてすら挙げなかったと考えられる。


  • 海中戦への不適応

ビームライフル同様、海中(水中)では当然ながらメガ粒子の減衰が著しいため、威力も大きく減衰する。それでも近接格闘戦という運用上、MSの装甲に対して充分な威力を有するが、ビーム刃に沿って猛烈な水蒸気爆発が生じる(ただしファーストではまだこの描写が徹底されていなかった。TV版のグラブロ戦では水中にてビームサーベルを使用しているが、劇場版において該当のシーンは省略されている。なお、世界観を共有する『第08MS小隊』においては氷面にビームサーベルが接触した際、溶融して熱湯が発生している)ため、機体の制御や視界に及ぼす悪影響が大きい。よって水中戦用MSでは、刃身が短いビームピックとして採用されたり、宇宙世紀0100年を越えても超硬合金製のクローが採用されたりしている。これを逆手にとり、ZZガンダムがハイパービームサーベルにより発生させた巨大な水蒸気爆発を、意図的に魚雷に直撃させることで、一種の防護壁として使用した事もある。

近年の作品でビームサーベルが水中戦で使われる際は、柄だけを相手に押し当ててからビーム刃を発振させるという運用が取られている。


アナザーガンダムにおけるビームサーベル編集

機動武闘伝Gガンダム編集

一般的な射撃武装に用いられるビーム技術ではなく、ナノマシン技術の応用によるもの。

これだけでは熱量を持たない為、機体の溶断切断は不可能。

ビームサーベルはこれに攻撃の為に熱量を付加したものだという事がわかる。

実体系近接兵装が多いGガンダムだが、ビームサーベル系の兵装も剣に留まらず布やリボンや旗や笛など前番組のVガンダムに引けを取らないほどの様々なモデルが登場。

ガンダム同士の白熱したバトルに華をそえている。


また、地球を覆うリングのロープとグラビトンハンマーの鎖もこれと同じ技術である。


新機動戦記ガンダムW編集

フィールドの干渉によって形成される。ガンダニュウムに対しては打撃に似たダメージやビーム圧による加重を意味する。

Wガンダムのビームサーベル、ガンダムデスサイズのビームサイズなど、耐久性に非常に優れたガンダニュウム素材を用いられたモデルは合金特有の電離領域形成作用により、水分子に直接干渉せず高出力が約束されている。


一部例外は存在するが、ビーム刃の色はガンダムタイプのモデルは緑色、トールギスやOZ製MSのモデルはピンク色に統一されている。


機動戦士ガンダムSEEDシリーズ編集

ビームライフルと同様に荷電粒子を用いるが、放射したビーム束を刀身上に形成するため電磁場の力で抑制される。C.E.では主にこの役目を果たすのがミラージュコロイド用の磁場形成理論の応用技術となる。一方、ミラージュコロイドの兵器利用を禁止するユニウス条約が締結されたC.E.72年3月10日以降になると、主にザフトでは代替技術を用いて抑制フィールドを形成するようになった。

荷電粒子ビームの高熱を用いて対象物を溶断する装備であり、抑制フィールドの効果とビーム刃自体の出力によりビーム射撃を切り払うことも可能である。そうした特性から、水中での使用は行えない。しかし、ビーム刃同士が反発し合わないことから切り結ぶことができずにすり抜けてしまう。この辺は勘違いされやすいが、ビーム同士は普通に干渉(衝突ないし相殺)し合うものの、それによって切り結べるほど強い反作用を得られないだけである(ホースの水をぶつけ合う感覚に近い)。そのため、防御手段として対ビームシールドやビームシールドを採用しており、C.E.の殺陣は相手のサーベルへシールドを合わせつつサーベルで斬りかかるという独特なものとなっている(勢い余ってサーベルの基部やサーベルを持つ腕がシールドと衝突することもある)。C.E.75年ではビームサーベル同士の切り結びが可能になった。これはサードステージ機のビームシールドがビームサーベルとしても運用可能という設定があること、アルミューレ・リュミエールを刺突武器として使用したハイペリオンという事例があるため、これらの技術を利用した結果と思われる。

また、ビームを一定形状に抑制し続けているためか、一部の対ビーム防御を突破できる。

ビーム刃の色は陣営を問わず桃色を基本として、イージスのサーベルとストライクダガー系列が装備する「ES01 ビームサーベル」のみ黄色。ただし、HGの「105ダガー+ガンバレル」キットでは刃が桃色となっており、ストライクダガーとの設定に不整合が生じている。のちにスローターダガーの設定にてブロックごとにビームサーベルの更新が行われている扱いとなり(スローターダガーのサーベルは黄色。ウィンダムに採用された改良モデルの「ES04B ビームサーベル」は桃色となった他、劇場版ではES01も桃色に変更された)、ブラックナイトスコード シヴァのみ赤色という形で統一されている。


派生装備としてビームやレーザーと実体剣をワンセットにした対艦刀が存在する(派生装備だが実用化タイミング自体はほぼ同じ)。こちらは、レーザー(ビーム)刃で敵装甲を焼灼しつつ実体刃部で質量任せに押し切るため、取り回しの悪さと構造上の脆弱性を引き換えにビームサーベルを優に超える破壊力を持ち、対物理防御・対ビーム防御のどちらに対しても有効とされる。

また、同様の理由からビームブーメランは扱いに難がある代わりに高威力の武装として設定されている。



機動戦士ガンダム00シリーズ編集

GN粒子を高圧縮加速させたビームを陽電子でコーティングしたもの。

GN粒子には圧縮すると赤色化する特性があるため、色は赤系統の色で統一されている。厳密には、GNドライヴ搭載機では桃色、初期型GNドライヴ[T]搭載機では赤色、改良型GNドライヴ[T]では赤みの強い橙色となっている。また、この色はビームライフルから放たれるビームの色とも一致する。水中での使用も可能。

ちなみに第1期のユニオンやAEUの最新MSのものは、Eカーボン製の刃からプラズマを伸展するソニックブレイド(プラズマブレード)である。これらは各勢力にてビームサーベルの実験段階にて製作されたものだが、GNビームサーベルと比較し使用時間等にて見劣りする部分がある。プラズマブレードとビームサーベルを切り結ぶ事も可能だが、劇中初期ではソニックブレイド部の実体刃にて接触していた。


機動戦士ガンダムAGE編集

アニメ本編ではどういう原理で形成されている兵器かは不明。

しかし、小説版では荷電粒子を電磁収束させた兵器とされている。

ビームのスパイクやリングを形成してタックルやラリアットの様なプロレスの打撃技を駆使する場面も存在した。


機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ編集

本編には登場しない。

そもそもビーム兵器自体が対ビームの特性を持つ装甲の普及により廃れてしまっている。

しかし、ビーム兵器の技術自体は存在するため、もしかしたらビームの刃を形成するものもあったのかも知れない。

今後の設定開示に期待である。


ポスター・サーベル編集

戯画的なオタク・ルックにおいて、背中のリュックから丸めたポスターが飛び出している様を、RX-78ガンダムがバックパックにサーベルを装備しているのになぞらえて『ビームサーベル』と揶揄することがある。もっとも基本的には片側からしか出さないのでガンダムというよりはジムなのだが。あまり重装備だとパラス・アテネになってしまう。

特に『同級生』ポスターのプライズマシンが登場してから数年は全盛期であった(ポスターを傷つけないための厚紙製の筒(細いので1枚しか入らない)も付属していた)。なおギャルゲーに限らずスパロボのポスターもバンプレストが賞品として出していた。

【企画】柊かがみ【合作】私服でらき☆すた

オタクっぽくみられたくなくてもウカツに畳んで折り目をつけてしまうわけにもいかず、ポスターの持ち運びはなかなか難しい。

訓練されたオタクは製図用の図面ケースなどにしまい、AT-4のように背負う。

現代は紙製ポスターが布製タペストリー抱き枕カバー等に取って代わられており、これらは折り目が残らない(残ってもで回復できる)布製なので、移動や保管に困らなくなっている。


Pixivにおけるビームサーベル編集

ライトセーバーをはじめとして似た武器が多いため、いちおうライトセーバーとの区別はされているものの、それ以外はやや曖昧で、『光の剣を持っている』イラストには『ビームサーベル』のタグが付けられることも多い。この場合は『ライトセーバー』のタグと同居することもある。


関連タグ編集

 ガンダム モビルスーツ 宇宙世紀

ビームライフル メガ粒子砲


ロマン武器…当然、上記の理論は全て作劇上の設定であり、現実には理論段階から存在しない。

オタク 尾美一

ゼロ(ロックマン)…初期のゼットセイバーは名前がビームサーベルだった。


その他の光の剣編集

ライトセーバー リボルケイン レーザーブレード レーザーソード

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