「マスドライバーを盾にしようという貴様達の根性が汚いんだよ!」
概要
ゾロに続いて配備された2番目の地上用量産可変MS。
単独での大気圏突入能力を持ち、初登場の第7話では、宇宙から地球へ降下してきたアルベオ・ピピニーデン隊が搭乗した。
ゾロの発展強化型であり、脆弱性となる分離・合体機構を廃止し、単体での戦闘能力向上が図られている。
左腕のビームローター発生装置を背部に付け替えて飛行するゾロに対し、こちらは飛行に特化したビームローターが別途バックパックに直付けされており、防御用(左腕)と飛行用(バックパック)でビームローターが2つ装備された。
ジェネレーターや各部のパーツはゾロと共通のものを使用する。ゾロがオプションとして装備していたミサイルポッドなどを脚部に内蔵することで火力を強化、さらに分離機能を廃止して高速変形による柔軟な運用が可能となり、総合的な戦闘力はゾロの約2倍に相当する。
また、頭部デザインはゾロアットと共通のものであるが、ヘリ形態への変形の際にボディへ収まるよう小型化されている。
地上用の機体ではあるものの、宇宙空間での運用も可能で、ジャベリン程度なら圧倒できる性能を持つ。
ちなみに、全滅することで有名なシュラク隊のうち序盤の2名はこの機体により命を奪われた。
アーティ・ジブラルタル戦以降はウッソ達が宇宙に上がったため、クロノクルが一時的に搭乗した機体以降活躍は減り、地球クリーン作戦が執行直前の31話が最後の登場となる。
その間にもトムリアットのアップデートは進められており、さらなる新型が開発されることとなる。
機体データ
型式番号 ZM-S09G
頭頂高 15.0m
本体重量 8.6t
全備重量 20,7t
出力 5,440kw
推力 36,940kg
装甲材質 チタン合金ネオセラミック複合材
武装 ビーム・ライフル
ビーム・トマホーク×2
ビーム・ローター
ビーム・バズーカ
ガトリング・ガン
マルチ・バズーカ
2連マルチミサイル・ポッド×2
4連マルチミサイル・ポッド×2
バルカン砲(変形時のみ)
関連動画
ガンプラ
放送当時1/144が発売されている。だがこのガンプラ、開発にあたって関節に当時主流だった『Vフレーム』の流用を優先したためなんと変形しない。
上述通りビームローターとして使われるのは背中の個体であるため、左腕部に取り付けられるビームエフェクトはビームシールド名義になっている。