ドムットリア
どむっとりあ
トムリアットの発展型。初登場は37話。
可動式バーニアを制式採用し、これによりヘリコプター形態での安定した飛行が可能となった。ゴッゾーラのビームローターをさらに発展させたものを装備しており、スラスターも多数追加され機動性も上昇している。
ビームローターの運用に関してはトムリアットやメッメドーザのように複数装備するのではなく、ゾロ同様一つを防御用と飛行用を掛け持ちする方式に先祖返りした。
ジェネレーターも出力値から、コンティオやリグ・シャッコーと同じ新型を採用しているとされる。
さらに、装甲もアビゴルでテスト導入されたハイチタン合金ネオセラミック複合材を採用したことでより強固になりつつも軽量化に成功しており、まさにヘリタイプの可変MSの集大成かつ『一つの到達点』とも言えるモビルスーツである。
また、新規武装として頭部のショックバイトが追加された。
ハロ曰く口が怖い武装であり、密着状態から敵の部位を噛みちぎる事が可能。劇中ではV2ガンダムのコアファイターに組み付いた際、スタビライザーを文字通り噛み千切った。
従来通りビームローターを装備しているので自力で飛べるのだが、戦況のインフレからより高い移動力を持つタイヤに乗る形で登場している。劇中ではアインラッドの発展形である2人乗りサブフライトシステム「ツインラッド」が用いられた。
主なパイロットはドゥカー・イク隊の副官レンダ・デ・パロマ、同隊の整備係シシリー・フィツィーネ。
ザンスカール帝国が巨大ローラー作戦を成功させたことで、連邦軍及びリガ・ミリティアと休戦協定を結ぶのだが、独断で雪辱戦を行うドゥカー・イク率いる一部モトラッド艦隊に2機が投入され、LMを襲撃した。
レンダはそれまでは行動を共にしていたドゥカーと同じ機体、もしくは複座式の機体に同乗していたが、ドゥカーはこの回に限っては別機体ジャバコに搭乗している。
シシリーは北海の最初のV2との戦闘でコックピットを攻撃され死亡、レンダ機も二度目の戦闘で中破し母艦リシテア級エムに帰艦するも、ブリッジを撃たれドゥカー共々戦死したため、レンダ最後の搭乗機体となった。