「一生懸命になる坊やは浄化されたもの!夢なんだよあたしの!」
「だから、あたしの胸の中であたしの物におなり!」
CV:伊藤美紀
概要
ピピニーデン隊の副隊長。
搭乗機はトムリアット、ゲドラフ、ドッゴーラ(橙)、ブルッケング。
劇中初登場は10話だが、セリフがあるのは11話から。
登場当初から聡明な判断を見せており、リガ・ミリティアのベチエン集結を見破っている。また、幾度か乗機を撃墜されても直前に脱出し、いずれも生還している。
おとなしそうな外見とは裏腹に、部下と共に立ち寄った酒場の主人と常連客を口封じのために問答無用で射殺するなど、かなり残忍な性格をしている。
そんな彼女であるが、パートナーのピピニーデンと共に軍の中でのし上がろうとしながらも、そんな自分の野心を心の片隅で嫌悪している部分があったようである。
恐ろしい拷問
私たちは船を取り戻しましたけど、ウッソはルペ・シノという婦人に捕まって、恐ろしい拷問を受けるのです。
命からがら宇宙に脱出したウッソは裸のまま新しいガンダムに乗り込まなければならないのです。
次回、機動戦士Vガンダム「新しいスーツV2」見て下さい! (29話予告より)
そんな中、マケドニアコロニーでカテジナがウッソの捕獲に成功。
捕虜として手錠をかけられたウッソを篭絡しようと共に風呂に入って味方になるように裸で密着して説得を行う事になるも、乳首を噛まれて怯んだ隙に取り逃がしてしまうが、この出来事がきっかけで野心に燃える自分を憎み、代わりにニュータイプであるウッソに自身の理想を重ね、彼の母親になろうというある種の歪んだ欲望に目覚めてしまう。
上記の通り、予告編ではこのシーンを「恐ろしい拷問」と表現しているが、監督である富野由悠季はその理由を「あれは、嫌いな女子にセックスを強要されたようなもの。男子にとってこれ以上の拷問はないでしょう」とコメントしている。
以後は執拗にウッソを狙うようになり、一方良きパートナーだったはずのピピニーデンには表ではこれまで通り同調しつつも、陰で自分にしてきたキスを汚らわしいものと見て即ハンカチで拭き取るなど拒絶反応を示すようになっていく。
ラステオ艦隊がリガ・ミリティア連合艦隊と交戦に入った際、モビルスーツ・ブルッケングで出撃し、ウッソとの最後の一騎打ちを挑むもコックピットにビームサーベルを突き立てられて戦死。
しかしパイロットの残留思念が動かしたのかコックピットを潰された中破状態のブルッケングはそのままラステオに向かって帰艦し、発進しようとするピピニーデンのモビルアーマー・ビルケナウを道連れに爆発し機体ごと散っていった…精神世界でウッソに以下の言葉を残して。
「そうだよ坊や。つまらない男を相手にすることはないんだよ…」
なお、クロノクルやカテジナのことを良く思っていなかったようである(カテジナも彼女を嫌っていたようで、陰で「おばさん」と毒づかれている)。
実年齢は明かされていないが、ファラ・グリフォン(22歳)が同い年ぐらいであろうピピニーデンの事を「若造」呼びしていたのを見ると20歳そこらではないかと推測される。
関連タグ
防衛機制:彼女が物語中盤で発症した心理学的挙動。彼女の取った行動は「同一視」に当たる。
お母さんをやりたいのなら(ry:ウッソに言われた台詞。