「ネズミのようにチョロチョロと!ドッゴーラの使い方を見せてやる!」
概要
ベスパの開発した全長が約370m(369.3m)、重量146tにもなる超大型MA。竜を模した外観を持つため、リガ・ミリティア側からは「ドラゴンもどき」の渾名で呼ばれる。宇宙戦闘用として開発されたが、一定の仕様変更により水中戦にも対応できる。
武装はビーム砲やミサイルランチャー、テールビームガン、雲型機雷を装備する。雲型機雷を散布しながらビームを乱射する様は雷雲の中を進む竜そのもの。
テールラッドと呼ばれる機体後部の尻尾のような部分は複数のコンテナユニットが連結したもので、損傷を受けた箇所を切り離すことができ、それによってダメージコントロールを行うほか、打撃や巻き付いての拘束といった攻撃用途やトカゲの尻尾のような囮に使うこともできる。非戦闘時はアインラッドのように縦に丸める。
劇中では、ブロッホが乗る緑色の機体と、ルペ・シノが乗るオレンジの機体が登場した。
ちなみに初登場は32話で、この話からOPとEDも変わっている。
オレンジの個体は33話で登場した。
関連動画
ドッゴーラ改
『コミックボンボン』に掲載された漫画版では、クロノクル・アシャーが搭乗するドッゴーラ改が登場。ゴトラタンに変わるラスボスとなった(幼年読者への配慮か、漫画にはカテジナ・ルースが出ていない)。
アニメに登場したドッゴーラとの違いは大型ビームサーベルを主武装とし、更に射撃武器を無効化する「バリア・コーティング」を装備している点である。このバリア・コーティングは攻撃に転用可能であり、早い話が全身が常時ビームを放っているようなもの。クロノクルは「全身がビームそのものなのだぁ!!」と嘯いていた。
その大質量も加わった体当たり攻撃(一撃で小惑星を粉砕できるとのこと)でV2アサルトガンダムを最大の危機に陥れた。
しかし、V2ガンダムの放ったメガビームシールドで機体を覆われたところにメガビームライフルを撃ち込まれ、バリア・コーティングとミノフスキー粒子の相互作用で深刻なダメージを(クロノクル諸共)負い、クロノクルの最期の執念でウッソ・エヴィンを道連れにしようとしたが、オデロのビームサーベルでコックピットを貫かれ爆発した。
なお、バリア・コーティングとミノフスキー粒子の相互作用によるダメージはウッソをして「電子レンジに入れられたダイナマイト」に例えられている。
クロスボーン・ガンダムゴーストにおいて
キゾ中将支配下のマリア・シティを包囲、殲滅するためザンスカール本国から派遣された部隊に、1機が投入されている。
ただし、本機の形状を見れば解る通り、接地脚に相当する機構を一切持たないため、物理的に地上戦に対応するのは不可能である。
関連項目
ドラゴンガンダム:次回作の本当に竜をモチーフにしたガンダム。ドラゴンクローというテールラッドと似たような質量攻撃が出来る武装があり、ある意味この機体がヒントになったと言えなくもない。