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機動武闘伝Gガンダム

きどうぶとうでんじーがんだむ

「機動武闘伝Gガンダム」とは、サンライズ制作のオリジナルSFロボットアニメで、「ガンダムシリーズ」の1つである。
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概要

機動武闘伝Gガンダム』は、1994年4月1日から1995年3月31日までテレビ朝日系で全49話が放送された。略称は「Gガンダム」または「Gガン」。「アナザーガンダム」と呼ばれる富野由悠季監督以外の手によって製作されたガンダムTVシリーズの第1作目である。

熱血格闘アニメ

主人公のドモン・カッシュが行方不明の兄を捜し、かつガンダムファイターとして4年に一度開催されるガンダムファイトで優勝を目指す物語という、それまでのガンダムとは一線を駕した格闘アニメ。時間軸は「未来世紀」となっており、それまでのガンダムの年号である宇宙世紀とは関わりはないとされている。(しかしその後……。

制作の経緯

前作機動戦士Vガンダムの制作過程で、富野は自身の作家としての芸術性とスポンサー側からの商業主義の要請を両立させる苦悩からうつ病に見舞われた。精神的に不安定となった影響でVガンダムの作風は陰惨極まりない物となり、商業的には大コケする。
当初、Vガンダムの次番組は、火星と地球との対立を描いた「ガンダムらしいガンダム」である『ポルカガンダム』として企画が進められていた(※)。
バンダイ側は当時流行していた格闘ゲームの要素を入れるように要求したこと、富野が続投を拒んだことなども相まって、ついに富野はガンダムの制作から降りることとなった。
1994年度の新作ガンダムの企画案が根底から覆ることになり、富野由悠季の弟子筋にあたる今川泰宏が指名された。
ちなみに富野が「自分が指名した」と語る一方、企画側はスポンサーの意向から今川を選出したと説明している。

一見すれば、余りにこれまでのガンダムとかけ離れた内容にオールドファンからは「ガンダムへの冒涜」との批判も上がり、放映開始後三ヶ月はまともに商売にならない状態が続いた。今川泰宏監督はこの時「後ろから刺されないか不安だった」と冗談めかして語っている。

しかし、ガンダムファイター達と友情を育み、番組中盤で壁を感じたドモンがギアナ高地で修行に励み、ガンダムファイトに勝利するという、単純ながらもわかりやすい内容は、前作よりも当時の子供達の心に刺さった。それでも先の通り玩具は売れていないため、序盤の放浪編では今ひとつ求心力が足りなかったようである。

流れが変わったのは主人公の師匠である東方不敗、覆面ファイターシュバルツ・ブルーダーの登場から。主人公の導き手の投入により物語的にも火が付き、その後も個性豊かなキャラクターの登場、ケレン味あふれる展開など、マニア目線での評価も上昇していった。これまでと一見すればかけ離れた少年漫画チックな作風でありながら、要所で過去のガンダムシリーズのテーマである宇宙移民と地球住民の対立や人類と地球環境の関係等が尊重された世界観を持つ。こういったストーリーは当時こそあまり省みられず理解もされなかったが、時を経るに連れて徐々に従来のファンからも評価されるようになった。

また先のように新規層を獲得することにも成功、特にガンダムに興味のないアニメオタクにも通用していったことは大きい。一番重要視されていた子供人気も、総合的な数字ではあまり良いものは出なかったが、短期的な成績やコンテンツの飛躍という意味では結果的には成功と位置づけられる成果を残した。

特にプラモデルなどの商業分野は中盤以降は前作よりも好調な推移を見せ、一つの「ガンダムの作品」として定着した。奇しくもGガンダムが放映された1994年はファーストガンダム15周年の年でもあったため、節目だからこそ作る事が出来た異色作という解釈も出来る。

いささかこじつけ感のある部分も存在するが、ストーリーや世界観などはSFの範疇に入れても差し支えの無い十分な考察によって成り立っている。なお、宇宙世紀作品では地球住民(アースノイド)は富裕層や特権階級の人々が中心だったが、本作の世界観においては「荒廃した地球に取り残された人々」となっており、立場と力関係が逆転しているところがポイントである。

誕生の経緯と影響

先の通り主に二つの説が存在し、当時発言権が特に強かったバンダイからの要望を受けて企画した説と、富野由悠季が自ら弟子筋の今川泰宏を指名した説がある。どの道、富野も人事には介入していたようで、この時の今川泰宏に「今までのガンダムを全てぶち壊すような作品を作れ」と頼んだらしく、どうせやるならせっかくだから登場ロボほぼ全てガンダムにしては?という、ある意味スポンサーであるバンダイに対する皮肉ともとれる発想から、このようなぶちぬけたガンダムが誕生したとも言われているらしい。

Gガンダムの位置づけはガンダムファンからはあまり良い印象を受けていないが、各所において高く評価されている。本作で千差万別なガンダムデザインを担当した大河原邦男は「これがあったからW以降の多様な作品が生まれた」と大きく評価している。また、他の作品を滅多に評価しない富野由悠季は、しばしばGガンダムを例にあげて今川泰宏を褒め、これまでのシリーズの焼き直し的な展開を続ける監督に対し「これくらい新しいものを作れ!」と新シリーズの監督にぼやくという。

宇宙世紀シリーズからのガンダムファンの受けが悪かったのは先の通り。そしてその不評は現在でも完全に払拭されているとは言い難い。一方で、幅広い意味でのアニメオタクからは「ミスター味っ子のようにぶっ飛んだ面白い作品」として評価され、当時オタク界隈で絶対的な人気を得ていた新世紀エヴァンゲリオンの流行後も、根強く支持され続けた。
前作の不振を受け、ローカルセールス枠だった事が災いし、平成新局を含めたテレビ朝日系列局からネット拒否が相次ぎ、バンダイ側はビデオとLDのリリースを前倒し、未放送地域をフォローした。
なお、本放送未放送局も局によっては当時の平日早朝及び夕方に設定されていた帯再放送枠で纏めて放送された地域もあった。
ANNネットワーク拡大運動の一環として導入した筈だった平成ガンダムは、ここで躓く事になった。

モビルスーツについて

宇宙世紀シリーズから続けてこの作品でもメカニックデザインを担当した大河原邦男は、ガンダムのデザインについて「毎週ガンダムのデザインを考えるのは大変だったが、こだわらずにヤッターマンのラインでやってくれと監督から要望された結果、ビックリするようなものが出来上がった」と評している。これは、Gガンダムという作品が、ガンダムにおけるそれまでの「兵器」という概念から脱却し、単純明快な「ロボットもの」の作品になったということを端的に表している。

立体化は一時期を除くと冷遇気味。2010年に1/144HG(HGFC)でゴッドガンダムが発売され、続いてノーベルガンダムマスターガンダムシャイニングガンダムといった面子がリリースされているがストップ。ROBOT魂もゴッド、シャイニング、マスターの三機にとどまった。主要機体が揃ったことがあるのは放送当時の商品と、MIAくらいである。

海外における「Gガンダム」の評価

2000年に北米で放送された『新機動戦記ガンダムW』の好評を受け、2001年に放送された『機動戦士ガンダム』に続くかたちで2002年8月に放送開始。ガンダムWほどのヒットはしなかったものの現地のアニメファンには大いに受け入れられた。

海外展開の際には、MS IN ACTIONでマンダラガンダムといった主要ガンダム以外のMFまでもがフィギュア化され、その後日本にも逆輸入された。アクションフィギュア大国ならではの展開力でほとんどのガンダムが立体化されることとなった。

ストーリー

未来世紀(FutureCentury, F.C.)60年、四年に一度開催されるという、各国コロニー間の覇権をかけてガンダムファイト第13回大会が始まった。ドモン・カッシュもその1人として、地球をリングにして他の選手たちと闘う。

しかし彼の真の目的は、祖国ネオ・ジャパンを裏切ってアルティメットガンダムを奪い失跡した兄キョウジ・カッシュを探すことだった。

登場人物

メインキャラ

ドモン・カッシュチボデー・クロケットサイ・サイシー
CV:関智一CV:大塚芳忠CV:山口勝平
熱血馬鹿最高!
BANG!
サイシーちゃんかわいい
ジョルジュ・ド・サンドアルゴ・ガルスキーレイン・ミカムラ
CV:山崎たくみCV:宇垣秀成CV:天野由梨
ジョルジュはぴば~!
アルゴ・ガルスキー
レインはぴば~!
東方不敗マスター・アジアシュバルツ・ブルーダーアレンビー・ビアズリー
CV:秋元羊介CV:堀秀行CV:日高奈留美
東方不敗
ごちゃごちゃ詰め
ファイトしようよ!


各国のキャラクター

ネオジャパン


ネオアメリカ


ネオフランス


ネオチャイナ


ネオロシア


ネオホンコン


ネオスウェーデン


ガンダムファイター


シャッフル同盟


他キャラクター


ナレーション


ガンダム

モビルファイター

※ガンダムファイト出場機体は「モビルファイター(略称MF)」と称する)

メインMFデビルガンダム関連ゲストMF

モビルスーツモビルアーマー

  • ブッシ
  • ノブッシ
  • ファントマ
  • カッシング
  • バトラーベンスンマム
  • デスアーミー


前日談、後日談、外伝

  • ヤマトガンダム
  • コウガガンダム
  • ガンダムフリーダム
  • ガンダムモスク
  • カイザーガンダム
  • シャッフルスペード
  • シャッフルダイヤ
  • シャッフルジョーカー
  • シャッフルハート
  • ハイパーゴッドガンダム


超級!機動武闘伝Gガンダム


その他


ゲスト出演

最終回でモブとしてゲスト出演した歴代MS達。


さらにはMSではないがザンボット3も登場していた。

主題歌

オープニングテーマ

  • 「FLYING IN THE SKY」(1-27話)

作詞・作曲・歌:鵜島仁文 / 編曲:鵜島仁文 / 樫原伸彦

  • 「Trust You Forever」(28-49話)
作詞・作曲・歌:鵜島仁文 / 編曲:鵜島仁文 / 岸利至

エンディングテーマ

  • 「海よりも深く」(1-26話)

作詞:井上望 / 作曲:白川明 / 編曲:小西真理 / 歌:彩恵津子

  • 「君の中の永遠」(27-49話)
作詞:池永康記 / 作曲:樫原伸彦 / 編曲:斉藤誠 / 歌:井上武英

関連イラスト

Gガンダム
Ready——GO——!


ガンダムファイト、レディィィ・ゴォォォォォッ!
機動武闘伝Gガンダム



関連動画




関連タグ

機動武闘伝Gガンダム Gガンダム ガンダム平成三部作 アナザーガンダム
今川泰宏 島本和彦 レッドバロン
ガンダムファイト ガンダムファイター モビルファイター
シャッフル同盟 世界三大恥ずかしい告白シーン

新たなる輝き!ゴッドガンダム誕生さらば師匠!マスター・アジア、暁に死す:サブタイトル。
頭部を破壊された者は失格となる:ガンダムファイト国際条約第一条。
機動武闘外伝ガンダムファイト7th:Gガンダムの前日譚。
黒歴史∀ガンダムで「封印された歴史」の一つ。
超級!機動武闘伝Gガンダム島本和彦氏によるコミカライズ。

君が主で執事が俺で:この作品のパロディが散りばめられている。
ポプテピピック:TV版最終話でアイキャッチがパロディに使われた後、スペシャルではドモン東方不敗の担当声優がポプ子ピピ美を担当した(元々この作品はガンダムシリーズのパロディが多い)。
大攻者ナギ:こちらも国家を代表するファイターたる大攻者が国家の威信と名誉を懸け1対1(一部例外あり)で戦う作品。
アニメ版ポケットモンスター:アニメ6期サン&ムーンの第103話で本作とヤッターマンのパロディがあった。

シリーズ
機動戦士Vガンダム ← 機動武闘伝Gガンダム → 新機動戦記ガンダムW

機動戦士ガンダムAGE:関連は不明だが「火星移民者の末裔と地球側の対立」を主題として描いている後年のガンダムシリーズ作品。

外部リンク

TVアニメ公式サイト

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