「ふふふ…貴様これでよくこの決勝大会に辿りつけたな。貴様のような弱いガンダムには神の手による罰が必要!!」
諸元
登録番号 | GF13-002NGR |
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所属 | ネオギリシャ |
頭頂高 | 17.5m |
重量 | 8.9t |
装甲材質 | ガンダリウム合金スーパーセラミック複合材、レアメタルハイブリッド多層材 |
武装 | ゼウスソード、イカヅチハンマー |
必殺技 | 裁きのイカヅチ |
搭乗者 | マーキロット・クロノス |
概要
ネオギリシャ代表のモビルファイター。
ガンダムファイターはマーキロット・クロノス。
ネオギリシャは記念すべきガンダムファイト第1回大会の優勝国であり、当時の代表機であるバルカンガンダムはバルカン拳法で多くの強豪を倒してきた。ネオギリシャというコロニー連合内ではさほど目だなかった存在が最初の優勝国になったという事実は、ガンダムファイトが全参加国に対し、平等かつ公平であるという事実を証明し、その有用性を知らしめ定着させることを決定付けた。
その強豪たる伝統を継いだかは不明だが、この機体は今大会の優勝候補のガンダムで、サポートメカのモビルホース・ハーキュリーと一体化した二輪馬車を駆りながら戦うが、戦車から降りてもその強さは健在であり、イカヅチハンマーを振り下ろして放つ「裁きのイカヅチ」は強力(ハンマー使うのは別の国の神様じゃあないか?というツッコミは禁句)。
元ネタはギリシア神話の主神「ゼウス」から来ており、その姿も神々しい翼に古代ギリシャ風の武装とまさに神の名に相応しい(と言ってもターンAよりも髭がダイレクトにデザインされているあたり、やはりGガン系譜のデザインであると一目でわかるフォルムをしている)。
第13回ガンダムファイト決勝でドモン・カッシュのゴッドガンダムと戦うも敗北。
なお、ドモンはマーキロットに生身の戦いでは一度敗れており、試合前夜までトラウマを引きずっていたのもありゴッドガンダムに搭載されているシステムを全く把握していなかった。
そのような事情もあって試合中にレインに促されてそのままぶっつけ本番でハイパーモードに移行したため、爆熱ゴッドフィンガー最初の犠牲者となってしまった。
皮肉にも神を名乗るガンダムが、同じく神を名乗るガンダムに敗れ去るという結末を辿った。
ちなみにネオ・ギリシャはGF登録番号からもわかるように第12回ガンダムファイトでは2位、つまり前回は東方不敗のクーロンガンダムと対戦経験があり敗北したということになる(ガンダムファイターが前大会から変わっていないのかは不明)。それが今回も流派東方不敗のファイターに敗北したのだからまさに歴史は繰り返すである。前回大会準優勝という強豪であるため、ネオギリシャが優勝候補と謳われるのも当然と言えるだろう。
その後最終バトルロイヤルまで勝ち残るも早々にゴッドガンダムと再戦し、爆熱ゴッドスラッシュで両断される。
だが直後にDG細胞に感染されて再生・暴走しジェスターガンダムとコブラガンダムを瞬殺。だがゴッドガンダムとの再再戦にて今度こそ完全に破壊された。
外伝・三侠新傳ではDG細胞に感染したためか、自己修復機能が備わりハーキュリーは失われガンダムヘッドとなっているという、ゼウスの名は見る影もない状態に成り果てている。
しかしながら、マーキロットの身長が4mなのに頭頂高が17.5mっていうのは、明らかに狭いと思うのだが……。
マーキロット・クロノス
CV:笹岡繁蔵
4mもの巨体を誇る(とはいっても劇中で、その大きさはちょくちょく変わっており安定していないのは御愛嬌)古代ギリシャ服のような衣装を着たネオギリシャのガンダムファイター。
ギリシャ神話の古の最高神の名を冠し、優勝候補と見られるだけあって相応の強さを持つ。
ドモンの自信満々な全勝宣言を快く思わず、彼を青二才と酷評し、リアルファイトを仕掛けてきて一度目はドモンを圧倒、その鼻っ柱を叩き折った。
しかし、当の自身が自惚れていた節があり、ガンダムファイトでの再戦ではドモンに敗北。自分が負けた原因をゴッドフィンガーのせいにし、ネオイタリアのミケロ・チャリオット、ネオポルトガルのロマリオ・モニーニ、ネオインドのチャンドラ・シジーマと共謀し、シャッフル同盟暗殺に加担するところまで堕ちていた。
その後、経緯不明ながらランタオ島の決戦でDG細胞に感染してデビルガンダム配下となって立ち塞がった為、ゴッドガンダムとの戦いでばぁくはつ!する末路を辿る。その後は一切登場しないため、そのまま戦死したものと見られていた……
が、Gガン30周年を記念して公開された外伝シナリオの第三段、本編より十数年後を描いたストーリーにおいて、なんと生存していた事が判明した。
本編と同じく、主人公の前に立ちふさがる分かりやすい壁としての登場であり、ある意味ではファンサービスと言えるかもしれない。
中の人はネオ・エジプト代表ダハール・ムハマンドも担当している。
漫画版ではガンダム連合に加わっており、『超級!』でも愛機を一度デビルガンダムに破壊されるが、こちらでもガンダム連合に加わっており、TV版やスパロボ版とはまるで異なる待遇を受けている。
一方でスパロボ64ではOZ所属となっていた。
前述のようにネオギリシャは前大会優勝国だが、マーキロットが前大会準優勝者なのかは不明。しかし前大会優勝者である東方不敗を意識している様子が劇中、ほとんど無かったため(ドモンを東方不敗の弟子とマーキロットが意識している様子もなく、東方不敗自身もウォン・ユンファとの談話シーンでマーキロットとドモンとの対戦が決まった事を知っているが、彼も特に意識している様子が無い)、マーキロットは前大会準優勝者である先輩ファイターを国内予選で破って今大会の参加を勝ち取った、というような経緯があるのかもしれない(この場合、劇中の自惚れた言動も前回準優勝者をも負かした自分こそ、最も優勝に近いという増長があった故、という推測も成り立つ)。
外伝・三侠新傳ではDGハンターに落ちぶれてしまったようで、新宿でエイチとマスター・ジュニアを追い立ててミケロを引きずり出したが、ミケロの援護を受けたエイチに倒された。
関連イラスト
関連動画
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機動武闘伝Gガンダム モビルファイター MF マーキロット・クロノス モビルホース・ハーキュリー
ゼウスシルエット:皮肉なことに、ゴッドフィンガーのような武器を持つガンダム専用の強化パーツである。さらに常時ハイパーモードみたいな見た目のガンダムも一時装備していた。