「すべてのガンダムよ集結せよ!ここに我ら世界ガンダム連合を作り、地球の存亡をかけ、団結し、勝利するもの也!」
概要
「機動武闘伝Gガンダム」第48話・49話で登場した連合部隊である。
ウルベ・イシカワがデビルガンダムでネオ・ジャパンコロニーを取り込み地球含めた世界征服を宣告し全世界へ反旗を翻したことから、ネオ・ネパールのキラル・メキレルの呼びかけにより地球を守るために各国のガンダムが集結した。
また、目的が目的なのでガンダムファイターのみならず各国家軍も出せるだけの戦力を出して全面協力している。
ネオ・スウェーデン軍
自軍基地に大量のシャトルやミサイルを発射出来る設備があったため、地上の戦力を宇宙に上がらせるために全国家軍に開放。
数多のシャトルを打ち上げた。
ネオ・デンマーク軍
宇宙戦艦ホセフィーナ号からマーメイドガンダムプロトタイプを大量に出撃させる。
直接出撃した描写はないが、プロトタイプとともに魚介類モチーフのガンダム群も多数出撃しており、ネオ・デンマーク所属の可能性が濃厚と言われている。
ネオ・オランダ軍
風車に擬態していたネーデルガンダム40機全機を出撃させる。
ネオ・エジプト軍
スフィンクスに擬態していた大型機体スフィンクスガンダムを解放。
直接の戦闘描写はないため、どのような活躍をしていたのかは不明。
ただしネオ・アメリカの自由の女神砲にも言えることだが、これらの強大な戦力があるということはガンダムファイトという代理戦争がありながらも「各国家軍がいつ戦争になってもいいように多大な兵器を隠し持っていた」という裏返しでもあり、図面的には喜劇的でありながらも未来世紀が常に戦争一歩手前なのをガンダムファイトで抑え込んでいるというGガンダムの重苦しい情勢を暗示している。
参加機体
文字通り、ガンダムファイトに参加した各国のモビルファイター達が勢揃いした。
…はずなのだが、その中には何故か初代や前作の後期主役機を筆頭に宇宙世紀のガンダム、さらには次回作の主役機までもが紛れ込んでいる。異世界のガンダムまで紛れ込む構図は、ある意味ガンダムビルドファイターズの先駆けである。
特にGP01は何故か優遇されている。ノーマル(改修前)とフルバーニアン両方がいるだけでなく、キラルの合体技「曼荼羅円陣・極楽往生」にしれっと参加してガンダムヘッドをGP02と仲良く突き破るノーマルのGP01が描かれており、フルバーニアンは一度撃墜されながらも後のシーンで復活していることから少なくとも二機はいる模様。
それだけにとどまらず宇宙世紀の非ガンダムの量産機、挙句の果てには富野由悠季作品からダイターン3とザンボット3、『超級!機動武闘伝Gガンダム』では作者繋がりでブリキ大王まで登場している。ガンダム連合…?
ちなみにウイングガンダムも二機いるらしく、原典同様の濃紺カラーと二号機とされるライトブルーカラーのニ種が確認出来る。
ネットで「撃墜された」と言われる方のウイングはこのライトブルーの方であり、原典カラーのウイングガンダムはデビルガンダム撃破後に普通に生き残って登場している。
一見やりたい放題に描かれがちだが、劇中で明確にファイターが死亡しているマスターガンダム、ガンダムシュピーゲル、ネロスガンダム、ジョンブルガンダムはもちろんのこと、機体を破壊されて死亡扱いになったテキーラガンダムやデビルガンダム側に付きDG細胞に取り込まれたまま倒され死亡したと見られるゼウスガンダム、同じくデビルガンダム側に付いたジェスターガンダムとコブラガンダム、再起不能の体になってしまったランバーガンダムなどは連合に参加しておらず、ただ当てずっぽうに機体をチョイスして描いているわけではない。
- マンダラガンダム
- ノーベルガンダム
- マタドールガンダム
- アシュラガンダム
- バイキングガンダム
- アラクノガンダム
- スカルガンダム
- ガンダムゼブラ
- マーメイドガンダム
- テムジンガンダム
- ネーデルガンダム×40
- スカッドガンダム
- マンモスガンダム
- マーメイドガンダムプロトタイプ×多数
- 魚介類ガンダム群
- スフィンクスガンダム
他ガンダムシリーズから
- 初代ガンダム
- ガンダムMk-Ⅱ(エゥーゴカラー)
- Ζガンダム
- ZZガンダム
- νガンダム
- ガンダムGP01
- ガンダムGP01フルバーニアン
- ガンダムGP02
- ガンダムGP03
- ガンダムF91
- クロスボーンガンダムX1(初代ガンダムと同様にロケットにしがみついて大気圏を離脱しているが、後に原作でもロケットに接続されて大気圏離脱を行う事になる)
- V2ガンダム
- ウイングガンダム
- ウイングガンダム(ライトブルー)
- ガンキャノン(低反動キャノン砲なし)
- ジム
- リ・ガズィ
- グフ
ガンダム以外の作品から
関連動画
ちなみに
暗殺者の経歴を持つキラルが各国の団結を呼び掛けるのは無理があり過ぎではないか?と突っ込まれそうだが、キラルが襲撃・暗殺した対象はほとんどが対戦カードのガンダムファイターやそのクルーである。
また、ガンダムファイト条約では非戦闘時のファイターの暗殺は特に条約違反とは明記されていない上、キラル登場時には第13回ガンダムファイト決勝大会3カ条の追加で「コックピットへの攻撃が可能」と改定されていたのもあってその点に関してはかなり緩くなっている。
数少ない無関係な一般人を巻き込んだ例がネオ・ホンコンの二階建てバス一刀両断だが、ネオ・ホンコンの代表はご存知東方不敗で首相のウォン・ユンファ共々死亡しているため、ガンダム連合に参加している描写は特にない。意外と忘れられがちだがネオ・ホンコンは第46話を最後に物語に一切関わっていない。
シャッフル同盟を除いたガンダム連合にファイターを投入出来る国家=キラルから襲撃を受けていないという意味のため、キラルから実害を受けたという報告はほぼないものと見られる。つまりは知らぬが仏(曼荼羅だけに)であり、一応キラルの呼びかけに国家が応じたのは理屈が通っていることになる。
その後
『ガンダムジオラマフロント』でのドモンがνガンダムに反応する掛け合いが存在し、作中に登場した歴代ガンダムは視聴者フィルターで歴代ガンダムに見えているというわけではなく、(本作の設定では)本当に歴代ガンダムに酷似した容姿をしている事が窺える。
余談
スーパーロボット大戦MXでは過去の出来事してこのガンダム連合とデビルガンダムの決戦が存在しているが、アムロが初代ガンダムに乗り込んでロケットに抱き着き宇宙へ向かった事になっている。あまりのガンダムの数にその後アムロはしばらくの間うなされたとかなんとか。
ちなみにMXに参戦していないコウやシローも参加していたという裏設定がある。