概要
スーパーロボット大戦MXは2004年5月27日にPS2で発売されたスーパーロボット大戦シリーズの1作。
タイトルの「MX」については特に意味を持たないとされているが、デフォルトの部隊名である「マグネイト・テン」の略称が「MX」となる。
当初2004年3月発売予定と発表されていたが、クオリティの向上のために発売日が同年5月27日へ延期された。
2005年12月29日にバンプレスト初のPSPタイトルたる移植版、「スーパーロボット大戦MX PORTABLE」が発売された。
世界観
多少ネタバレになるが、本作はスパロボで初めて多元宇宙理論を扱った作品である。それ以前にも『スーパーロボット大戦A』で並行世界が題材になっているが、本作はそれからさらに踏み込んで無限に分岐した宇宙の中の一つという扱いになっている。そのため終盤ではエヴァ、ラーゼフォン、ライディーンの3作が重要な役を担う事となる。
また本作はガンダムシリーズの殆ど全てが本編終了後であり、唯一の例外である『逆シャア』は開始前扱いのまま、クワトロは反乱を起こさず、ジオン系組織やティターンズのMSは登場しない。同様にマジンガーZ、グレート、初代ゲッター、ライディーン、ダイモス、TV版ナデシコと半分近くが終了後参戦となるなど、当時のスパロボでは異色の作風となっており、「前大戦が異常に濃いスパロボ」の先駆けでもある。
本作以前のスパロボは基本的に「リアル系が主軸でスーパー系はサブ」であることが多かったが、『MX』は上記の通り終了後参戦が非常に多く敵組織の殆どが宇宙人などスーパー系の敵であり、人類側の敵組織はオリジナルを除けばギガノス帝国と火星の後継者、鉄甲龍だけとなっている。
あらすじ
宇宙歴と言う年号になって70年が過ぎた頃、異世界からやってきたMUの出現とセカンドインパクトと言う大災害、地球連邦とジオンの戦いである一年戦争や地球人に怨みを持った人々木連の襲撃、グリプス戦役などの人間同士の戦いやデビルガンダム軍団、バーム星人、地下帝国、恐竜帝国、ミケーネ帝国、妖魔帝国と言う侵略勢力との戦争が巻き起こり、人類に危機が迫ったが地球連邦軍やスーパーロボット達の活躍でどうにか退けた。そしてネオ・ジオンも倒されて地球圏に平和が訪れようとしていた。だがギガノス帝国や謎の怪物使徒、百鬼帝国、ベガ星連合軍と言う新たな侵略者が戦火を引き起こそうとしていた。
地球連邦軍では度重なる戦争による量産ロボットの損耗率の上昇と言う問題を解決する為、新エネルギー「ターミナス・エナジー」を用いたメンテナンスフリーの新型ロボ開発計画「ツェントル・プロジェクト」を進めていた。テストパイロットであるヒューゴとアクアは試作機のテストを進めていたが、突如放棄されていた試作5号機がヒューゴのかつての上官とアクアの恩師に奪取される事件が発生する。
ヒューゴとアクアは多くのスーパーロボットで編成された地球防衛部隊「マグネイト・テン」に合流して二人を追いかけるが…
参戦作品
★マークはシリーズ初参戦作品。
☆マークは据え置き型ゲーム機初参戦作品。
☆機動戦艦ナデシコ-The prince of darkness-