概要
ツェントル・プロジェクトで開発された5号機(TEアブゾーバー)。
自律型金属細胞「ラズムナニウム」を使用しており、再生が可能。
また、高性能な人工知能「AI1」を搭載しており、高い学習能力を持っているほか、膨大なデータを集めることができる。
パイロットは本機を強奪したアルベロ・エスト、オペレーターはAI1の開発をしていたエルデ・ミッテが務めている。
名前はラテン語で『中央』を意味する。試作10号機でTEアブゾーバーを完成させる開発計画を持った同プロジェクトにおいて、ちょうど折り返し(中央)の番号に当たる本機に相応しい名前だろう。
メカニックデザインは斎藤和衛。
第1形態
パーソナルトルーパー並みの大きさを持つ黒い機体。大剣に似たシルエットを持つ大型ランチャー兼打突武器『ディバイデッド・ライフル』を携行する。
この時はまだTEエンジンを搭載していない。
アルベロとエルデがメディウスを強奪した後、ヒューゴ・メディオとアクア・ケントルムの前に現れ、何度も交戦してヒューゴたちを追い詰めるがあと一歩及ばず、敗北する。
しかし、敗北を認めなかったエルデによって強引に進化させられてしまう。
TEアブゾーバーにカテゴライズされながらTEエンジンを持たないイレギュラーな機体だが、OGシリーズを見るとむしろ本機の方がプロジェクト本来の開発仕様に近いと思われる。
(※MX勢前日談であるOG外伝において、元々ミタール・ザパトが作ろうとしていたのは“ラズナニウムを投与した兵器”である為。それを実現させるのに必要な「半ば無尽蔵のエネルギーを引き出せる器」として開発されたのがTEアブゾーバー)
第2形態
AI1に入っているガルムレイドのデータと、これまでに集めた戦闘データにラズムナニウムの力を使って進化し、ヒューゴたちが乗っていたTEアブゾーバーのTEエンジンを奪って取り込んだ姿。機体サイズや武装が特機に準じた物となっており、想定外だがラズナニウムとTEエンジンの同時運用に成功した機体である。
後にムートロンエネルギーの力を最大限に引き出す「ラ・ムーの星」をエルデによって装着され、異常な進化をしてしまう。
“蓄積された戦闘データを自己修復能力のある装甲素材にインプット、自己修復の応用で機体を著しく変貌させる”と言う誕生経緯がズフィルードに酷似している(カラーリングも紫ベースで似ている)。
最終形態
「ラ・ムーの星」を取り込んで進化した姿。
アルベロによる操縦ではなく、AI1による自動操縦に変更されている。見た目はもはや機動兵器のそれではなく、完全に化け物と化している。
ヒューゴたちとの戦いで敗北するが、戦いでAI1とラズムナニウムが暴走したため、メディウスはAI1に取り込まれてしまった。
第2次スーパーロボット大戦OGでは10号機であるガルベルスが完成しているため、最終形態に進化することはなかった(第2形態の時点でラズナニウムを暴走させアルベロ・エストを取り込んだが、その後メディウス自体がどうなったかは不明)。
スペック
分類:人型機動兵器(TEアブゾーバー)
形式番号:YЦP-05
全高:19.6m(第1形態)、50.0m(第2形態)、98.3m(最終形態)
重量:47.8t(第1形態。第2形態以降の重量は不明)
動力:不明(第1形態。恐らくPTと同じプラズマ・ジェネレーター)、TEエンジン(第2形態以降)
装甲材質:ラズムナニウム
補助MMI:AI1
開発者:ミタール・ザパト
武装
第1形態
コーティング・ソード
ディバイデッド・ライフル
第2形態
ライアット・ブーメラン
スパイラル・ファング
ターミナス・ブレイザー
最終形態
ランページMX
必殺技
スティング・アクセレレイション(第1形態)
ヘブン・アクセレレイション(第2形態)
インラージメントMX(最終形態)
関連タグ
スーパーロボット大戦 スーパーロボット大戦MX 第2次スーパーロボット大戦OG
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