概要
ツェントル・プロジェクトで開発された「MODEL-X」の異名を持つ10号機(TEアブゾーバー)。
スーパーロボット大戦MXでは完成しないままプロジェクトが終了したために登場することはなかったが、第2次スーパーロボット大戦OGで全貌が明らかにされた。
格闘戦仕様である「フォームG」と砲撃戦仕様である「フォームC」の2つの形態を持つ。
「ガルベルス」という名前は「ガルムレイド」と「サーベラス」の別の言い方である「ケルベルス」を組み合わせた造語であり、フォームの名前や機体の設計思想も名前元の後継機、ガルムレイド・ブレイズとサーベラス・イグナイトの2機から受け継がれている(中でもサーベラス・イグナイトのを発展させたフォームの変形機構は、複雑だが整合性の取れた変形プロセスが印象的)。
自律型金属細胞「ラズムナニウム」が使われており、自己再生能力を持っている。
機体の操縦は人工知能「AI1」が行っているため、オペレーターとしてエルデ・ミッテが搭乗している。
ガルベルスが登場したためか、最終形態に進化したメディウス・ロクスが登場しなくなっている。
メカニックデザインは青木健太。
その機体特性から、第2のバンプレストオリジナル版デビルガンダム(第1はこちら)とも言うべきガルベルスだが、フォームGの土気色のカラーリングや腰パーツの意匠からして、「デスアーミー」(デビルガンダムの生み出す使い捨てのザコ)がデザインの裏モチーフとして取り入られている模様。
“機体整備を自力で賄う兵器であったとしても、量産化されれば軍事の駒として大量生産され使い捨てられる”と言う皮肉を暗示しているのだろうか。
事実、本機の登場する以前の時期を描いたスーパーロボット大戦OG2に登場したアインストは、全個体が自己再生能力を持つ生体兵器にも拘らず、最上位の個体が下位の個体を大量生産して消耗前提の物量戦を行う戦法を取っていた。
そして、ガルベルスの開発者であるミタール・ザパトも、そのアインストとラズナニウムを使い、生体兵器「イエッツト」をツェントル・プロジェクトの初期に創っている…(スーパーロボット大戦OG外伝)。
スペック
分類:TEアブゾーバー
形式番号:YTA-10
全高:57.0m
重量:328.2t
動力:TEエンジン
装甲材質:ラズムナニウム
MMI:AI1
開発者:ミタール・ザパト
所属:ガイアセイバーズ
武装
ダブル・ファング・ナックル
サンダーボルト・スピンエッジ
ターミナス・デストロイヤー
必殺技
ケルベルス・エグゼキューション