概要
地球をルーツとする生命を生み出した存在「思念体」が造った人造生命体。
ドイツ語で「かつて」、「過去」、「昔」という意味を持つ。
本来は「生命の進化を見届ける監視者」として生み出された存在なのだが、長い歳月の末に当初の目的を見失い、「闘争本能に支配された地球由来の生命体を抹殺し、静寂に支配された『新しい宇宙』と『新しい生命体』を生み出す」という野心に支配されて暴走を始めた。
有機的なフォルムで、赤い宝玉のようなものが点在しているのが特徴。
驚異的な再生・進化・複製機能を持ち、独自に生み出した機動兵器「アインストシリーズ」や、複製・侵蝕した機械・人間などを使役する。また、精神や機動兵器に干渉する謎の力も持っている。
体の中心部にある宝玉はコアであり、これを破壊されると再生できずに活動を停止する。
なお、その体はまったく未知の物質で構成されている。
本体はアインスト空間とでも呼ぶべき侵入不可の空間に存在し、通常空間をこのアインスト空間の
法則で上書きする事によって世界に干渉している。この力を使うことで空間内の生物を強制的に
アインスト化させることも可能だが、上書きの結果として大気が霧のように変貌するので、これを
吸い込まなければある程度アインスト化を防ぐ事は可能である。
また、その体系はピラミッド型の上下関係を持っており、高位のアインストは他のアインストを
使役したり自らアインストを生み出すことも出来る。ただし最上位にして女王蜂のような存在
であるノイ・レジセイアだけは一体しか存在しない。
スーパーロボット大戦IMPACT(COMPACT2)では前述の理由で暴走したことが明言されているのだが、スーパーロボット大戦OGシリーズにおけるアインストの正体や来歴、目的には謎が多く残っており、未だに明確な答えが出ないままである。
また、アニメ版『ジ・インスペクター』では、「あちら側」の世界のアインストが登場。ゲーム版とは大きく異なる展開が描かれている。
アインストシリーズ
- アインストクノッヘン
名前の通り、骨で構成された獣のような姿をしたアインスト。
骨をブーメランのように射出したり、鉤爪を巨大化させて攻撃する。
- アインストグリート
やはり名前の通り植物のような蔦の塊で構成されたアインスト。
蔦によるムチのような打撃や、高出力のビーム照射による攻撃を行う。
- アインストアイゼン
アルフィミィがアルトアイゼンを不完全な形でコピーした個体。
原型機と似た武装による攻撃を仕掛ける。
- アインストゲミュート
「心」を意味する名を持つ、中身が空っぽの鎧のような形をしたアインスト。
身体を分離させて攻撃を行う。量産型個体の中では最強の能力を誇る。
一般的な個体よりも強大な力を持つボス格のアインスト。個別項目を参照。
全てのアインストを統括する最上級の個体であり、宇宙を支配する『新しい生命体』。
『スーパーロボット大戦COMPACT2』、『スーパーロボット大戦IMPACT』のラスボス。
ノイ・レジセイアがホワイトスター(ネビーイーム)と合体して誕生した究極のアインスト。
『スーパーロボット大戦OG』の裏ラスボス。
特殊なアインスト
アインストが新しい生命を生み出す為、ある人物をコピーして生み出した個体。
アインストによって捕獲・強化改造されたヴァイスリッター。
洗脳されたエクセレン・ブロウニングが操縦する。
パラレルワールドのキョウスケ・ナンブとゲシュペンストMk-Ⅲがアインスト化したもの。
アニメ『スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター』のラスボス。