『衝撃の風が吹いた』
概要
PS1こと初代プレイステーションで発売された最後のスパロボ作品。それと同時に、JAM Projectが主題歌を手掛けた記念すべき一作でもある。
前作『スーパーロボット大戦α』の時点で戦闘アニメーションの進化から一躍話題となったが、今作も一部の機体に限られるとはいえ、後年のPS2版スパロボにも迫るレベルになっている。
その意味では、初代プレイステーションの性能の限界に挑戦した作品と言えるだろう。
当初は前作のファンディスクとして企画が組まれていたが、当時の制作スタッフの総意が「αシリーズのストーリーに沿う続編として作ろう」になったことから、急遽現在の形に作り直された経緯がある。
そのためか、前作以上に制作が難航した他、一部設定やシステムに荒削りな部分やバグが目立つなど、他の作品に比べて少々作りこみが甘い部分が見受けられる。
今作よりスパロボ恒例となる「JAM Projectの手がけるオープニング主題歌」の熱い歴史が始まることとなる。
カットインアニメーションで女性パイロット(エニル・エル)の伝統芸が始まった。
ストーリー
バルマー戦役(前作)の終盤に引き起こされたヱクセリヲンの自沈。これによる余波から地球を守るためにイージス計画の実行が急がれる中、ティターンズが計画を我が物にしようと動き出す。
旧ロンド・ベルのメンバーはプリベンターとして彼らの目論見を阻止すべく奮闘。
マクロスシティに現れたシュウ・シラカワと戦うが、その最中に見知らぬ世界へと飛ばされてしまう……
参戦作品
一覧
★マークはシリーズ初参戦作品。
真ゲッターロボ(原作漫画版)
解説
序盤数話とクライマックスは現代で、残りは遥か未来を舞台とする。そこで世界観の構成の中心となるのがガンダムX・∀ガンダム・ザブングルの3作となる。
ここにグレートマジンガーとゲッターロボの敵勢力たるミケーネ帝国と恐竜帝国が、未来の世界で復活して一大勢力として立ちはだかる。
宇宙世紀ガンダムは、∀ガンダムの設定を反映して「発掘品」として使用される場面が非常に多い。
今日ではガンダムファンにお馴染みのHi-νガンダムの知名度上昇に貢献した。Zガンダムの必殺技として定着したウェイブライダー突撃の初実装も今作である。
このほかゴーストX-9やニュータイプ関連技能の所持者の回避力、コン・バトラーVとボルテスVの分離修理の便利さ、さらにダイターン3vsアイアンギアーは今なお語り草となっている。
バンプレストオリジナル
今作初登場のものだけ掲載。
キャラクター
ロボット
関連タグ
機動新世紀ガンダムX ∀ガンダム 戦闘メカザブングル 黒歴史
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