概要
『機動戦士Ζガンダム』の主人公機・Zガンダムが最終回にて敢行した止めの一撃。ガンダムシリーズの歴史において初放映時は無論、後々から視聴した多くの人にも強い印象を残すことになる名場面。
最初は特に名前は無かったが、2001年発売の『スーパーロボット大戦α外伝』にて一種の必殺技として実装されたときの技名がそのまま通称として定着した。
突撃した部位の色と形にちなんでスイカバーとの異名を持つ。むしろこっちの方の知名度が高い。
一連の流れ
パプテマス・シロッコ(ラスボス)が駆るジ・Oとの決戦時、Zガンダムに搭載されているバイオセンサーが起動。
数多の死者の想念を吸収し、カミーユの極限まで高まったニュータイプ能力による無限のオーラを放つZガンダムはウェイブライダー形態へと変形、そのまま突撃を行い機首でジ・Oの腹部を貫通。
コクピット内部に食い込んだ機首(シールド)はシロッコに直撃、シロッコは断末魔を上げ「貴様の魂も連れてゆく」と絶命した。
なお、「数多の死者の~」のところだが、具体的にはフォウ・ムラサメ、ロザミア・バダム、エマ・シーン、カツ・コバヤシの4名となる。
外部出演
スパロボ
ゲーム『スーパーロボット大戦』シリーズでは、概要にも書いたとおり『α外伝』にて追加必殺技として初登場した。
本技の追加により、これまでの「変型してポジション取り→ハイメガランチャーで砲撃」という運用方法に加え、ボスキラー役も狙えるようになった。
だが、使用にニュータイプ技能が必要な格闘属性武器(MEPEと同じ)という仕様になっている。ゆえにZガンダムの性能を十全に発揮させるためにはニュータイプ技能を持ち、かつ射撃と格闘の双方が伸びるパイロットを搭乗させざるを得ず、結果として「乗せ換え遊び」の幅を狭めてしまった面もある。これは後に追加されるハイパー・ビームサーベルにも当てはまり、『V』以降に至ってはカミーユ専用の技になってしまっている。
なお、武装演出では原作同様に「死者の思念」を吸収する場面があるのだが、スパロボシリーズでは人型のオーラとでも呼ぶべき物が集まってくる事が多い。これは原作では死亡したネームドが生存する事も多い同シリーズにおいて生きてる人の霊魂を吸う訳にもいかない為の措置と思われ、逆に原作終了後設定で参戦している『D』ではフォウやララァ、プル姉妹の魂が出てきたりする。
Gジェネレーションシリーズ
Gジェネレーションワールドでは、超強気以上でとどめにビームサーベルを使用したときの演出として採用。シロッコの乗るジ・Oに使ったときとそれ以外で台詞が変化する仕様もある。
Gジェネレーションオーバーワールドで、かビームサーベルとは別に単独装備として採用。台詞の変化もそのまま残されている。
その他
DCD『ガンダムトライエイジ』では既にプレイアブルだったZガンダムに、新規必殺技として実装。
その際、『ウェイブライダー・チャージ』という名称に変更もされている。
演出も原作を重視したもので、ウェイブライダー変形直後にフォウやエマのシルエットが浮かぶ。
人気ソシャゲモンストでのガンダムコラボでカミーユが星4で実装された際にも、SSで採用。しかもシロッコにSSでとどめを刺すと上記の道連れがカットインで流れる。
関連タグ
機動戦士Ζガンダム モビルスーツ Ζガンダム / Zガンダム カミーユ・ビダン
ゴッドバード … 『勇者ライディーン』の必殺技。飛行形態に変形して機首から突撃する点が共通。
グランベルム … この作品での最終決戦における止めの一撃が丸ごとこのシーンのオマージュと化しており、喰らった側の形相まで再現するという、何か異様な力の入れようであった。