スーパーロボット大戦A
すーぱーろぼっとたいせんえー
バンプレスト初のGBAソフトで、エーアイ開発の任天堂携帯機スパロボ第1弾。
2008年にPSPでのリメイク版「スーパーロボット大戦A PORTABLE」が発売された。
本作ではパラレルワールドの概念がストーリーの中核となっている。
オリジナルキャラクターであるアクセルかラミアの内どちらかを主人公として選択し搭乗する機体もスーパー系とリアル系で複数あるオリジナルの機体から選ぶことが出来る。
宇宙世紀0XXX年。
1年戦争、グリプス戦役…2つの大戦を乗り越えた地球圏に
束の間の平穏が訪れた。
テラフォーミングによる火星の開発、ティターンズの反乱の
爪痕も癒され…地球圏の復興、発展は急速に進められた。
…ここである転機となる事件が起こる。
母星を失い、流浪の民となっていたバーム星人が地球への
移民を求め、和平交渉に臨んできたのである。
コロニー国家への受け入れ、なにより状況的に余裕のあった
地球連邦政府は、バーム星人との和平会談に応じることを快諾する。
だが…。
バーム星人との和平会談は、「和平派代表の暗殺」という、
最悪の結果で決裂…戦争状態に突入してしまう。
地球圏の混乱を憂いていた、月のギガノス帝国…ギルトール元帥は、
会談の決裂をアースノイドの無能ゆえとし、 地球からの独立を掲げ、
地球連邦政府に宣戦を布告する。
その戦乱に呼応するように、火星開拓都市は謎の敵によって突如襲撃を
受け地球では、なりを潜めていた百鬼帝国に侵攻が開始された。
こうして…地球は再び戦渦の炎に彩られることとなる。
急速な事態の変化に、弛緩していた連邦政府が対応できるはずもなかった。
ただひとつ、地球連邦軍第13独立部隊…通称『ロンド・ベル隊』を除いては。
だが、ロンド・ベル隊は、戦乱の裏に隠された真実を、
…「極めて近く、そして限りなく遠い世界」からの訪問者たちに、
その時きづくはずもなかった。
大戦の火種に息を吹きかけたのが、『彼ら』だということにも。
作品一覧
解説
シリーズ初参戦はドラグナーとナデシコの2作のみ。ボルテスVは以前にも参戦していたが、携帯機用のスパロボには今回が初となる。
ファーストガンダムはRX-78ガンダムの強さ(余談を参照)もさることながら、仮面姿のシャアやララァ・スンといった主要人物も登場し、機体のみ参戦で終わっていないのが見どころ。「シャアが来る」をBGMとして採用してたり、あのザクレロを自軍で使えるのも本作だけ。
ガンダム0083は歴代で唯一、ヴァル・ヴァロ修理のエピソードとデラーズ紛争が再現されており、αシリーズとは別の方向で優遇されている。ただし今回も試作1号機の換装は再現されていない。
このほか、ドラグナーの雑魚メカ「ズワイ」や、コン・バトラーVの「ケロット」のハリボテを着たバージョンなど、本作にしか登場しない要素は多い。
スパロボにおいて冷遇されがちな初代ガンダムだが、本作ではGファイターとの連携や、フルアーマーガンダムへの強化によって終盤まで使える。
それに加え、原作で出番が少なかった武装を大幅追加。さらには改造段階の多さと大量の強化パーツスロット、ここに「V-UPユニット」という歴代最強クラスの強化パーツを加えると鬼神のごとき強さを発揮する。
他のスパロボのゲッターロボは初代→G→真のように上位機種が登場すると下位機種と入れ替えになる。このとき、本作では離脱せずに下位機種が一人乗りに改造され、早乙女ミチルや巴武蔵などのキャラクターが乗り換え可能になる。
なお、改造値は上位機種でなく一人乗りへと引き継がれ、変形・オープンゲットは不可能になる。そのため上位機種は無改造で加入する。
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