ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

スーパーロボット大戦W

すーぱーろぼっとたいせんだぶる

スーパーロボット大戦シリーズの一作。シリーズ初のニンテンドーDS専用ソフトで、2007年に発売された。エーアイ開発の任天堂携帯機スパロボ第5弾。
目次 [非表示]

概要

ニンテンドーDSにおけるスパロボ第一弾。エーアイ開発としては5番目。

参戦作は開発会社的な前作の『スーパーロボット大戦J』と被るものが多く、新規参戦も比較的マイナーな作品が多く、当時公開されていたグラフィックもJ→Wと代わり映えしていなかったため発表時はそれほど期待されてはいなかったようである。


しかしいざ発売されると、据置機で発売されたスパロボに見劣りしない戦闘演出に、クロスオーバーやギャグ・時事ネタをうまく取り入れたストーリーなど、高い評価を得ている。

あまりにも濃いクロスオーバー故に作品を知らないプレイヤーが、どのキャラクターがどの作品の登場人物かわからなくなるという現象も多く、以降のエーアイ開発のスパロボにもナタクのファクターマークデスティニー聖戦士コウムイン等とある種の伝統となった。


スパロボ全体としては『魔装機神LOE』以来の二部構成シナリオでもある。


新システム

  • マルチコンボ

J』までのコンボの発展系。自機が敵機に隣接する必要がなくなり、敵同士が隣接してさえいれば、直線上でなくても軌道を変えて攻撃できる。ただし、2機目以降への攻撃は必ず防御される。

  • 支援要請

マップ上に出撃していないユニットを指定して援護攻撃・援護防御をさせる特殊技能。1マップ中にスキルレベルの回数まで使用可能。戦艦が出撃していないと発動できない。

  • Wスロットシステム

過去にゲームボーイアドバンス(GBA)で発売されたスパロボをDSのGBAスロットに差し込んでプレイすることで、資金や特殊な強化パーツを得られるようになった。以後のDS作品でも採用されている。当然ながらGBAスロットが廃止された機種では利用できない。

  • 周回プレイによるストーリー変化

シリーズで初めて「1周目と2周目のEDが変化する」仕様となっている(大筋の展開は一緒で敵機体の変更等も無し)。また1周目と2周目で全く別なストーリーが展開するステージが存在し、これらは3周目以降に任意で選択が可能となる。


ストーリー

第1部

連合宇宙暦と呼ばれる時代…

地球は宇宙生命体ラダムや木星トカゲなどの脅威に晒されていた。

そんな最中、武装輸送船ヴァルストークを所有する

アーディガン一家にある依頼が持ちかかる…。


第2部

機界新種との戦いの後に起きた血のバレンタインの惨劇によって

ナチュラルとコーディネイターとの争いが激化。

アーディガン一家も家長のブレスを失ってしまい、長男のカズマも行方不明となっていた…


参戦作品

★マークはシリーズ初参戦作品。

☆マークは任天堂携帯機系列では初参戦作品。


新機動戦記ガンダムW EndlessWaltz

機動戦士ガンダムSEED

機動戦士ガンダムSEED ASTRAY

機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY

ゲッターロボG

真ゲッターロボ(原作漫画版)

マジンカイザー

マジンカイザー死闘!暗黒大将軍

百獣王ゴライオン

DETONATORオーガン

宇宙の騎士テッカマンブレード

宇宙の騎士テッカマンブレードⅡ

機動戦艦ナデシコ

機動戦艦ナデシコ-The prince of darkness-

勇者王ガオガイガー

勇者王ガオガイガーFINAL

フルメタル・パニック!

フルメタル・パニック?ふもっふ

フルメタル・パニック!TheSecondRaid


初参戦である「オーガン」「ゴライオン」の2作品はスパロボ学園を除けば現状本作が唯一の参戦作となっている。


バンプレストオリジナル

主人公勢(ヴァルストークファミリー

カズマ・アーディガン

ブレスフィールド・アーディガン

シホミ・アーディガン

アカネ・アーディガン

ミヒロ・アーディガン

ホリス・ホライアン

キャレット

ユウミ・アーディガン

ガレント・カベリナリオ


ヴァルホーク

ヴァルストーク

ヴァルガード

ヴァルザカード

知の記録者ザ・データベース

インファレンス

アプリカント

クリティック

レギュレイト

アリア・アドヴァンス

ディセイバー


オープス

ストマ

アルムアルクス

アルムストラ

ヴァルアルム

アルムアルクス・フィーニス

アルムストラ・フィーニス

スキエンティア

サピエンティア


余談

テッカマンブレード超優遇

前作での扱いが不評だったのを反省してか宇宙の騎士テッカマンブレードが大活躍している。

本来、原作展開とIF展開&クロスオーバーは互いに矛盾して同時には成立しない物だが 本作は原作再現をしつつも『DETONATORオーガン』とのクロスオーバーや『テッカマンブレードⅡ』の展開を要所に挟みつつ、さらには原作ファンにも納得できる形でのハッピーエンド展開にもっていくという離れ業をやってのけている。

その結果、『本作の真の主人公はDボウイ』『Wと書いてブレードと読む』などと言われている。なお、オリジナル主人公および本作自体のテーマと言える「思い出の大切さ」「スペースマンシップ」「家族愛」と非常に親和性が高い事からも優遇は必然と言える。


最強クラスの主人公機

本作で最後に登場する主人公機であるヴァルザカードは設定上の強さもさることながら、ゲーム自体の低難易度も相まってスパロボシリーズでも有数の強さを誇る

機体性能に加え、6人分の精神コマンドが使用可能。ここに便利すぎる強化パーツや精神コマンドバグを併せれば、冗談抜きで「ずっと俺のターン!」ができる。

ゲーム的な強さでいえば、同じくスパロボオリジナルではネオグランゾン、版権作品ではグレートゼオライマーと並ぶスパロボ史上最強の一体に数えられている。


評判

上で触れたようなクロスオーバーの巧妙さ、敵味方ともに好感のもてるオリジナル勢、多くのキャラの救済など、今作はスパロボに求められるものを高いレベルで実現している。

劇場版ヤマダジロウや、ボスとふもふも話すボン太くん、そしてスパロボでは案外珍しい量産機の購入などといった点もそれらのファンから評価を受けている。

一方でガウルンのような初見殺しもあるものの基本的にヌルイ難易度(二目以降にはさらに加速する)、それに拍車をかける精神コマンド関連のバグや強化パーツによって、シミュレーションゲームとしての評価は低い。

MXと並んで本作はスパロボ初心者もしく好きな機体を使ってガンガン進めたいユーザーにはうってつけとも言える。


また、本作が絶賛される背景には、後に発売された「スーパーロボット大戦K」やZシリーズがユーザーを失望させたことも無視できない。


滅多に知られないBGMの出典

実は「出航 ~果て無き星の海原へ:(ブレスのテーマ)の前奏と他2曲は海外の戦略ゲーム・『WarCraft2』(開発元: BLIZZARD Entertainment)のBGMの一部である。

このゲームはアメリカから始め、多くの国で大ヒットしたものの、日本では知名度が低くファンが皆無である。


関連イラスト

ヴァルホーク家族写真

SAIL ON FUTURE………

ガンタンクテッカマンランスをからかい隊


関連タグ

スパロボW(別名・表記ゆれ)


スーパーロボット大戦J(前作)

スーパーロボット大戦K(次作)


スパロボ学園 ギブアップせい!

テッカマセランス ヌルゲー

関連記事

親記事

携帯機シリーズ けいたいきしりーず

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 185403

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました