概要
ヴァルストークファミリーが所有する可変機。メカニックデザインは柳瀬敬之。
ヴァルストークのサポートロボ「キャレット」のブラックボックス内から発見された設計図を元に製造された。
メインパイロットはカズマ・アーディガン。サブパイロットはミヒロ・アーディガンが担当する。カズマ不在時にはミヒロがキャレットを乗せて操縦する事もあった。
主動力源はプラズマドライブ。
宇宙開発公社の認可を受けており、ML(machinery laborer = マシンナリィレイバー。公的機関が認可する作業用ロボット)に分類されているが、高出力のプラズマドライブを動力として採用している事や、火器を搭載している事から本来は「作業用」に含まれる所ではないが、認定時に意図的なデチューンを行い、その後元の仕様に戻すなど強引な手段によって認可を維持している。
高機動形態であるエアフォースモードから、格闘形態クロスコンバットモードに変形し、状況に応じて両形態を使い分けるが、カズマの得意な突撃殺法に合わせた調整がされておりクロスコンバットモードでは華奢な外見からは想像もつかないような激しい肉弾戦が展開される。
…華奢と書いたが実は頭頂高32.8mとかなりの大型機である。31.5mのガオガイガーより背が高いのだ。
その正体は始原文明エスが「ザ・データベース」のアンチプログラムとして開発したヴァルザカードのコアユニットである。
武装
レーザーバルカン
牽制用の小型ビーム砲。
両方の形態で使用可能で、エアフォースモードは翼部の根本にあり、クロスコンバットモード時は腰部に動く。
ビームショットランチャー
クロスコンバットモード時は手持ち火器となる、出力可変式のビームランチャー。
エアフォースモードでも懸架して使用することが可能。
レイブレード
いわゆるビームサーベル。
クロスコンバットモードで使用可能で、装備位置は脚部。ポップアップ式で射出されたものを抜き取る形となっている。
ヒートエッジ
エアフォースモードでは機首、クロスコンバットモードでは脚部に位置するヒートブレード。赤熱化することで溶断性能を持つが、赤熱化しない状態でもスパイクとして使用可能で、スピードに任せて敵機を切断できるほどの能力を持っている。
プラズマエクスキュージョン
腹部にあるプラズマ砲。エネルギーを収束しプラズマボールを発射する。エネルギー消費は大きいが、本機の武装では最大の威力を誇る。
必殺技
ヒートエッジエクスプロイダー
エアフォースモードで使用するコンバットパターン。
機体全体を赤熱化させて、火の鳥のような形状にして纏い、敵機めがけて突撃。機首を突き刺して高速回転を加える事で敵機を貫き、破砕する。
ジェイドフロウジョン
クロスコンバットモードで使用するコンバットパターン。
レーザーバルカンでの牽制後、ビームショットランチャーを撃ちながら突っ込み、ランチャーを突き刺して打ち上げる。その後レイブレードで斬り裂き、更に敵機の上方から垂直蹴りをお見舞いし地上に叩き落とす。最後は力ずくで敵機を押し込み、至近距離からプラズマエクスキュージョンを撃ち込む。
プロトンキャノン・フォーカス
ヴァルストークとの合体攻撃。
ヴァルストークの艦首にあるデュアルプロトンキャノンの発射口を展開し、ヴァルホークを連結。更に高威力のプロトンキャノンを発射する。