概要
全高:32.0m
重量:52.0t
非合法傭兵組織「アンノウン・エクストライカーズ」で運用されている機動兵器。
量子ジェネレーターと同系統の動力機関「レプトン・ベクトラー」を搭載しているが、制御が難しくパイロットを選ぶ機体と言える。接近戦が得意なスーパー系ユニット。
ライオットBと比較して単独での飛行能力は有しておらず、専用の支援機であるライラスを伴って運用される。
武装は主に格闘戦を主観に置いた物を装備するが、戦闘スタイルはUXのメインライター岸本みゆき氏の趣味のせいかある著名な時代劇のそれを思わせる物が多い。
特にライラスとの連携技である「ヘルストリンガー」は、圧倒的な破壊力を誇るが、二基のレプトン・ベクトラーを同期臨界させるだけの操縦技術が求められる。
また、その技によって発生する亜空間への空間跳躍によって搭乗者の体への負担が大きく掛かってしまう。
パイロットはアンノウン・エクストライカーズの指揮官、リチャード・クルーガー。
後にリチャードが体調を崩し戦線離脱したのと、ライオットBの機体不全を理由に、アニエス・ベルジュに譲られた。
実はオルフェスとライラスには合体機構があり、「レプトン・ベクトラー」が完全同期を果たした時にその機能が追加。その戦闘後に合体時の名称として「オデュッセア」という名が付けられた。
プレイヤーは本編を始めるまでまさかの「必殺」すぎるロボとは思っていなかった。
武装
- ピック・シュート
エネルギーを収束した短剣をクナイの様に数本投げ付ける。
- エナジー・ピック
エネルギーを収束して形成した短剣で敵を背後から切り付ける。
なお、これらの元ネタは「仕掛人藤枝梅安」の針の首刺しから。
- ダスク・ライフル
本機の射撃兵装。極太のビームを収束、発射する。
元ネタは必殺シリーズで遠距離攻撃の電気や磁石を利用して石を発射させるシーンから。
必殺技
- ラスト・テスタメント
右腕にエネルギーを収束させ、正面から向かうと見せかせ敵を背後から手刀で貫く。
オデュッセアのトドメ演出時はまるで内部から膨らむ演出があるため結構グロい。
元ネタは「暗闇仕留人」の村雨の大吉による心臓潰しから。エネルギー収束は大吉がクルミを割る動きが取り入れられている。
- ヘル・ストリンガー
支援機であるライラスとの合体攻撃。糸状のビームで敵を絡み取った後、オルフェスとライラスが糸を引っ張り、オルフェスが空間跳躍した後、糸に電撃を流し込む。止め演出には、オルフェスと同じポーズを取るパイロットのアーニー(イベントではリチャード)のカットインが入る。(南無阿弥陀佛の文字が書かれている。)
元ネタは三味線屋の勇次が使う殺しの技法。三味線の弦を使った首吊りである。ちなみに元ネタ同様に音が鳴る。
- エンド・オブ・リバース(オデュッセア専用武器)
支援機であるライラスと合体した形態「オデュッセア」での必殺技。腕から射出したデバイスをダスク・ライフルに収めてエネルギーを収束、デバイスから光の刀身を形成、空間跳躍で敵に接近した後、連続で斬り付ける。止め演出では追加でもう一撃が加えられ、敵を倒した後にデバイスをライフルに収める。その後光の中をゆっくりと立ち去っていく演出がある。
元ネタは「必殺シリーズ」の殺陣アクション。また斬られた機体にまるで出血したかのように赤い背景に黒い影を取り入れる等、岸本みゆき氏の趣味全開の演出である。
余談であるがイベントシーンのヘル・ストリンガーや上記の技を使った場合BGMが「唸る必殺の一撃」に変わる。この音楽はあの音楽と完全に一致している。
……と、いうか、初登場シーンでこの曲な上に極めつけは「南無阿弥陀仏」という強烈すぎるにも程があるインパクトにプレイヤーは驚愕する事となった。
さらに言うと唸る必殺の一撃を0.75倍速程の再生速度にするとますますそれっぽくなる。
一方でよりにもよって、エンド・オブ・リバース初使用イベントはオデュッセア専用BGM「目覚めるは人の意志」の初披露イベントでもある(このイベント中「唸る必殺の一撃」は一切流れない)ため、エンド・オブ・リバースを使うと強制的に「唸る必殺の一撃」が流れる事に違和感を覚えるプレイヤーが続出した。他にも最終話でラスボスにエンド・オブ・リバースでトドメを刺す際のBGMはアーニーの初期BGMである「未来への闘志」に取られてしまったり、さらにはヘル・ストリンガーはプレイヤーがBGM変更しない限りイベント以外では「唸る必殺の一撃」が流れなかったりと、優遇されてるんだか冷遇されてるんだかよくわからない必殺技BGMである。どうしてこうなった…
ただ一つ言えるのは、スパロボにおける必殺曲すなわち「処刑用BGM」である。
南無阿弥陀仏…
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