概要
スパロボW世界での宇宙ができる前の宇宙に存在した、オメガ星団第13太陽系第5惑星人の「始源文明エス」と呼ばれる文明が遺した自律型機動記憶プラント「知の記録者(地球側のコードネームは「ザ・データベース」)」のプログラムの一つ。宇宙そのものの滅亡に瀕した第5惑星人が、150億年の時を超えてボソンジャンプで飛ばされてきたブレスフィールド・アーディガンの提言を受けて作り上げた。
本来は記録を行う「レコーダー」として作られたが、機能不全を起こして感情を持つと共に、推論者「インファレンス」として行動するようになる。内面では感情の芽生えを自覚しているが、心のどこかで否定していたために、アプリカントが自分にとって大切な父親だという気持ちを素直に認めることが出来なかった。感情の発露の仕方は極端であり、前兆無しに突如激昂し、しかしすぐ冷静に戻るという形をとる。 前述の理由から「父親」という存在に対する「息子」の在り様や関係性に興味を示すことが多く、自らの野心のために父親を陥れたシンクライン皇太子や、命を懸けて父の遺志を受け継ぐDボゥイとの対話において、その様子をうかがわせた。
彼の人格はブレスがカズマの知性的な部分を抽出して作り出されたもので、冷静なときはカズマが邪気眼のときのようなスカした口の聴き方をする。しかしカズマ本来の熱い部分もしっかりと受け継がれているようで、普段抑圧されている分だけ一度爆発すると止まらなくなり、カズマ本人ですら使わない下品な言葉(「この○○○○野郎が!」)を言うなど、オリジナルより過激な面を持つ。またカズマと異なり、ボン太くんに対しては「その愛らしさは危険」とある意味で好意的。
1周目の最終話では乗機のスキエンティアが撃破された後、自ら作り上げたサピエンティアを操り、自分を操ろうとしたクリティックをスキエンティアもろとも処分、「親父の遺志」を貫き通すため、最終ボスとしてノイ・ヴェルターと戦うことになる。また2周目の最終話では逆にクリティックに消去されかかるも、アプリカントがクリティックの反乱を想定してヴァルアルムに彼のバックアップを用意していたために一命を取りとめ、アプリカントと共にカズマらと共同戦線をとることになる。
エンディングではアリアを妹、レギュレイトを母と認識するようになった。
なお、1部終了後にコイツの介入がなければブレスがひとつ前の宇宙にボソンジャンプで行く事はなく「ザ・データベース」はおろかヴァルストーク・ヴァルホークも生まれない…と言うややこしい事態になっている。
ちなみにカットインが二種類ある(スキエンティア搭乗時の汎用、サピエンティアの「ファートゥム・クレアーレ」使用時)。
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