概要
トレイラー「ヴァルストークファミリー」の社長にして、カズマ・アーディガンら四兄妹の父親。愛称は「ブレス」主人公カズマにとっては偉大な父にして超えるべき壁である。
「タカの目」の異名を持つ敏腕トレイラーで、GGG長官大河幸太郎や火麻激、国連事務総長ロゼ・アプロヴァールとも親交がある。
経験豊富でありとあらゆる局面で冷静な判断を下す戦略眼や威厳を持ち合わせているが、地面に埋まっているチューリップクリスタルを幸運のペンダントとして売ってぼろ儲けを企むなどちゃっかりした所もあり、また経営難(ゲーム開始時点で36回目の倒産の危機)からか金銭にも結構がめつい。
ホリス・ホライアンいわく「社長2000のワザ」を持っているらしい。劇中で披露されたのは「死んだふり」「不意打ち」「逆切れ」「他人のフンドシ」
子どもたちには内緒にしているが、若いころは宇宙海賊としてかなりやんちゃしていた。海賊と言っても非合法組織の壊滅や悪徳政治家の内情暴露といった義賊的な側面が強く、その過程で色々と面倒を起こしており、お咎めなしにも限度があるというコトで、色々な人物から追われる立場だった。その時にのちのGGGの面々と因縁ができた。
ある日、ふとしたことからであった女性ユウミに一目ぼれし、その場でプロポーズし海賊稼業から足を洗う。この時にフードを深くかぶっていたユウミを一目で美人と見抜いたことから現在の「タカの目」の異名が付いた。本人は秘密にしているが、スイーパーであるデュオ・マックスウェル等宇宙で活動する者たちの間では知られており、本人も後でカズマに明かしている。
また火星育ちであり、チューリップクリスタルを所持している。
第一部のラスト、血のバレンタインの惨劇でスキエンティアの攻撃からカズマを守るべく宇宙へ放り出され、行方不明となった。
死亡したかと思われていたが、持っていたチューリップクリスタルの影響でボソンジャンプし一命をとりとめていた。
しかしどういうわけかとんでもない大跳躍の末、150億年前の宇宙へとジャンプしてしまい、そこで始原文明エス人たちと遭遇。
宇宙の滅亡間近とあって絶望している彼らに思い出の大切さを説いて希望を与え、思い出を次の宇宙へ残し、更に記録を行うためのザ・データベースと、彼らが暴走した時の抑止力であるヴァルホークとヴァルストーク、そして最強のカウンターヴァルザカードや己の代行者たるアプリカントを造り上げた。その後はおそらく、消滅する「前の宇宙」と運命を共にしたと思われる。
なおスキエンティアからカズマを助けるためにシャトルはおそらく、物語序盤でカズマが言っていた「家族のライフデータやヴァルストークの設計図が記録されている脱出艇」であり、過去に辿り着いたブレスはこのデータを基にヴァルストークとアリア・アドヴァンスを造ったと思われる。
家族
- ユウミ・アーディガン…妻。現在は故人。
- シホミ・アーディガン…長女
- アカネ・アーディガン…次女
- カズマ・アーディガン…長男
- ミヒロ・アーディガン…三女
- ホリス・ホライアン…当初は社員だが、ゲームラストでアカネと結ばれたため義理の息子