「死ぬぜぇ、俺の姿を見た者はみんな死んじまうぞぉ」
「悪いな!バレないように忍び込むのは得意技なんでね!」
「地獄への道連れは、ここにある兵器と戦争だけにしようぜ!!」
プロフィール
解説
L1からL5コロニー群の内、L2コロニー群からオペレーションメテオを遂行するために地球に降下したガンダムパイロット。
搭乗機はガンダムデスサイズ。
自らを死神と称するが、性格は陽気で明るく社交的。エキセントリックな登場人物が多い中、非常にまともな人物だが何かと貧乏くじを引かされやすい不幸体質。大体ヒイロって奴のせいなんだ。
特に腹パンに至ってはTV版で五飛の中国拳法の先生である老師Oから一発、OZに潜伏していた筋肉質なトロワから一発、そしてEWで鉄格子を素手で捻じ曲げる腕力を持つヒイロから一発と登場人物の中でもリアルファイトが抜きん出て強い奴らから三回も食らっている。
パイロットとして腕も高いが、セキュリティ突破能力もまた高い。
口癖は「逃げも隠れもするが嘘は言わない」。
デュオの名は昔共にいた孤児仲間のソロの「死んだ後もずっと一緒にいる」という言葉から名乗るようになる。
マックスウェルの姓は、一時世話になっていたマックスウェル教会から貰っている。
戦災孤児で物を盗んで生活していたストリートチルドレンだが、ある時マックスウェル教会に引き取られる。
それまでは長い髪をただ伸ばしっぱなしにしていたが、シスターによって三つ編みに束ねてもらって以後はその髪型で通している。
しかし後に、「マックスウェル教会の惨劇」と呼ばれる連合軍のコロニー反乱分子制圧によって、教会は破壊され、更に親しかった神父とシスターを失ってしまう……。
これらの身近な人間の死を幾度と無く見続け、それでも自分は生き残ってきた事から「死神」を自称するようになった。
黒衣の牧師風衣装は教会に対する気持ちの現れでもあると思われる。チャイナ服ではないぞ。
ガンダムパイロットの中で最も明るい彼は、それらの過去を感じさせない人懐っこさで人気がある。
漫画『がんばれ!ドモンくん』シリーズで3回実施された人気投票は3回とも1位だった事もあり、高い支持を得ている。因みに主人公であるヒイロは3回目の時にデュオを巻き添えにする形で自爆している。
アニメ放送15年目を記念して連載開始された『敗者たちの栄光』ではその人気の高さや登場人物随一の常識人ゆえに話を進めやすいからかヒイロを差し置き実質上の主役に抜擢された。
…まあ、この作品は主人公よりもむしろ主役機の出番に問題がありすぎるし。
ドラマカセットによればエビフライが好物らしい。
新機動戦記ガンダムW
L2コロニー群からのオペレーションメテオ遂行者として地球へ降下。
以後は太平洋上のサルベージ船で船長をしている、元トールギス開発にも関わった技術者であるハワードに協力してもらい、任務に当たる。
かなりの貧乏くじ体質で、ヒイロに殺されそうなところだったリリーナを助けたのに逆に怒られてしまい、連合の施設から救出して同じ船に故障中のウイングガンダムと共に同乗させてやったヒイロはガンダムデスサイズのパーツを盗んでウイングガンダムを修理し、月面基地で5人のガンダム開発者達にはOZを欺くために科学者の一人老師Oに叩きのめされるなど、様々な貧乏くじを引いている。
相棒であるガンダムデスサイズにはかなり愛着があり、宇宙用ではないため見つかった場合の言い訳も戦闘による対応も困難なガンダムデスサイズを宇宙に持っていったために窮地に陥っている。そしてトーラスに敗れた末に逮捕されるもヒイロにより救出、だがデスサイズは見せしめとコロニーの友好の為に破壊されてしまう。
完成度7割のガンダムデスサイズヘルを受け取り、独力で完成まで持って行くまでは、月面基地潜入のときに出会った元OZの志願兵ヒルデ・シュバイカーとジャンク屋をしながらパーツ集めをし、ゲリラ的にOZと戦ったり、トラント・クラーク特尉によって強制的にウイングガンダムゼロの実験に協力させられてその危険性を知ったりと、何かと忙しかった。
ホワイトファングが台頭し始めた頃になると、ガンダムパイロットであるデュオにも誘いが来ていたが、きな臭いものを感じてこれを拒否し、ハワード率いるピースミリオンでガンダムパイロット達と合流する。
バルジ攻防戦にて初めてガンダムエピオンと対峙した時は、ウイングガンダムゼロの性能を肌で感じているため、そのパワーがウイングガンダムゼロと同等であると見抜いている。
その後、リーブラへの潜入と脱出を行いピースミリオンへ向かっているヒルデを助けるために追撃機であり、ヒイロとトロワのデータが使われているモビルドール、メリクリウスとヴァイエイトを単機で撃破するなど活躍する。
世界国家軍とホワイトファングの総力戦では、5人の科学者を解放してガンダムデスサイズヘルで激戦の中をリーブラへ連れて行かされる。
それによりリーブラの機動変更には成功し、不慮の出来事によるリーブラAブロックの降下が続けた事を除けば、仕事量は大幅に削減できたと言える。
外伝の右手に鎌を左手に君をでは、実質的な主役を勤めており、アディとの交流とマダムLの暗殺についてがメインとなっている。
新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
衣装は少々変わり、牧師系からジャケットに変わっている。
マリーメイア軍の活動をヒイロと共に阻止しようとX-18999コロニーへと潜入、そこでマリーメイア軍に一足早く潜入していたトロワと対峙し、偽装的に助けられて潜入に成功する。
そしてコロニー内部へ入った後、ヒイロと共にマリーメイア軍の目的が「真のオペレーションメテオ」であると察し、コロニー落としを阻止しようと奮闘する。
トロワの力もあり、オペレーションメテオは阻止するも、追い詰められた状態の打開のためにヒイロに「殴れ」と言われて殴り、即座に殴り返され気絶させられてしまう。
そして脱出にトロワは何もしてくれずに独力で脱出するはめになり、脱出用シャトルでは「お前を待っていたわけではない」とまで言われ、サリィ・ポゥには冗談とも皮肉とも取れる言葉を言われるなど、貧乏くじ体質は健在である事を示した。
X-18999コロニー脱出後は、カトルが回収してきたガンダムデスサイズヘルに搭乗して、地球降下したマリーメイア軍との戦闘を行う。
死傷者を出さないように細心の注意を払いつつ戦闘不能にさせるという戦闘により、マリーメイア軍の死傷者は地球降下前にゼクスに撃墜された者と、ツインバスターライフルの射線上に居た者だけという最小限に留まった。
反乱終結後、トロワとカトルの両名と共にガンダムを自爆させ、またヒルデとジャンク屋を再開している。
エンドレスワルツの劇場版のエンディングムービーでは、ジャンクパーツを安く売ってくれるよう熱心な値切り交渉してようやく承諾してくれた店主に大喜びで抱きついたり、帰りにヒルデと一緒に食べていた肉まんを喉に詰まらせたりなど、デュオらしいお茶目なシーンが映っているかも?
新機動戦記ガンダムW Frozen teardrop
その後はファザー・マックスウェルを参照。
また息子のデュオ・マックスウェルJrが登場する。
搭乗機
主な搭乗機
XXXG-01D ガンダムデスサイズ(1~11話、17〜19話)
XXXG-01D2 ガンダムデスサイズヘル(25話、32~49話)
XXXG-01D2 ガンダムデスサイズヘルカスタム(EW)
その他の搭乗機
XXXG-00W0 ウイングガンダムゼロ(32話)
OZ-06MS リーオー(宇宙用)(23話、EW)
余談(中の人について)
彼の中の人である関俊彦は最初ゼクス役を目指してオーディションを受けておりそちらには惜しくも受からなかったが、デュオ役でオファーが来たらしい。ガンダムの仮面キャラクターを演じたかったらしいが、その夢は後の機動戦士ガンダムSEEDにおけるラウ・ル・クルーゼで叶っている(なんの因果か作中で因縁深いムウ・ラ・フラガを演じているのは「ゼクス役」を勝ち取った子安武人である)。さらに後年では「キャスバルではない」シャアを演じた後にガンダムビルドファイターズバトローグにてキャスバルの方のシャア(を再現したAI)も演じている。
関連イラスト
関連タグ
デュオ デュオ・マクスウェル(表記揺れ)
ヒイロ・ユイ カトル・ラバーバ・ウィナー 張五飛 トロワ・バートン
ロックオン・ストラトス、クロウ・ブルースト、青山圭一郎、クルツ・ウェーバー
ラウ・ル・クルーゼ、レイ・ザ・バレル(機動戦士ガンダムSEED/機動戦士ガンダムSEEDDESTINY)…中の人が同じガンダムパイロット。
シャニ・アンドラス(機動戦士ガンダムSEED)…第3次αでは共に鎌を武器とするガンダムのパイロットであることから、デュオは彼に対抗心を抱かれていた。