概要
不運と幸運のバランスが極端なだけでなく、不運ばかりが続いて幸運に恵まれる兆しを全く感じさせない薄幸または不幸な人物を指す。
故事に曰く「禍福は糾える縄の如し」(幸福と不幸は2本の紐を縒り合わせて出来た縄のように交互に訪れる)とするように、吉凶運勢もまた陰陽一対・表裏一体であり、不運に傾けばその分だけ幸運が、幸運に傾けばその分だけ不運が顔を覗かせる流動的な事象と定義し、従って不運も幸運も永遠に続くものではないとしている。
しかし、意思の有無に関わらず生物として生存していく上で何故か好事に働かない場合が圧倒的に多く、しなくてもいい苦労や傷病など身の危険に常時苛まれる「幸運欠乏症」、これが不幸体質である。
ただし、単に不幸体質と言ってもその傾向は多様であり、後述の関連人物に対する解説に詳しい。
笑い話で済むレベルとして他人に受け入れられる者もいれば、笑えないレベルで疫病神と迫害される者も存在する。
キャラクター一覧
※五十音順
※乱立防止のため、公式設定上で「不幸体質」とされている人物のみを追記する。そういうキャラ付けな訳でも無いのに、作中での扱いや経歴が悲惨で理不尽で不幸極まりない者も星の数ほどいる為。
※種族としての「貧乏神」「疫病神」であるキャラは該当して当たり前なため、除外とする。
自他に不幸をもたらす「死神の呪い」というものに掛かっており、コイントスをすると必ず裏が出る。主人公御一行の仲間になるが、それ以降も災難が降りかかる(仲間達は不幸体質については了承済)。そして、愛する妹と共に暮らせるように呪いを解く方法を探している。
絶望的状況の中で現在の選択を取ったのにもかかわらず妻からは全く評価されていない。初回プレイでPルートを目指したとしても彼だけは死ぬ。Pルートでも復縁はならず。
ろくでもない両親に借金を押し付けられたり、面倒な奴等に絡まれたり、大金を貰ってもトラブルなどですぐにパーになったり、最終的に全ヒロインとも破局したりと、不幸だらけの借金執事。
- あんハピ♪の幸福クラスの生徒全般
設定上「不幸な生徒を集めた」というだけあってほぼ全員が不幸体質。
特に、不幸タイプが「不運」の花小泉杏は「動物に出会うと襲われる」「川があったら落っこちる」「雷に撃たれる」等々、登場したらまず不幸な目に遭うのがお約束となっている。だがめげずに頑張るたくましい子。
家を出てからたった7秒で石につまずき、車のエンジンの煙を浴び、カラスの糞をよけた直後に空き地に転んだりと不幸体質の持ち主。
もちろん、彼の両親が天然であるため、自身の天然さも相まって災難は絶えない。
式守さんと出会ってからは彼女に守られているのだが、それ以降も彼の不幸はまだ終わらない。
新婚旅行ハリケーン 〜失われたひろし〜に登場する美人のトレジャーハンター。
不幸体質があり毎回悲惨な目に遭っているため、名前を教えるまではしんのすけから「運の悪いおねえさん」と呼ばれていた。
最早生きていることすら奇跡レベルの不幸体質。もう自然災害レベルで彼女の身の回りでいろんなことが起きており、商店街で散歩中にアーケードの天井が崩落してきたことすらある。また非常に体が弱く、中学の頃まで難病で伏せっており、何度も生死の境を彷徨った(未だに青白く血色が良くないのと、血流を良くする食べ物との相性が悪いのはこのため)。
そのせいかもはや「痛みを感じる」ことでしか生きている実感を得られなくなり(このすばコラボで初めてこの事実が語られ、玲やプレイヤーたちを仰天させた)、ややこしい家系の事情も重なってしまい、彼女のぶっ飛んだドマゾな人格が形成される要因になってしまった。
幼いころに火事で両親を亡くし、自分だけが生き残ってしまったことへの罪悪感から無意識に罰を求めるようになり、自身に不幸を引き寄せる特殊な体質となる。一方で自身は嗅覚で災難を察知できる、任務では周囲の人間も災難に巻き込んで撹乱していく。
キャラ説明の最初に「とんでもない不幸体質なでんこ」と書かれる。通常時の台詞でも存在に気づいてもらえない・遭難とロクな目に遭っていない上にスキルも「一定確率で獲得スコアが減少して攻撃力が微量アップ、もしくはスコア上昇」という両極端なもの。
フィルム(着せ替え衣装)を装着するとカオス度に磨きがかかり、家を出た瞬間突如発生した落とし穴に落ち、学校に到着後鞄ごと忘れ物をしたことに気づく(制服)、海賊ごっこをしていたら7回落水(パイレーツ)、海で蟹に襲われる(水着。一応解説すると、でんこは人間よりも遥かに小さい)、おみくじを引きまくるが全部大凶(晴れ着)、転倒し、手作りチョコレートを台無しにしかける(バレンタイン。ちなみにチャイナフィルムでも小籠包で同じことをやらかし、こちらは未遂では済まなかった)、勉強に嫌気が差し脱走しようとするがバレる(RPG)、敵兵かと思ったら熊に遭遇(ミリタリー)など、更に散々な目に……。
極めつけは5周年記念イベントで開催されたすごろくでハズレマスの「5マス戻る」にあてがわれてしまったこと。それでも彼女の根はポジティブなため、何度不幸が降りかかろうと、今日もなるはめげずにマスター(プレイヤー)に求婚する。
その能力ゆえか「不幸だー!!」を口癖にするほどの不幸体質。恋愛フラグだけは良好だが、その不幸は話を追うごとに笑えないレベルとなってゆく。
キャラクター設定として不幸体質。
物語中では豊臣秀吉の下で天下を手に入れようというあからさまな野望を石田三成と大谷吉継に危険視され、九州の穴蔵へと追いやられ、両手は手枷によって不自由になっている。
あらゆる物事も見通す優れた慧眼を持っているが、相当な凶運によって必ずチャンスが逃げてゆく星巡りの下に生まれている。そのため「不運がうつる」と忌み嫌われ、人望もそれほどない気の毒な身となっている。
まずその出生が不幸。当時女子高生だった母親がある日、目つきの悪い男に衝突し、殴られたあげく、彼の強姦によって妊娠してしまい誰からも望まれないで生まれてきたのが彼。
捜索中、偶然ぶつかった不良たちにリンチにされたり、妹を誘拐した松坂さとうにその捜索の妨害を受けつつも、偶然出会ったさとうの親友飛騨しょうこの協力とさとうに協力しあさひに騙そうとした三星太陽を捕え・脅迫して得た情報からしおの居場所を特定・救出に向かうも・・・
名前に「幸」の字が入り誕生日はおめでたい日である元日だが生まれついての不幸体質で、登校の度にトラックに撥ねられ、デートや学校行事でも常に大小様々な不幸に見舞われている。戦闘中に使用する奥義は「不幸全開」で、発動すれば3回に2回は敵だけでなく主人公にまでダメージを与えてしまう。そして、卒業式の告白イベントでは今まで以上に不幸に見舞われて卒業式に間に合わず、主人公への告白には成功したが伝説の鐘が鳴り終わった後地面に落下してしまい、最初から最後まで不幸に見舞われた。
エビス小福という源氏名で活動する神。
彼女に関わった男性は須く破滅する、本名の名は「貧乏神」であり関わった人間は彼女と縁で結ばれている限り不幸に苛まれ続ける。
貧乏神と知られれば誰も近寄らないため、上記の源氏名を名乗り以前代替わり(神が死ぬ事)した経験もある。
神経科学・分子力学・物理学のエキスパートだが経験不足と判断され、現在は先輩研究者の助手という立場で落ち着いている。また、職務はヘッドリサーチアシスタントで、配属先はサイト17を中心とした必要とされる場所とされている。財団に雇用されてから最低でも63回は負傷しており、彼の運転スキルはJokeとはいえSCPとされている。詳細はこちら。SCP-666 J
占拠やテロを始めとする数々の凶悪事件に巻き込まれる頻度が高く、世界一ついてない男と揶揄される程の不幸体質。プライベートもアルコール依存症一歩手前だったり、家族とは別居状態で離婚も秒読みだったりと散々で、本人も事件が起こる度にそんな現状を愚痴っている。
幼い頃に両親を亡くし、貧乏にな中、弟二人を育てることになる。ゲーム版の時点ですぐ転ぶことが多いが、アニメ版だと仕事先でトラブルが連発するともっとひどくなっている。
キャラクター設定として不幸体質。それは所属事務所が潰れるわ解雇になるわととんでもない程だったがそのおかげで良い事務所・仲間・そしてPに出会った。
幼い頃に両親と死別する、様々なハプニングに遭って怪我が絶えなかったせいで友達がいなかった等生まれながらの不幸体質で、謎の光に与えられた力で魔法少女となり魔石集めをしていた頃はギャグ描写でなければ死んでいるレベルのあり得ないハプニングにの数々に遭遇していたが、ジャヒー様に諭されて魔石集めを辞めてからは改善し、交友関係も広がった。
本人曰く「生後6ヶ月でマンションの9階から落ちたのを皮切りに、一通りの乗り物に轢かれ、一通りの食べ物に中り、大体の試験に落第し、ほとんどの災害を経験し、ジャンケンに勝ったことはおろかあいこにすらなったことがない」という生きているのが不思議に思えるほど壮絶な不幸体質であり、付いた異名が『不幸の女神』(小学校~高校時代)、『堕天使』(警察学校時代)。この後、実に3回も殺人事件の容疑者となった経験(このうち被告の立場で出廷2回)まで持つ。
次々と襲い来る不運を乗り越えてようやく婦警となったものの、早々に同僚の殉職に遭っただけでなくその事件の容疑者として裁判に臨む羽目になり、成歩堂龍一の活躍によって無罪宣告を受けたとは言え肩身が狭くなった結果、止む無く依願退職の形で警察を去った。
幾つかの職を転々として創作フレンチレストラン『吐麗美庵』(とれびあん)のウェイトレスに落ち着いた矢先、またしても殺人事件の容疑者として立件されたが、今度は遂に有罪判決を受ける事態に直面し、こちらも薄氷を踏むような成歩堂の弁護により逆転無罪となったが、程無く吐麗美庵を退職した。
再び職を転々とした末に地方検事局の警備員に就くも、落ち着く間も無く上級検事室の一室で起こった不可解な殺人事件の容疑者となり、御剣怜侍の推理から疑いこそ晴れた一方で職務上の失態を問題視した警備室長から免職を言い渡された。とことん救いがない。
同シリーズにおける不幸の代名詞。登場するたび命に関わる災難に見舞われており、サイコ系の人物からも本気で心配された程。ただし悪運も恐ろしく強く、次回には復活している。
見た目は普通の女の子だが、周りを巻き込むレベルの超絶不幸体質の持ち主。
「大小様々の不運に襲われるのが日常茶飯事」「不運が雪だるま式に膨れ上がる」という度外視の不幸体質であり、付いた異名が『不運大魔王』。
医療用包帯の確保・洗浄、トイレットペーパーの管理・補充、忍術学園生徒全員の検尿・検便の差配、調薬に伴う悪臭発生の苦情処理など、これら日の目を見ない活動内容の都合で率先した成り手がおらず「不運委員会」とすら揶揄される保健委員会に所属し続け、6年生となった今ではとうとう委員長の座に就いてしまった保健委員会の生き字引。
先に挙げた須々木が「己一人に強烈な不運を呼び寄せる」タイプと例えるならば、伊作は「軽重に関わらず己の不運を他者にまで伝染させる」タイプに分類され、被害者は同室の食満留三郎を筆頭に保健委員会所属委員にまで及び、誰にも優しく素直で前向きな学園屈指の人格者である伊作を無碍に出来ないだけになおさらタチが悪い。
「初陣で潜水艦から魚雷一発を受けて轟沈」という史実に基づく。本ゲームで最も運の数値が低く設定されている。
名前からして「不幸体質」そのものをイメージしたキャラクターで、生まれた瞬間から酷い目に合いまくっている。冒頭から目も当てられない不運に見舞われ早死にするも、宇宙一の幸運を持つヒーロー『元祖ラッキーマン』の力で蘇り、ラッキーマンに変身するきっかけとなった。
以降も変身前の日常時における不幸は増す一方で、本人は不幸体質からは抜け出せていない。
本人の記事にもある通り、実は自分が望んだ事とは逆の結果ばかり降りかかる反転体質である。上記転生もその時の死亡願望が逆の結果になった為である。
通称「巻き込まれた少女」(公式の通称)。現状たった2人のモブからプレイアブルに昇格したキャラの1人なのだが、花騎士になった経緯というのがまあカオス。ナズナのKYな思い違いから騎士学校に入れられたところから始まり、花騎士になってからもなにかと面倒や厄介事に巻き込まれるなど、その巻き込まれ不幸体質は今なお健在。しかし近年は精神的に強くなったようで、その姿にはある種の主人公属性すら感じられるほど(後述の野上良太郎に通じるところがあるからかもしれない)。
持ち前の不幸体質から堕天使と自称する。アニメでは死に設定になったかと思いきや二期で健在だったことが発覚した。
幼少期から周りの人間が死にまくる環境で生かされたほどの不幸体質。劇中でも何かと貧乏くじを引く事が多く、特に腹パンを三度も食らっているのはこいつだけである。その不幸体質から自身を死神に例えている。
妹とは正反対に運が非常に悪く、周りの人々をトラブルに巻き込むことから「トラブルクイーン」の異名がついている。
もはやギャグのようなトラブルやアクシデントによく巻き込まれる。
しかし本記事文末の台詞にある様に、彼はそんな自分の不幸体質と上手く付き合う方法を本編開始前から探している。
ご損じダメ小学生。保護者からはよく注意不足だと否定されているが、不幸体質なほど効果が強い薬がバツグンに効いた事からも推して知るべし。
先に述べた須々木マコ、善法寺伊作の不幸体質とは根本的に異なる「自らの意志で不幸を招き入れる」タイプであり、これは怨恨を原動力とする異質のスタンド『エボニーデビル』の特性に起因する。
恨みの大きさに比例してスタンドパワーが上昇する性質上、標的となる相手からある程度の致傷を受ける必然性を伴う諸刃の剣だが、それによって標的への恨みが膨れ上がれば凄まじい強化を実現する。
周囲に命を失うレベルの不幸を見境なくもたらす体質であり、生前も死神に転生した現在も、あらゆる存在から嫌われ蔑まれ報われない日々を送っている。
短絡的な野心や身の丈に合わない欲望が仇となった身から出た錆で無惨な返り討ちに遭う、あるいは無自覚のうちにコントのような連鎖的不運に巻き込まれる。
ささやかな幸運が訪れてもそれを上回る不運が倍速で襲い掛かる確率の高さは尋常ではなく、そのせいで何度も重篤な打撲・骨折・飢餓・遭難・焼身・窒息など絶命の危機に直面するが、それと同じ数だけ奇跡的生還を果たしているだけでなく骨も皮膚も自己再生・修復している。
つまり、「生命維持が危ぶまれる限界点に立たされた時のみ人智を超越した幸運が発動する」という特異な不幸体質と言える。
初登場時からGMのミスにより留年となるはずが学年が下がってしまい、その後もシナリオの都合や問題解決のためにレベルが下がる、年齢が下がるといった事がたびたび起き、更には任務の為に強制連行されて録に登校できず、未成年なのに指名手配された際にはフルネームと顔写真が公開、(ゲームデザイナー自らが作成した)世界観ぶっ壊しキャラを押し付けられるといった数々の不幸に見舞われている。しかし、当人は不幸と思っておらず、驚かれている。
日頃から様々な不幸による生傷が絶えず、請け負ったクエストが不可抗力で失敗する事も茶飯事。元の仲間も彼を疫病神と見て去ってしまった。ただ本人自体は真っ直ぐな好漢であり、周囲からも一個人としては評価され慕われている。
公安対魔特異4課所属してるデビルハンターだがもともと家庭の事情で半ば無理矢理就職させられる(彼女曰く「デビルハンターになるか風俗嬢になるかしか選択肢なかった」)、頑張って給料貯めて買った車が悲惨な末路辿る、ハンバーガー店に転職するも職場環境はブラック企業、ある悪魔の脅迫じみたデートに無理矢理付き合わされる、意図しない形である人物の本性を知ってしまい巻き添えで命を狙われる。作者からも担当に「天使の悪魔とコベニどっちに生き延びて欲しい?」と天秤にかけて本気で殺そうとする等、もはや次元を超えた不幸体質の持ち主である。
正確に言えばトラブル体質。しかし本人は、持ち前のポジティブで対処したり受け入れたりする。
常に災難に見舞われている典型的な不幸体質。続編にあたる作品には後継者も存在する。(こっちは多少マシにはなっているが)
実はフランシュシュのメンバーで唯一伝説を持っていないにもかかわらずメンバー入り。努力家で、容姿も身体能力もステージ度胸も人並みはずれたものがあり、アイドルとしての素質は充分あるのだが…。
極めつけは不幸体質に嘆くのを止め、前だけを向いて生きようとした結果横から来たトラックに気づかずに死んだことであり、ここまで「運も実力のうち」という事実を体現する存在も珍しいのではと思いきや次回作ではこの不幸体質に対する衝撃な事実が…
そんな彼女の為に命を燃やし続けている男がいるのはある意味救われていると言えるかもしれない。
ご損じ大惨事や不幸オチに事欠かない不良警官。大抵は本人の強すぎる欲が招いた自業自得なのだが、3月3日の誕生日には何故か不幸体質が強まり一日中災難に見舞われる。
不幸とは
運がいいとか悪いとか
人は時々口にするけど
そうゆうことって確かにあると
あなたをみててそう思う
さだまさし『無縁坂』より
弱かったり
運が悪かったり
何も知らないとしても
それは何もやらない事の言い訳にはならない
仮面ライダー電王の野上良太郎より
関連タグ
トラブルメーカー、さげまん、疫病神:本人に降りかかるだけで完結せず、他者も巻き添えにしたり等で不幸にするタイプの不幸体質の人間はこう呼ばれることが多い。
バカラ(ONEPIECE)、出雲風子:触れた相手の「運気」に干渉し不幸体質にする、歩く不幸体質製造機とも呼べる能力者。
貧乏くじ:不幸体質だと、それを引きやすくなる。