ジョン・マクレーン
じょんまくれーん
ヒーローのご褒美知ってるか? ないぞ?
撃たれるだけ
凄い奴だとか何とかカンとか、褒められるくらい
……それで離婚
妻は俺の名前を忘れようとしてる
子供は口を利かない
たった一人で飯を食う
そんな男に誰がなりたい……
本名 | ジョン・マクレーン |
---|---|
性別 | 男性 |
職業 | 警察官/刑事 |
肩書き | 警部補 |
別名 | カウボーイ、ロイ、ビリー |
配偶者 | ホリー・M・ジェネロ=マクレーン |
子供 | ルーシー・ジェネロ=マクレーン、ジョン・“ジャック”・マクレーン・ジュニア |
頻繁に口汚くジョークを言い、自身が事件に巻き込まれることを常々ぼやいている。絶体絶命の危機に何度陥っても死なない(Die Hard)ニューヨークの警察官として描かれており、生きのびるために様々な知恵やガッツで逆境を乗りこえる。
何かしら大きな事件に巻き込まれてしまう事が多く、世界一ついてない男と揶揄される。
また、第3作以外は家族も騒動に巻き込まれている。
粗野な性格ながら、武器や爆薬の知識を幅広く持ち合わせており、敵から奪い取った銃器のほとんどを問題なく使いこなしている。
1作目においては、強盗グループへの攻撃に入手したプラスチック爆薬に電気信管を大量に刺し、パソコンのブラウン管と椅子に挟み込んで高所から落として起爆する、という電気信管が衝撃に弱いことを利用する手法をとった。
また2作目においては、テロリストグループのメンバーが使用していた拳銃が最新式であることを見抜き、ただの手荷物泥棒で処理しようとしていた空港警察に警告を促している。
銃などの武器に精通している反面、こと格闘術に関しては『素人の喧嘩自慢』の粋を出ず、チンピラ相手はともかく軍隊仕込みのプロ等を相手にするとなすすべもなく叩きのめされる事も多い。
…等戦闘力自体は実のところあまり強くはない。
相手をがむしゃらに殴ったり、周囲の物品を武器として利用することで優位を保つなど、非常になりふり構わないファイトスタイルが目立つ。
そのため、当初有利な状況であっても苦戦を強いられたり、一度倒したと思っても倒し切れずに逆襲を受けることや、最終的に格闘戦では勝てずに終わったこともある。
しかしながら、持ち前の知識と洞察力をもって何度も絶体絶命な状況から生還している。
各シリーズの活躍はダイ・ハードを参照
マクレーンは「Yippee-ki-yay, motherfucker.」という決め台詞をいうのが有名。
"yippee-ki-yay(イピカイエー)" はアメリカでは主にカウボーイがロデオの時に発する口癖で、本来の意味で使わない場合が多い
(本来はウルドゥ語で「これでも食らいやがれ」という意味らしい)
"motherfucker" は相手を侮辱するときに使う俗語で、作中では「クソったれ」「イカれ野郎」などと訳される。
2作目以降の日本語吹替版では「イッピカイエー、くそったれ!」と定着して訳されている。
- ダイ・ハード
1作目『ダイ・ハード』では、ハンスに「本当に我々に勝てるとでも思っているのか、ミスター・カウボーイ?」と言われた時に「これでも食らいやがれ、イカれ野郎」と返している。また、映画の終盤でマクレーンが「お前も結構なカウボーイだ、ハンス」と言ったのに対し、ハンスは「イピカイエー」と言い返している。
- ダイ・ハード2
2作目『ダイ・ハード2』では、クライマックスで飛行機から漏れ出た燃料にライターで火を点けて爆破しようとする際に(日本語字幕では「くたばれ!」)
- ダイ・ハード3
3作目『ダイ・ハード3』では、クライマックスでサイモン達の乗るヘリコプターを墜落させた時に低い声で静かに言う(字幕では「ザマを見やがれ!」)。
- ダイ・ハード4.0
4作目『ダイ・ハード4.0』では、ガブリエルがマクレーンに銃を突き付け「お前の墓石には、 "いつも間違ったときに間違った場所にいた男" と刻もう」と言ったのに対し、「 "Yippee-ki-yay, motherfucker" というのはどうだ?」と言い返している。ただし、本作ではR指定による上映を避けるため、 "motherfucker" の後半部分が銃声でかき消されてしまった。
- ダイ・ハード/ラスト・デイ
5作目『ダイ・ハード/ラスト・デイ』では、クライマックスで輸送ヘリ後部に積まれたトラックを無理やり運転してバランスを崩させる際に言った。ちなみに前作とは違い、いつも通り何の邪魔も無く言えていた。
シリーズ1〜4.0のソフト化版、ラスト・デイの吹替の帝王版を演じた。現状は唯一吹き替えにおいて皆勤賞を担当しており、日本でもっともマクレーンを演じた人物と紹介されている。2、4.0、ラストデイはほぼ同じ吹き替え台本で演じているため、野沢那智との演技の違いに注目するとより吹き替えの世界が楽しめるだろう。
シリーズ1〜3のテレビ朝日版、4.0の劇場版を担当した。最もアクの強い吹き替え。二枚目を中心に演じてきた野沢那智がワイルドで泥臭い役柄もいけると認識させた作品。マクレーンは野沢のアドリブも多分に含まれた、かなりやさぐれたキャラ付けとなっている。特に4.0は時代背景を考えるとかなり異例なレベルで自由なアドリブが許されており、翻訳自体もテレ朝版を多く踏襲している。
シリーズ1〜3のフジテレビ版を担当。前者二名と比べると知名度が低いが村野も担当数は多い方。フジテレビ版独特の吹き替え台本も注目点で、「イピカイエ」を「てやんでぇあったりめぇよ」と訳すなどこちらも野沢版とは別の意味でアクが強い。
ラスト・デイの劇場版のみを担当。師匠である野沢那智の代役という扱いで登板。野沢那智とは似ても似つかない声ながら、やさぐれた性質を踏襲して演じている。惜しくもその後間もなく中村が急逝したため、これ一作止まりとなってしまった。
ゲーム『Call of Duty: Black Ops Cold War』でのコラボで担当。上記のキャストとは異なる低くて渋い持ち味を生かした演技が特徴的。どちらかといえば同年代の『リーサル・ウェポン』を思い出す人も多いかもしれない。氏は『シックス・センス』『アンブレイカブル』等でブルース・ウィリスの吹き替えを担当したことがある。
その他の作品
また、マクレーンを演じるウィリスのセルフオマージュとして、『エクスペンダブルズ2』のワンシーンでトレンチ(演:アーノルド・シュワルツェネッガー)が「イピカイエー」と発している… が、残念ながらウィリスの吹き替えは樋浦勉、野沢那智(既に死去)、村野武憲、中村秀利ではなく綿引勝彦によるタレント吹き替えである。更に残念な事に中村に至っては前作でウィリスを担当していたにもかかわらず綿引起用のために降板させられているという理不尽極まりない采配であり、その後逝去したため師から引き継いだウィリスの吹き替えが減ることとなった。
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