20世紀フォックス

にじっせいきふぉっくす

20世紀スタジオ / Twentieth Century Studiosとは、ファンファーレと立体ロゴでお馴染みの、アメリカの映画会社。現在はディズニー傘下。

pixivで「20世紀フォックス」のイラストを見る

pixivで「20世紀フォックス」の小説を読む

pixivで「20世紀フォックス」のイラストを投稿する

pixivで「20世紀フォックス」の小説を投稿する

目次 [非表示]

1 概要

2 オープニングロゴについて

2.1 ロゴにおける特殊な演出

2.2 ロゴのパロディ

3 その他・トリビア

4 配給映画

4.1 実写映画

4.2 アニメ

4.3 ドラマ

5 関連人物

6 関連タグ

7 外部リンク

概要

『エイリアン』『猿の惑星』といった人気シリーズを抱える、大手アメリカ映画会社の一角。

現代の映画作品ではほぼ常識となった、横縦比2:1以上の横長画面を「シネマスコープ(シネスコ)」というが、これはフォックスが1953年に始めたものである。

1915年にウィリアム・フォックスが設立したフォックス・フィルムと、1933年にダリル・F・ザナックが設立した20世紀映画が合併し、1935年 5月31日に「20世紀フォックス」として設立された。

1981年から1984年にかけて、アメリカのメディア王であるルパート・マードックが率いるニューズ・コーポレーションに買収され、傘下企業となった。

2019年、テレビ・映画部門を含む大部分の事業が、ニューズ・コーポレーションからディズニーに売却された。

買収話は2017年頃から表面化し、当初からディズニーで話がまとまっていたものの、2018年になってユニバーサル・ピクチャーズやドリームワークスを擁するコムキャストが、ディズニーのそれを大幅に上回る買収額を掲げて交渉に参加し競合した。最終的に同社は撤退したものの、ディズニーが映像化権を擁するアベンジャーズと、20世紀フォックスが映像化権を持つX-MENの競演がとうとう実現するのではと期待したコミックファン達はしばらくやきもきさせられた。

なお、映画・映像配信などの部門がディズニー傘下に移った後も大手テレビネットワーク「FOX」などはニューズ・コーポレーション傘下に残留しており、「FOXコーポレーション」として事業を継続している。

2020年 2月21日をもって、FOXコーポレーションとの混同防止のため、「20世紀スタジオ」に改称された。お馴染みのあのロゴマークも、下段の「FOX」が「STUDIOS」に変更された。

オープニングロゴについて

先述したように、ファンファーレつきの企業ロゴは有名。

当初は2Dの平らなアニメだったが、1994年で3DCGの立体的なものへ進化し、見下ろす視点からそれまでの2Dアニメの映像と同じ視点へと移り変わる。一時期のものだとよく見るとハリウッドの有名なロゴ看板「HOLLY WOOD」が遠景にあったりする。

ファンファーレは社のために独自に作曲されたもの。

なお、20のゼロの数字が1953年から1981年までの間傾いて描写されていた。

ちなみに有名なファンファーレは初期は「デデデッデンデデデッデン！デーンデッデン！パッパラーパパパパパパパパパッパラー」の所まで。

ロゴにおける特殊な演出

作品によっては内容に合わせてロゴに特殊な演出が行われることがある。

シザーハンズでは全米ではクリスマスシーズンの公開だったこと、及び作中のキーアイテムでもあることからロゴに雪が降り積もっている。
X-MENシリーズでは「FOX」の「X」の字が他の字より長く点灯している。
ダイ・ハード4.0ではハッキングが作中のテーマであることからラストに画面がハッキングされたように乱れる演出がある。

ロゴのパロディ

このロゴは世界的にあまりにも有名なことから度々パロディの題材となる。

トランスフォーマー超神マスターフォース…前半のタイトルロゴがまんま本社のパロディである。後半は変更されたが…
こちら葛飾区亀有公園前派出所…オープニングの「だまって俺についてこい」に限り、冒頭での部屋を明るくして離れて見てねの警告表示が本社のパロディとなっている。というのもこの楽曲のイントロがファンファーレっぽいためだろうか。
まじめにふまじめかいけつゾロリ…初代OPの冒頭でパロディが行われた。

その他・トリビア

本社はカリフォルニア州ロサンゼルスにある。なお、本社ビル（フォックス・プラザ）は『ダイ・ハード』でロケに使われたことで有名。

21世紀を迎えた現在でも20世紀フォックスのままだが、かつてニューズ・コーポレーション傘下にあった2013年に、同社の娯楽・文化部門分社化によって総合エンターテイメント企業「21世紀フォックス」が誕生していた。同社は20世紀フォックスの他、アメリカの大手テレビネットワーク「FOX」や同じくヨーロッパの「スカイ」、世界トップクラスのドキュメンタリーチャンネル「ナショナルジオグラフィックチャンネル」などを擁していた。

2019年に同社の大半の事業がディズニー傘下に移った事で、2020年2月以降はディズニー傘下の「20世紀スタジオ」とニューズ・コーポレーション傘下の「FOXコーポレーション」に二分という事になる。

主にMARVELファンからは「X-MENの映像化権を獲得する為に態々買収したのでは？」と思われているが、実際にはディズニーの配信サービス『ディズニープラス』のコンテンツ拡充が大きな目的であり、これ以前にワーナーブラザーズの完全買収を検討していたが、交渉が決裂したので買収先を20世紀FOXに変更したとの事。