概要
メイズ・ランナー(原題:TheMazeRunner)はアメリカの小説家ジェームズ・ダシュナーが2009年に発表したヤングアダルト向けSFスリラー小説。
3部作に加え、1作目の前日談が2作出ている。ただし、日本では肝心の最終作である3作目以降翻訳版が出版されていない。
2014年に映画化された。 映画も三部作構想となっていおり。第2作目が2015年に上映された。
当初3作目は、2017年2月17日の全米公開を予定していた。しかし、主演のオブライエンが車を使ったスタントシーンの撮影中に複数箇所を骨折する大事故に遭ったため、撮影が休止。
同作を配給する20世紀フォックスは全米公開を18年1月12日に延期すると発表した。
なお、オブライエンが重傷を負ったが、命には別状ないという。
さまざまな死のトラップが仕掛けられ、どんどん変化していく巨大な迷路(メイズ)を、知力・体力を駆使して駆け抜ける若者たちの運命、そして迷路に隠された秘密が描かれる。
ストーリー
その青年が意識を取り戻したのは巨大な壁に囲まれた草原の広場。
待っていたのは、彼と同世代の若者たち。一切の記憶を失った彼が、かろうじて思い出したのはトーマスという自分の名前だけ。
そこには月に1回の頻度で彼と同じような若者が生活物資と共に送り込まれてくる。
彼らはコミュニティを形成して家事や農場、大工、医療班などそれぞれの役割をこなし暮らしていた。エリアの周囲には巨大な迷路があり、その謎を解明しなければ外界へ戻ることはできない。迷路の扉は夜になると閉ざされ、朝が来るまでに内部の構造が変化してしまう。しかも、そこにはグリーバーというモンスターが生息している。
俊足の少年たちは「ランナー」となって迷路を駆け回り、構造を覚えて外に至る道を探している。
しかし、未だ迷路の構造も謎も解明できずにいた。もはや脱出を諦め、現状を甘んじて受け入れようとする者が出てくる中、トーマスは先輩ランナーのミンホとともに、命がけの探索を続けていく……。
迷宮に隠された秘密とは そしてランナーたちの運命は― 。
1作目の登場人物(映画)
登場人物 | 俳優 | 吹き替え | |
---|---|---|---|
トーマス | ディラン・オブライエン | 畠中祐 | 主人公。足が速く、好奇心が強く無茶をする性格 |
テレサ | カヤ・スコデラーリオ | 能登麻美子 | メイズに最後に送り込まれた唯一の女性。記憶を失う前のトーマスと知り合いだったらしい。 |
ニュート | トーマス・ブローディ・サングスター | 山下大輝 | 副リーダー的存在。理性的な少年。元ランナー。 |
ミンホ | キー・ホン・リー | 井上剛 | トップランナー。トーマスのよき理解者で、頼れる兄貴的存在。 |
ギャリー | ウィル・ポールター | 浪川大輔 | 安全に暮らすことを望む保守派 |
アルビー | アムル・アミーン | 松田健一郎 | 仲間からの信頼も厚いグループのリーダー |
チャック | ブレイク・クーパー | 村瀬歩 | 皆の弟的ポジションのふくよかな少年 |
エヴァ・ペイジ | パトリシア・クラークソン | 榊原良子 | 謎の女性 |
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