概要はアメリカで生まれました。日本の発明品じゃありません。
コマンドーとは、1985年にアメリカ合衆国で製作された超A級アクション映画である。主演は元カリフォルニア州知事アーノルド・シュワルツェネッガー。
マーク・L・レスター監督。20世紀フォックス配給。日本公開は1986年の2月。
日本国内では日曜洋画劇場、木曜洋画劇場(後の水曜シアター9)など、テレビの映画番組で度々放送されており、公開から30年経っても不動の人気を誇る。後述の日本語訳の名言・語録のシーンを並べたらほぼ全編になるとまで言われているほど。
放送枠の都合で「メイトリクスのパーフェクト自動車教習教室」のシーンやその他細かい部分がカットされているが、DVDにはノーカットでオリジナル音声(英語・日本語字幕付き)が収録されている。また最近になって吹き替え未収録の部分を新録で補った完全盤が発売、良い時代になったものである。
最近の放送では「カカシ」などの一部の揶揄や暴言が言語条例に反するため、そういった部分をカットして放送したりしている。どうやらディレクターは貝殻の使い方を知っているらしい。
2018年10月20日にはテレビ朝日版吹替の制作30周年を記念して、世界初となる吹替版のスクリーンでの特別上映が行われた。
残念だったな。ストーリーだよ。
山荘で静かな生活を送っていた特殊部隊コマンドーの元隊長で現在は林業従事者(平たく言って木こり)ジョン・メイトリックス(アーノルド・シュワルツェネッガー)は娘のジェニー(アリッサ・ミラノ)を、彼を逆恨みする元部下のベネットと、過去にメイトリックス率いるコマンドーによって失脚した元バル・ベルデ共和国の独裁者アリアスの一味に誘拐される。娘の命と引き換えに現バル・ベルデ大統領ベラスケスの暗殺を強要され、旅客機に乗せられたメイトリックスだが、監視役を一瞬の隙を突いて始末し、脱出に成功。娘の命を救うため、敵の本拠地に乗り込んでいく。
面白い登場人物だ。気に入った。編集するのは最後にしてやる。
メイトリックスと愉快な仲間達
ジョン・メイトリックス
「島がドンパチ、賑やかになったらだ」
本作の主人公。元コマンドー部隊の隊長で、階級は大佐だった(そのため劇中ではアリアス一派から大佐と呼ばれている)。
退役して娘のジェニーと共に静かに暮らしていたが、アリアスの部下の強襲によりジェニーがさらわれ、バル・ベルデ共和国のベラスケス現大統領の暗殺を強いられる。
しかし見張りを倒して密かに旅客機を脱出、敵を次々となぎ倒し、完全武装して娘が囚われているサンタ・バーバラ沖の孤島へ向かう。
尚、玄田版吹替ではメイトリックスだが、屋良版吹替ではメイトリクスと呼ばれている。
ジェニー・メイトリックス
「もう、パパったら古いんだ」
メイトリックスの一人娘。アリアスの部下に人質に取られてしまうも、アリアス死亡後もベネットに人質にされ、メイトリックスとベネットとの一騎打ちを見守ることになる。
カービーの訪問に「令状は?」と言ったり、メイトリックスにサンドイッチの具を尋ねられ「知らないほうがいい」と返すなど、ジョークのセンスは父譲り。
オープニングにてメイトリックスから格闘技を習っているシーンがあり、自衛手段はそれなりに身につけている模様。機転も利くようで、監禁場所の部屋から手近なものを駆使して自力で脱出している。
演:アリッサ・ミラノ
シンディ
「今日は厄日だわ!」
キャビンアテンダントの女性。偶然出会ったメイトリックスにより半ば強引にジェニー救出に協力させられる。彼の隙を突いて警備員に通報してしまうが、そのうちの一人がメイトリックスを撃とうとしたのを助けた事で追われる身に。その上サリーとのカーチェイスで車まで失ってしまう。
事情を聞いた後はメイトリックスの協力者となる、小型飛行免許を持っており彼女曰く「羽根のついたカヌー」の操縦を務め、ラストシーンで彼とジェニーを迎えに来た。
偶然巻き込まれただけではあるものの飛行訓練のノウハウを始め、そこから得た知識や資料から敵のアジトを推理するなど正直彼女じゃなければメイトリックスは負けていたと思われる・・・
空手の稽古を受けていたり、厄日の概念を持っていたりと日本に造旨が深い模様。
メイトリックスの行いを並べてまくし立てたり、ロケットランチャーをぶっ放した上に、メイトリックスの「どこで使い方を習った?」という問いに「説明書を読んだのよ」と返すなど中々ジョークのセンスがある。
ちなみに説明書はその前のシーンにちゃんと映っている。ランチャーの前後を間違えたせいで初弾をあらぬ方向に撃ってしまったのはご愛嬌。
演:レイ・ドーン・チョン
メイトリックスの協力者
フランクリン・カービー将軍
「第三次大戦だ!」
メイトリックスの元上官で、彼に「静かに素早く」を教えた人物。メイトリックスには及ばないが優秀と評したジャクソンとハリスを彼の家の警護に当たらせるも、奇襲によって二人共倒されてしまう。
その後、部下に警察と沿岸警備隊の無線を残らず傍受させ、メイトリックスの居場所を探っていた所にシンディからの連絡が入り、部下を率いてサンタ・バーバラ沖の孤島に到着するも、既に第三次大戦はおおむね終結しており、島内に残るのは敵の死体のみという状態になっていた。
ラストシーンでは彼をコマンドー部隊に再度誘うも、「もう会う事はないでしょう」と断られ、彼を笑顔で見送った。
未公開シーンではショッピングモールでのメイトリックスの乱闘を捜査の手が及ばないようにフォローしていたことが判明したが、さすがに軍放出品店での武器強奪についてはフォローできなかったようだ。
演:ジェームス・オルソン
ジャクソン&ハリス
「どうやって? 匂いを嗅げとでも?」
カービー将軍の優秀()な部下。メイトリックスの護衛を任されるが、ハリスはディアズの銃撃で5分と経たない内に殺され、ジャクソンもしばらくは生きていたが匂いで敵の気配が探れなかったためにやはり5分と持たず死亡する。
アリアス一味
ベネット
「残念だったな、トリックだよ」
かつてメイトリックスの部下だった元コマンドー部隊員。任務と関係なく趣味で人殺しをしていたことが発覚して部隊を追放された。そのためメイトリックスを逆恨みし、復讐すべくアリアス一派に加担する。
なお近年、完声版DVDのレスター監督によるオーディオコメンタリーにて、過去のある任務の際メイトリックスに置き去りにされ、見捨てられたと恨むようになったという裏設定が判明している。
彼の素敵なセリフや顔芸についてはベネットの項目に詳しく記載してあるので、そちらを参照の事。
余談だが、完全版でベネットの声を演じた若本は、『マッドマックス2』のブルーレイにも収録されているテレビ朝日・日曜洋画劇場版でヒューマンガス様にスリーパーホールドでKOされた事で有名なヴァーノン・ヴェルズ演ずるモヒカン頭のウェズの声を演じている。
アリアス
「もし裏切っておかしなマネをすれば、娘のバラバラ死体が届くぞ」
独裁政権で拷問を繰り返していたが、アメリカが送り込んだコマンドー部隊の活躍により、その座を追われたバル・ベルデの元大統領。
復権を目論み、メイトリックスがベラスケス現大統領に信用されている事を利用し、娘のジェニーを人質に現大統領の暗殺を迫る。
しかしメイトリックスの思わぬ逆襲に遭い、孤島内の私邸にて自身もステアーAUGでコソコソ隠れながら戦ったが、最後はメイトリックスのショットガンによる銃撃を何発も食らい、2階から転落して死亡する。
決行当日の電話で自信たっぷりに「大統領」と名乗っているが自称であり、返り咲くことは無かった。
演:ダン・ヘダヤ
サリー
「娘の面倒は俺がしっかり見ててやるよ」
アリアス一派の一人。女好き。
旅客機で飛び立つメイトリックスに「娘の相手は俺がしといてやるよ」と小馬鹿にした為、「面白い奴だな、気に入った。殺すのは最後にしてやる」と約束される。
その後、シンディを二度にわたってナンパするもエンリケスを殺害し飛行機を脱出したメイトリックスに発見され、カーチェイスの末に捕まり、崖っぷちで宙吊りにされ尋問される。意外に口が堅くメイトリックスも手を焼いたが、車がクラッシュしたときに見つけていた手がかり(クックの居場所であるモーテルの鍵)を見せると態度を一変して命乞いを始める。しかし「最後に殺すと約束したな、あれは嘘だ」の一言で手を放され、地獄へ真っ逆さま。
シンディに処遇を訊かれたメイトリックスは「解放してやった(放して殺った)」と答え、おまけにサリーが乗っていた車も奪っていった。
余談だが、この「あれは嘘だ」という台詞が後に某アーケードゲームの通り名として採用されたが、その条件と合っていないとしてユーザーからの評判は悪い。
サリーの演者、デヴィッド・パトリック・ケリーは後に映画『ジョン・ウィック』シリーズで裏社会の掃除屋チャーリーを演じている。
クック
「一番気に入ってるのは、値段だ」
アリアス一派の元グリーンベレー()隊員で、冒頭で立て続けにローソン、フォレスタル、ベネット(彼のはトリック)の3人の元コマンドーを始末する。
実は車が好きだったりする。
メイトリクスを拘束し送り出した後は連絡員として残っていたが、飛行機から抜け出しサリーを尋問したメイトリックスによる奇襲を受け、モーテルの一室で一騎討ちになる。二人ともやりすぎてしまったため娘の居場所を吐く前に死亡。
しかしながら、冒頭で元コマンドーを二人も始末したり、作中でメイトリックスに一対一でダメージを与えられたのは彼とベネットの二人だけである事から彼も決して弱くない事が窺える。また、口だけは達者なトーシローばかりのアリアス一味の中ではかなり寡黙な方である。
余談だが、このクックを演じたビル・デュークは後にプレデターのマック役でシュワルツェネッガーと再度共演している。この作品ではシュワルツェネッガーの部下として活躍している。
エンリケス
「今度余計な事を言うと口を縫い合わすぞ」
アリアス一派で、バル・ベルデまでのメイトリックスの監視役。メイトリックスを上回る193センチの巨漢。
メイトリックスにコケにされて「口を縫い合わす」と返したまでは良かったが、離陸直前に一瞬の隙を突かれ首をへし折られる。彼に優しく毛布と枕、帽子を掛けたメイトリックスはCAに「連れを起こさないでくれ、死ぬほど疲れてる」と言い残し飛行機から脱出。
当然の事ながら、バル・ベルデに到着してもエンリケスが目覚めることは二度となかった。
ディアズ
「無事取り戻したければ、俺達に協力しろ。OK?」
アリアス一派で、メイトリックスとの交渉係。一人で優秀(笑)なジャクソンとハリスを倒しており戦闘能力もそれなりに高いらしい。一味がジェニーをさらっていった後、別荘に一人残って、メイトリックスを従わせて連れてゆく役目を担っていたが、彼に協力を求めるよう「OK?」と問いかけた後、「OK!」と返され、一発でズドンと射殺された。
なお、原語とTBS版では「Wrong!」(嫌だ!)と言っている。
普通のケースならよかったのだろうが……相手が悪過ぎた。
愛国者の皆さん
アリアスが独自のコネを用いて集めたご自慢の私兵隊。
アリアス曰く「能力と愛国心を兼ね備えた優秀()な兵士たち」で、初登場時もよく訓練されていそうな雰囲気を醸し出していた。だが、実のところ威勢が良いだけで練度はからっきしのハリボテ軍団に過ぎず、ベネットにもそれを見抜かれて「ただのカカシですな」「口ばかり達者なトーシロ」「俺たち(元コマンドー隊員)なら瞬きする間に全員殺せる」と酷評されてしまう。
そして、ベネットの予想通りメイトリックスに瞬く間に倒されて全滅してしまう。やはりただのカカシだったようだ。
事実、後半の彼らとメイトリックスとの戦闘シーンにおいて、建物の爆破に巻き込まれる兵士たちは明らかにマネキン…もといカカシが演じており、名実ともに「愛国者の皆さん=カカシ」であることが証明された。
余談だが、彼らの中に志村けんや江頭2:50がいるとネットで話題になったので、見てこいカルロ!
カルロ
「見てこいカルロ!」
愛国者で優秀()な兵士の一人(画像左のAKを構えた人物)。原語版では名称不明。
メイトリックスが逃げ込んだ物置小屋へ仲間と共に一斉射撃を喰らわせたあと、上官(画像右端の人物)にひとりで生死確認に向かわされ、小屋の中に入って行ったのが生きている彼の最後の姿だった。
直後に小屋の天井部に隠れていたメイトリックスの奇襲を受け、農作業用のピッチフォークで胸を突き刺されてあっけなく死亡。
このため「見てこいカルロ」は作中随一の死亡フラグとして有名になってしまった。
ちなみに一緒にいた優秀()な上官や同僚たちも、小屋に保管されていた刈払機用の丸鋸や手斧、鉈などを装備し、さながらコナン・ザ・グレート状態でアイルビーバックしてきたメイトリックスの反撃を喰らい、丸鋸の投擲で頭頂部ごと江頭ヘアーにされたり、斧で股割り(切断的な意味で)されたり、鉈で腕を叩き斬られたりして、大した活躍も出来ぬまま全員あえなくカルロの後を追うこととなった。
声:田原アルノ / ?
葉巻を吸う兵士
アリアス邸内部に単独侵攻したメイトリックスを仏像らしき物がやたら置かれた廊下の曲がり角に隠れて迎え撃った人(映像上では最後から三番目にやられる兵士)。
武器はスタームルガー社の自動小銃・AC556(ミニ14)。
メイトリックス本人はジェニーを探すのに夢中になっていたので不意打ちは十分可能だったのに見事に失敗し、彼のM60E3の残弾全てを受けてハチの巣にされた。
不意打ちが失敗した原因は彼が吸っていた葉巻にあると思う。
メイトリックスは自宅が襲撃された際、「こっちが風下だ(臭いを嗅げ)」とアドバイスをしていたので、まさに体を張って的中させた。
その他
ローソン
「行ったかと思ったよ」
元コマンドー部隊員の愛妻家。
妻の代わりに毎朝ゴミ出しをしていたが、ある朝寝過ごして慌てて出てきたところを回収業者に化けていたクックとディアズに撃ち殺される。
クック「とんでもねぇ待ってたんだ」
フォレスタル
「良い音でしょう、余裕の音だ、馬力が違いますよ。」
元コマンドー部隊員のセールスマン。クックをキャディに乗せて、馬力の良さと快適な乗り心地をアピールするが、クックに「一番気に入ってるのは、値段だ」と乗り逃げされ轢き殺される。
ビッグスとゆかいな仲間たち
「容疑者は男性、190cm、髪は茶、筋肉モリモリマッチョマンの変態だ」
ショッピングモールの警備員たち。
※シンディは『警官』と発言しているがこの人達はれっきとした警備員。
アメリカでは大型店舗の警備員も拳銃を携帯しているが、日本ではそれはあり得ない為誤差が生じてしまったようだ。
ビッグスはお姉さん達に「カッコいいトコ」を見せようとして全警備員を招集した黒人系の男。しかしメイトリックスを取り押さえるどころか、ほぼ一方的にボコられるというカッコ悪いトコを見せる羽目になってしまった可哀想な人でもある。
ビッグスと同じく、最初にシンディが助けを求めた白人の警備員はメイトリックスを「頭のいかれた大男」呼ばわりしており、少々大げさな表現が好きな連中らしい。
しかし、サリーが入っている電話ボックスごと投げ飛ばすメイトリックスの怪力の前では相手にならず、10人がかりで抑え込もうとするが、逆にまとめて跳ね除けられる始末で、全員KOされてしまった。
なお玄田版のビックス役の声優は当時無名で後に某ポケモン博士を演じた方。
超重量級や巨大モンスターを捕まえるボールを投げればカッコイイとこを見せられただろう。
お巡りさんの皆さん
「動くな!武器を静かに降ろせ」
メイトリックスがダイナミックお買い物をした際に、財布を忘れていたため万引きの容疑で連行した警官たち。
特にメイトリックスの護送任務にあたったダリルとフレッドの2名のゲスい発言が有名。
ダリル 西村知道 / 小島敏彦
ただの影響ですな。
全盛期のシュワちゃん主演の、見事にビルドアップされた肉体を存分に活かした痛快アクション大作であるが、この映画最大の魅力は随所にちりばめられたセンスのいいジョークと絶妙な日本語吹き替え訳である。
その人気により、2ちゃんねるでは木曜洋画劇場・金曜ロードショー・土曜プレミアム・日曜洋画劇場の時間になると、放送の有無に関わらず、毎回「コマンドー」スレが立つことがお約束となっている。なお、本当に放送されると文字通り祭りが発生し、次週放送の予告が発生した時点で放送までコマンドースレが大騒ぎした事例もある。
2008年ではロシアのある映画監督がこのコマンドーをリメイクした「コマンドーR」を制作した。
何が始まるんです?日本語音声だ。
この作品には、ロードショーで放映される玄田哲章版と、それより以前に収録されTBSなどでの放送時に使用された屋良有作版の2種類の日本語吹き替えが存在する。巷で有名なのは玄田版コマンドーであるが、現在レンタルショップなどでレンタルできるDVD及びBlu-rayには吹き替えは収録されていない。
そのため、下記のようなコマンディックな台詞を堪能するには2年に一度ほど放映されるロードショーを待つか、2009年5月22日に発売されたDVD『コマンドー<ディレクターズ・カット>』を購入する必要がある。ドルビーサラウンドであったオリジナル音声が5.1chになっており、一層だったディスクも二層に変更、パッケージもリニューアルされて価格は驚きの1000円程度と非常にオススメの一枚である。なお、ロードショーではカットされているシーンには日本語音声はない。
20世紀フォックスの日本語吹替サイト「吹替の帝王」は、吹替洋画ファン待望のレーベルを立ち上げ、第1弾として、独特の名台詞を生み出した吹替洋画の最高傑作「コマンドー」のコレクターズBOXを2013年4月18日に発売する。Blu-ray&DVD3枚組で、価格は6,490円(税込み)。当初5,000セットの限定販売だったが予約が殺到したため静かに素早く10,000セットに増産された。
今回登場する「コマンドー 日本語吹替完全版」コレクターズBOXは、「日曜洋画劇場」(テレビ朝日系)初回放送版(1989年)に加え、「ザ・ロードショー」(TBS系)初回放映版(1987年)の2種類の吹替音声を収録。アーノルド・シュワルツェネッガーを演じるのは、それぞれ玄田哲章・屋良有作の二名。
また、ディレクターズ・カット版DVDには、日本語音声が欠落(テレビ放送上シーンがカットされていたことから収録そのものがなかった)していたシーンでも日本語音声を吹き替えるため、玄田&屋良版の当時のオリジナルキャストでアフレコを実施(ただし主にメイトリックスとシンディシーンのみなので後は土井美加と小山茉美の二名であるが)。まさにファンが待ち望んだ“完声版”として収録されている。ただし翻訳についてはオリジナルの二名ではない別人が担当している。
更に、テレビ放映で使用された当時の吹替台本(テレビ朝日「日曜洋画劇場」版[136ページ]、TBS「ザ・ロードショー」版[148ページ])を縮刷にて完全復刻封入。新たに収録した欠落シーンの台本も封入し、吹替愛好家とり・みきによる、玄田や翻訳家(吹替版台本)の平田勝茂のインタビューを掲載した『コマンドー』解説書も付くなど、“最強無敵”な仕様となっている。
吹替の帝王第8弾では、何と前述の日本語吹替完声版の他に製作30周年記念の新録吹替を収録したディレクターズカット版が初Blu-rayとして発売、キャストなどは日曜洋画劇場版を元にしているが、予定がつかなかった人物やアリアスとベネットの吹替を担当していた小林勝彦と石田太郎が既に故人であるため大塚芳忠がアリアス、若本規夫がベネットを担当した。それ以外はなんと端役のキャストまで可能な限りオリジナルキャストが担当しているこだわりっぷりである。
また、吹き替えの台本も平田勝茂によって当時の内容を元にしつつ、当時アレンジしすぎた部分は本来の翻訳に寄せたり、よりウィットに富んだジョークに変更するなど、原作尊重を意識したリメイクが行われている。
→コマンドー台詞/語録の一覧を参照。
こんなの関連動画じゃない。ただの本編よ!!
日曜洋画劇場より
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コマンドー名言集 カカシ品質版
約三分半でだいたいわかるコマンドー
関連イラストでも見てリラックスしな。
コマンドー 該当615件
ベネット 該当286件
関連タグなんか捨てて…かかってこい!
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(シュワちゃん主演繋がり。MAD動画ではネタを織り交ぜて使われることも)