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概要

テレビ朝日版(『日曜洋画劇場』版)におけるセリフが由来。

ジョン・メイトリックスは、アリアス一味に攫われた娘を救うべく、敵組織の一人・サリーにナンパされていたシンディに目をつけた。彼女に手助けしてもらってサリーを捕え、娘の行き先を聞き出そうという意図があったが、シンディからすれば見ず知らずの筋肉モリモリマッチョマンに、いきなり強引に「娘を助けるために協力しろ」と言われても、信用できるわけがない。

ショッピングモールで、メイトリックスはシンディに「サリーに声をかけろ」と頼むが、シンディはそれに従わず、逆に白人の警備員に助けを求める。彼女が指した「頭のイカれた大男」が自分一人では手に負えないと判断した警備員は応援を要請した。

「OK、すぐ行く。 (側にいた女性客に) かっこいいとこ見せましょ☆」

そして要請を受けた黒人警備員ビッグスは同僚達に対し、件の大男の容姿をこう説明する。

「全警備員へ3階で非常事態だ。容疑者は男性、190cm、髪は茶、筋肉モリモリ、マッチョマンの変態だ」と。

メイトリックスの外見的特徴を表現するのに、「筋肉モリモリマッチョマン」はややオーバーなれど、的確な例えであろう。また「変態」も、「女性の後を付け回し、訳の分からない事を要求する変質者」を端的に表したという意味では、あながち的外れでもない。

しかしこの二つの語句を続けて口にする事によって化学反応が起こり、「筋肉モリモリマッチョマンの変態」という、パワーワードが爆誕。その一言に込められた情報量の多さと、それにぴったりなシュワちゃんの体型により、視聴者に強烈なインパクトをあたえた。

原語では"He's a gigantic motherfucker."となっており、正確には「容疑者はガタイの大きいクソ野郎だ」といったところ。「マザーファッカー」を直訳するのが躊躇われたのだろうか?

なお、それ以前に製作された日本語吹き替え版では「筋骨隆々のそれは物凄い大男だ」」という、だいぶ穏便な表現になっていた。

『吹き替えの帝王』版でも同じセリフで収録されている一方、直前のシンディと白人警備員もメイトリックスの事をゴリラと評するなど破壊力が増している。

表記ゆれがあるため、検索の際には「筋肉モリモリ(もりもり) マッチョマン」などで検索すると良い。

関連タグ

コマンドー パワーワード

石塚運昇:『日曜洋画劇場』版「コマンドー」でのビッグスの吹き替え担当。

スティーヴン・アームストロング:『METAL GEAR RISING REVENGEANCE』の登場人物。ある意味体現者。なお演じているのはこちらも石塚運昇。

カイリキーポケモンでいうとこの方。実際には腕が4本になっている。

鴨居つばめ:女性だがマッチョかつ真性の変態

センシティブな作品

街雄鳴造:決して変態ではないがそう思われかねない奇行が多い。ちなみに作中では演じた俳優をモデルにした人物も登場する(さらに中の人は日本語吹き替えも担当している)。

「PROTEIN for MUSCLE」:筋肉モリモリマッチョマンが大勢登場し、なおかつそれから逃げながらプロテインを集め脱出を目指すゲーム。

こいつらはなぜか裸で乳首を光らせながら追ってくるので、文字通りの筋肉モリモリマッチョマンの変態である。

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筋肉モリモリマッチョマンの変態
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