概要
キャッチーで耳に残り、聞く者の心に眠る何かを呼び起こしかき立てる、そんな単語の事。
相手に強い影響を与えれば、たとえネガティブな意味でもそれはパワーワードとなり得る。
分かりやすく言えば、良かれ悪しかれ人の心を動かす力に満ちた言葉のことである。
勘違いしてはいけないが、他人を侮辱したり、貶めるようなゲスな言葉はパワーワードに含まれない。人を傷つけるために吐かれる言葉には”力”がこもっていないためである。
日本ではあまり馴染みのない言葉だったが、Twitterで連載されているかのニンジャ小説「ニンジャスレイヤー」の一幕でこの言葉が使用された事により、ニンジャヘッズ(ニンジャスレイヤーのファンの総称)達を中心に広まったとされる。
しかし、ニンジャスレイヤーの独特な文法の影響で上記の意味合いとはややズレた形で広まっているようで、ネット掲示板では「意味不明だが何となく笑えるインパクトのある言葉」というような意味で使われていた。現在では壁ドンのように一般層によって意味が履き違えられ、「単純にインパクトのある強烈な言葉」という意味で認知されつつある。
これはニンジャスレイヤーというコンテンツがSNSの雄Twitterで連載されているが故の現象とも言えるが、そもそもニンジャスレイヤーという作品は独自の文化様式である忍殺語を備えているため、ある意味常にパワーワードを垂れ流している状態であるのも一因だろう。
三省堂今年の新語2017では3位にランクインし、以降はいくつかの国語辞典にも載るようになった。三省堂国語辞典第八版では下記のように記載してある。
みんなの関心を集める、非常に力のある表現。「『まるごと桃パフェ』というパワーワードに引き寄せられた」