今年の新語

ことしのしんご

三省堂が企画する、今後の国語辞典に載ってもおかしくない言葉を毎年募集し、ランキング形式で発表するキャンペーン。

概要

2014年、Twitterで三省堂国語辞典編集委員の飯間浩明が個人的に「今年からの新語」を企画・新語の選定や発表をし、それを皮切りに2015年から三省堂が「今年の新語」として主催するようになった。

毎年、この1年特に広まったと感じられる言葉を9月から11月の間に募集し、Twitterやウェブサイトの投稿フォームでその言葉などを投稿する。必ずしも今年誕生した言葉である必要はない。

おおむね12月の初めに、ランク上位10と選外が発表される。ランクインした言葉は、三省堂出版の各国語辞典の編集委員が本企画のために語釈を執筆する。

なお、ランクインした語の執筆の有無に関係なく、三省堂出版の国語辞典に載るかどうかは各編集部によって改めて検討され、必ずしもすべての語が次の版や、本企画で発表された語釈のとおりに載るとは限らない。

ちなみに、2021年末に出版された三省堂国語辞典第八版は、2021年までにランクインした語の多くが収録された(例えばVTuberは、ネット用語は栄枯盛衰が激しく、今後定着するかどうかの見極めが難しいとして、掲載が見送られた(リンク先))。

今年の新語にランクインした語

2014年(「今年からの新語」)

1. ワンチャン
2. それな
3. あーね
4. 安定の
5. 自撮り
6. プロジェクションマッピング
7. NISA
8. 危険ドラッグ
9. ～み
10. ぽんこつ

次点:壁ドン

2015年(以降「今年の新語」)

1. じわる
2. マイナンバー
3. LGBT
4. インバウンド
5. ドローン
6. 着圧
7. 言うて(ゆうて)
8. 爆音
9. 刺さる
10. 斜め上

選外:とりま、エンブレム

2016年

1. ほぼほぼ
2. エモい
3. ゲスい
4. レガシー
5. ヘイト
6. スカーチョ
7. VR
8. 食レポ
9. エゴサ
10. パリピ

選外:神ってる、チャレンジ、IoT

2017年

1. 忖度
2. インフルエンサー
3. パワーワード
4. ○○ロス
5. フェイクニュース
6. 草
7. 仮想通貨
8. オフショル
9. イキる
10. きゅんきゅん

選外:卍、プレミアムフライデー、熱盛

2018年

1. ばえる(映える)
2. モヤる
3. わかりみ
4. 尊い
5. VTuber
6. 肉肉しい
7. マイクロプラスチック
8. 寄せる
9. スーパー台風
10. ブラックアウト

選外:そだねー、半端ないって

2019年

1. ～ペイ
2. にわか
3. 煽り運転
4. 反社
5. サブスク
6. 電凸
7. カスハラ
8. 垂直避難
9. 置き配
10. ASMR

選外:タピる、ワンチーム

特別賞:令和

2020年

1. ぴえん
2. ○○警察
3. 密
4. リモート
5. マンスプレイニング
6. 優勝
7. ごりごり
8. まである
9. グランピング
10. チバニアン

選外:(コロナ枠)ソーシャルディスタンス、ステイホーム、クラスター、アマビエ、ロックダウン、手指

2021年

1. チルい
2. ○○ガチャ
3. マリトッツォ
4. 投げ銭
5. 人流
6. ウェビナー
7. ギグワーク
8. 更問い
9. おうち○○
10. Z世代

選外:じゃないほう、鼻マスク、黙食

2022年

1. タイパ
2. ○○構文
3. きまず
4. メタバース
5. ～くない
6. ガクチカ
7. 一生
8. 酷暑日
9. 闇落ち
10. リスキリング

選外:平成レトロ、Y2K

2023年

1. 地球沸騰化
2. ハルシネーション
3. かわちい
4. 性加害・性被害
5. ○○ウォッシュ
6. アクスタ
7. トーンポリシング
8. リポスト
9. 人道回廊
10. 闇バイト

選外:オーバーツーリズム、蛙化現象、グローバルサウス、生成AI、近しい

2024年

1. 言語化
2. 横転
3. インプレ
4. しごでき
5. スキマバイト
6. メロい
7. 公益通報
8. PFAS
9. インティマシーコーディネーター
10. 顔ない

選外:界隈、裏金、アニマルウェルフェア

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