概要
「Z世代」はジェネレーションZ(英: the generation Z)の日本語訳で、アメリカ合衆国発祥の呼称である。アメリカでは1965年生まれを起点にX世代(the generation X)からY、Z...と15年刻みで世代を考える。
ジェネレーションX(the generation X):1965年~1980年生まれ。
ジェネレーションY(the generation Y):1981年~1997年生まれ。
ジェネレーションZ(the generation Z):1998年〜2012年生まれ。
日本におけるZ世代
Z世代は、1990年代後半頃から2010年代初頭に生まれた人々を指し、スマートフォンやSNSが普及する中で育った世代である。
世代論を政治利用をしようとした形跡があり、Z世代論が輸入された当初、「Z世代はリベラルである」という主張がそのまま輸入され、盛んに発信されていた(実はSEALDsのときにも同じことがあった)。しかし政党支持率は相変わらずの状況であるため、現在も続いているこの方面の主張は大いに疑問がもたれることとなった。
自民支持率が低いのはむしろ2020年代における中年層(55年体制崩壊目撃世代)であり、中年層のリベラルが自分達の願望を若者に押し付けているという多様性もへったくれもない現実の可能性も高い。
低成長時代や超高齢化社会に生まれ育ったことから、将来への不安を強く抱いているため、価値観は全体的に保守的で、人間関係や既存の社会秩序を重んじる傾向が見られ、波風を立てず、安定した生活を求め、既定路線の中で上手く立ち回ることを重視する姿勢があるのではないかともされる。
コロナ世代
コロナ世代とは、2020年から2022年にかけての新型コロナウイルスの大流行により、さまざまな行動制限が課され、学業や就職活動に大きな影響を受けた(2001年4月2日から2016年4月1日生まれ)世代を指す。
大学生の場合は1998年度から2001年度に生まれた人の人が影響を受け(1998年度〜2000年度生まれはコロナの影響を少しだけ受けたがこの年代はコロナ世代に含まれない)
小学生から高校生の場合は2002年度から2014年度に生まれた人が該当する。
補足
コロナ化の影響とそれ以外
成人式の中止受けた世代『2000年度〜2003年度生まれ(2002年度、2003年度生まれは一部の地域)』、18歳の新成人(2002年度〜2005年度生まれ)
過去に高校1年(15歳)が受けたテスト『OECD生徒の学習到達度調査』(PISA2018)信頼区間は499~509点、有意差のない順位で学力が過去最低。
ジレニアル世代
ジレニアル世代とは、アメリカでミレニアル世代とジェネレーションZの間に位置する世代で、一般的には1993年から1998年前後に生まれた人が該当する。デジタル技術やソーシャルメディアに慣れ親しんでいる一方で、CDや初期のインターネットプラットフォームなどの古い技術やメディアに対する理解や評価も高い。社会的意識が高く、多様性、包括性、環境の持続可能性を重視し、個人主義を重視するミレニアル世代と、社会正義を重視するジェネレーションZの影響を受けている。また、現在のトレンドを楽しみつつ、1990年代後半から2000年代初頭に対するノスタルジアを持ち、ミレニアル世代とジェネレーションZの文化的影響を反映している。
関連タグ
北米
X世代(ジェネレーションX):1965年~1980年に生まれた世代。
ミレニアル世代(ジェネレーションY/Y世代):前世代。1981年~1997年に生まれた世代で、新たな千年紀(ミレニアム)を迎える2000年以降に成人や社会人になったことからこの名がある。
α世代(アルファ世代/ジェネレーションα):後世代。
日本
ゆとり世代:ゆとり世代後期の「脱ゆとり世代」はZ世代と一部重なる。
デジタルネイティブ/さとり世代:異名、もしくは重なる世代。範囲は明確ではない。