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ミレニアル世代

みれにあるせだい

1980年代から1990年代半ばに生まれた世代のこと。アメリカ合衆国発祥の呼称であり別名は「Y世代」。世界共通のSNSであるX(旧Twitter)の定義により、日本では1980年生まれから1997年生まれをミレニアル世代(Y世代)と呼ぶことが一般的である。
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概要

「ミレニアル世代(Y世代)」はミレニアルズ(英: Millennials)の日本語訳で、1980年代から1990年代後半に生まれた世代のことである。Millennium(千年紀)を迎える2000年以降に成人社会人になったことに由来する。X世代の後続の世代として「Y世代」と呼ぶ事もある。

アメリカでは1960年頃生まれを起点にX世代(the generation X)からY、Z...と概ね10~20年刻みで世代を考える。世界共通のSNSであるX(旧Twitter)の定義https://marketing.twitter.com/ja/insights/there-is-gen-z-on-twitterによって1980年生まれから1998年生まれをミレニアル世代(Y世代)と呼ぶことが一般的である。


ジェネレーションX:1960年以降~1979年生まれ。主に新人類世代氷河期世代が該当するがその価値観は前半と後半で大幅に異なっている。また氷河期世代は下の世代と同じくずっと不況で就職難にも苦しんだため就職難とは縁遠く一時的ながらも若い頃は好景気に恵まれたバブル世代と大きな隔たりがある。


ジェネレーションY(the generation Y):1980年~1998年生まれ(Windows98発売の年)。狭義では1987年~1998年生まれを「ゆとり世代」と定義している。20世紀の終わり頃に生まれた世代。また1999年生まれ以降を「脱ゆとり世代」と表現する場合もある。幼少期~少年期はインターネットが本格的に普及する手前でスマホが手元に無くSNSも現代ほど浸透してなかったSNSネイティブ世代でもある。しかし多感な時期にデジタル技術の変革を見届けているため、下の世代と同様トレンドに強く流行に敏感な人も多いため、そういった意味ではまだまだ若い世代。


ジェネレーションZ(the generation Z):1999年(ノストラダムスの大予言)〜2012年生まれで最後の20世紀生まれかつ初の21世紀生まれ。広義では1987年4月~2004年4月生まれを「ゆとり世代」と定義している場合もあるため中期は「さとり世代」やY世代と重複している。また2000年~2003年生まれは学生時代にコロナ禍の影響をもろに受けてしまったため「コロナ世代」とも表現される。Y世代とは違い物心つく前からスマホこそ手間にありSNSも学生の間で普及していたが、授業中にタブレットを導入する手前だったためアナログからデジタルに移行する過渡期でもあった。


α世代:2013年~2028年生まれかつ全ての人が21世紀生まれであり教科書の内容がそれまでの世代と違い、授業中にタブレットを初めて導入したデジタルネイティブ世代でありSNSも先代より更に身近な存在となっている。


β世代:2029年~2040年代中期生まれで21世紀に入ってから4半世紀経過している世代。現時点ではまだこの世に存在していない。


欧米におけるミレニアル世代

インターネットの普及とともに成長した世代であり、パソコンでインターネットを利用した「デジタルネイティブ第1世代」。「デジタルネイティブ第2世代」のiGen(iジェネレーション、スマホ世代)との過渡期にあたる。


結婚出産家の購入といったライフステージイベントを先延ばしにしがちとされる。「結婚適齢期」の概念が崩壊したことなどが、先進各国における少子化に繋がっている。


一般的に上の世代よりも多様性への寛容性・柔軟性があるとされる。X世代と同様「自分は自分、人は人」という個人主義的な考えが強いが、X世代が社会問題に対し冷笑的なスタンスをとる傾向があるのに対し、ミレニアル世代は格差社会による貧困の顕在化や、気候変動による自然災害の急増を背景に、社会問題や環境問題への意識が高くなっている。個人を尊重する考えから困った相手には手を差し伸べようとする傾向が強く、LGBTにも解像度が高いとされる。


日本におけるミレニアル世代

ざっくり言えば昭和の終わりから平成が始まった頃に生まれた世代で、「氷河期世代」の末期(ポスト団塊ジュニアの後期)「ゆとり世代」「ミニマムライフ世代」「プレッシャー世代」「狭間世代」「さとり世代」などと重複している。


2000年代前半に社会に出た1980年代初頭生まれの大卒者と、1980年代中盤までに生まれた高卒者は就職氷河期の直撃を受けているものの、団塊の世代の退職期に当たる2000年代後半に「第二新卒」としてリカバリーを果たした者もいる。


2000年代後半には就職難民は激減するが、長く続く就職氷河期により従業員を使い捨てする風潮と、最低限の人数で回す過重労働が多くの職場に定着してしまっており、十分な教育を受けられず放置される、過大な仕事を押し付けられるなどして精神を病み、短期間で離職に追い込まれる者も少なくはなかった。そして、2008年のリーマンショックにより再び就職戦線が悪化する。氷河期世代よりははるかにマシではあるが、1980年代中盤以降に生まれた世代も就職氷河期の影響からは無縁ではなかったのである。


他方で、大企業では就職氷河期世代の従業員が極端に少ない・いないため、実力あるこの世代の若者は、早いうちから責任ある仕事を任され、中堅スタッフとして職場の主力を担っている。しかし、職場への所属意識や忠誠心は薄く、スキルアップや待遇の改善を求めて転職を繰り返す者が増えた。仕事第一ではなくワーク・ライフ・バランスを重んじ、男性も子育てに女性と同等に関わろうとする傾向が定着した。


ガラケー最盛期に育ち、スマートフォンの普及が進んだのはミレニアル世代末期でも高校入学以降となる。義務教育期間で完全週休二日制に移行した最初の世代でもある。


X世代との相違点

マーケティング的には、ブランドなどの見栄(モノ消費、ブランド消費)よりも、商品やサービスを通しての経験(コト消費)を重視する点がしばしば挙げられる。「必要最低限のものがあればいい」というミニマリズム思考の人がいる一方で「共感できるもの」や「自分だけの特別なこだわり」を好む「推し活」の先駆け的な部分もあり、心を動かされるものには一切の費用を惜しまない人も多く存在している。


Z世代との相違点

ミレニアル世代(Y世代)は「モノ消費からコト消費」「推し活」が定着する過渡期の世代であり、Z世代に比べると世間の知名度や人気を気にするブランド志向の人もまだまだ多いとされる。


ミレニアル世代(Y世代)はネット検索を駆使するのに対し、Z世代の情報収集はSNS中心。「インフルエンサーの投稿を見て商品を購入する」という傾向が強い。


関連する世代

アメリカ合衆国

ベビーブーマー:1946年から1964年に生まれた世代。ミレニアル世代(Y世代)の親世代。

X世代(ジェネレーションX):1960年以降~1979年に生まれたミレニアル世代(Y世代)の前世代。

Z世代(ジェネレーションZ):1999年(ノストラダムスの大予言)~2012年に生まれたミレニアル世代(Y世代)の次世代。X世代の子供に当たる。

α世代(アルファ世代/ジェネレーションα):2013年~2028年生まれ。ミレニアル世代(Y世代)の子供に当たる。

β世代(ベータ世代/ジェネレーションβ):2029年~2040年代中期生まれの世代でY世代Z世代の子供にあたる。

γ世代(ガンマ世代/ジェネレーションγ):α世代の子供、ミレニアル世代(Y世代)の孫世代。現時点では遠い未来の世代。


日本

世界共通のSNSであるX(旧Twitter)の定義https://marketing.twitter.com/ja/insights/there-is-gen-z-on-twitterによって1980年生まれから1998年生まれをミレニアル世代(Y世代)と呼ぶことが一般的である。

ジェネレーションX:1960年以降~1979年生まれ。

ジェネレーションY(the generation Y):1980年~1998年生まれ(Windows98発売の年)。

ジェネレーションZ(the generation Z):1999年(ノストラダムスの大予言)〜2012年生まれ。

α世代:2013年~2028年生まれ。

β世代:2029年~2040年代中期生まれ。

氷河期世代:前世代だが、末期はミレニアル世代と重なる。

さとり世代ゆとり世代:重なる世代

しらけ世代新人類世代、バブル世代:親世代

ワンダフル世代:1994年生まれのスポーツ黄金世代

黄金世代:1989年~1995年生まれは著名な芸能人を数多く輩出しているためそう呼ばれる事がある。

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