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氷河期世代
6

氷河期世代

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ひょうがきせだい

1990年代〜2000年代前半の就職難に遭遇した世代。概ね団塊ジュニア世代とポスト団塊ジュニア世代に重なる。

概要

1970年代から1980年代初頭に生まれ、就職難の続いた1993年2005年の(第一次)就職氷河期時代に新卒(大卒高卒院卒は問わない)として社会に出た人々を指す。概ね団塊ジュニア世代(1971年度〜1974年度生まれ)と、ポスト団塊ジュニア(1975年度〜1981年度生まれ)に重なるが、団塊ジュニア世代であっても高卒者はバブル崩壊後の就職難の影響を受けていない。


アメリカ合衆国の世代区分におけるX世代の中盤から後期に重なる。いわゆる「ゆとり世代」 は後続の世代とされがちだが、実際には団塊ジュニア世代とポスト団塊ジュニア世代もまた内容を精選した義務教育メディアの創作した造語で言うところのゆとり教育)を受けている。


ロスジェネ(ロストジェネレーション)とも称する。また一部の社会学者・福祉学者などは、その呼称すら生ぬるいとして(問題の深刻さを端的に理解させるため)「棄民世代」と称している。


時代背景

彼らの多くは就活で筆舌に尽くしがたい辛酸を舐めた。難関大学の卒業生でもフリーター派遣労働者になるのが普通であり、なんとか正社員になれても試用切りに見舞われて短期間で離職を余儀なくされる者、ブラック企業に心身を害され自殺過労死に追い込まれたり廃人ひきこもり化する者が相次いだ。


すんなりと離職できても離職歴という「バツ」がついた彼らを待ち受けていたのは、それを理由に採用を嫌い敬遠し、彼らを見捨て続ける社会だった(→子供部屋おじさん/8050問題)。さらに2000年代前半は大学院重点化や国立大学法人化などの大学改革が進められた時代であり、「オーバードクター問題」「ポスドク問題」などという形でその割を食ったのもこの世代の人々である。


2005年ごろから新卒者の雇用環境が改善される一方で、既卒者の雇用環境は厳しいままであり、多くの氷河期世代はそのまま中小企業非正規雇用で働く低賃金雇用者(ワーキングプア)として固定されてしまった。


この世代は極端に採用が少なかったので、大企業や公務員だと「氷河期世代がすっぽり抜けている」という職場は多い。そして、こうした過酷な就職戦線をくぐり抜けた氷河期世代(特に大企業社員や投資家、企業経営者などの「勝ち組」の男性)は、彼らが社会に出た時期に最盛期を迎えた新自由主義の風潮もあって過度に自己責任論を強調するようになり、敗者を冷酷に切り捨てる苛烈な世界観を持つに至った。


氷河期世代の末端の1982年生まれであった秋葉原通り魔事件の実行犯は、無敵の人の犯行にシンパシーを抱く同世代の「負け組」に対し「本気で自分を『負け組』だと考える人は全く理解できません」、「自分の努力不足を棚に上げて勝ち組を逆恨みするその腐った根性は不快です」と語ったことが驚かれたが、氷河期世代の思考法としてはなんら矛盾しないのである。


この世代のあるある

  • 100連発でお祈りメールを食らい心が折れる
  • ようやく面接に辿り着けた会社から連続で圧迫面接を食らい精神に変調をきたす。そのまま引きこもりに陥り実家に帰る学生も
  • 4年生になっても就職が決まらず、親からは「選り好みだ」と詰められる
  • あまりの就職難から大学卒での就職を諦め、留学したり大学院に進学
  • ようやく就職しても激務やメンタル変調で恋人と会えなくなり、破局
  • ブラック企業に心身共にすり潰され、フリーターや家業手伝い、最悪引きこもりに
  • 同級生にも職場でのパワハラ・セクハラ・適応障害などによる自殺者や引きこもりが複数
  • 現場の中堅スタッフとして、現場経験のない元請け社員に仕事を教えることも
  • 中間管理職として、「売り手市場」の中転職していく若手社員のフォローに疲弊
  • 中途入社し勤続10年以上の氷河期世代よりも、新卒入社し勤続数年の若手の方が給料が上
  • 履歴書の職歴欄が長過ぎて一枚で収まらない
  • 40歳間際で結婚し、第1子を授かったのは40代になってから。経済状況や不妊で子を持つことを諦めた夫婦も多い

その後

2010年代も末になって人手不足が叫ばれるとともに、氷河期世代の将来の生活保護費の増大と困窮老人化のリスクがようやく認識され、宝塚市を皮切りに多くの自治体がこの世代対象の採用試験を実施、国も「氷河期世代」の支援に、国を挙げて取り組むことを指示した。しかし、こうした対策に対しては「泥縄」「焼け石に水」「遅きに失した」との声も多く、後述の事から「方法が完全にズレている」という声も出ている。


なぜなら、このような試験は世代対象とはいえやはり門戸は狭く、競争率も彼らが新卒であった頃と全く変わらないか、もしくはそれよりも悪化した状態である事(採用人数5人以下に数千人・数万人の志願者が殺到するレベル)も多い。そのため、該当の氷河期世代たちからは「所詮はパフォーマンス」「かつての氷河期時代に散々に行われた『過競争の悪夢』の再演に過ぎない」「単なるアリバイ作り」「また私たちを、あの精神を磨り減らす競争に駆り立て、上げて落とすのか。若く現実を知らず仮初めとはいえ希望に燃えていたあの頃ならともかく、今となってはそんな事に耐えられるスタミナは無い」という冷ややかな声や嘆きも上がっている。


さらに2020年代になってコロナ禍が巻き起こった事により、人々の行動意識が停滞に向かうとともに社会そのものが氷河期世代対策どころではなくなってしまった。上述の通り氷河期世代の救済は、ただでさえ遅きに失している部分があるが、この事によって更なる停滞と問題の再悪化が見込まれている。


関連タグ

大正生まれ...祖父母世代。20〜30歳前後に苦難に遭遇した点や、(女性限定で)結婚できなかった人も多い点も共通する。

団塊の世代しらけ世代...親世代。経済が上り坂の時代に育った点では対照的。

新人類バブル世代...前世代。経済絶頂期に青春時代を迎えた点で対照的。

団塊ジュニア世代...この世代の前半と重なる。

ポスト団塊ジュニア...この世代の後半と重なる。

Z世代(ジェネレーションZ)…子世代(ただし氷河期世代は晩婚の傾向にあるためα世代の子を持つ夫婦も多い)。

X世代 ミレニアル世代

就活 氷河期 世代 フリーター 派遣社員 子供部屋おじさん

概要

1970年代から1980年代初頭に生まれ、就職難の続いた1993年2005年の(第一次)就職氷河期時代に新卒(大卒高卒院卒は問わない)として社会に出た人々を指す。概ね団塊ジュニア世代(1971年度〜1974年度生まれ)と、ポスト団塊ジュニア(1975年度〜1981年度生まれ)に重なるが、団塊ジュニア世代であっても高卒者はバブル崩壊後の就職難の影響を受けていない。


アメリカ合衆国の世代区分におけるX世代の中盤から後期に重なる。いわゆる「ゆとり世代」 は後続の世代とされがちだが、実際には団塊ジュニア世代とポスト団塊ジュニア世代もまた内容を精選した義務教育メディアの創作した造語で言うところのゆとり教育)を受けている。


ロスジェネ(ロストジェネレーション)とも称する。また一部の社会学者・福祉学者などは、その呼称すら生ぬるいとして(問題の深刻さを端的に理解させるため)「棄民世代」と称している。


時代背景

彼らの多くは就活で筆舌に尽くしがたい辛酸を舐めた。難関大学の卒業生でもフリーター派遣労働者になるのが普通であり、なんとか正社員になれても試用切りに見舞われて短期間で離職を余儀なくされる者、ブラック企業に心身を害され自殺過労死に追い込まれたり廃人ひきこもり化する者が相次いだ。


すんなりと離職できても離職歴という「バツ」がついた彼らを待ち受けていたのは、それを理由に採用を嫌い敬遠し、彼らを見捨て続ける社会だった(→子供部屋おじさん/8050問題)。さらに2000年代前半は大学院重点化や国立大学法人化などの大学改革が進められた時代であり、「オーバードクター問題」「ポスドク問題」などという形でその割を食ったのもこの世代の人々である。


2005年ごろから新卒者の雇用環境が改善される一方で、既卒者の雇用環境は厳しいままであり、多くの氷河期世代はそのまま中小企業非正規雇用で働く低賃金雇用者(ワーキングプア)として固定されてしまった。


この世代は極端に採用が少なかったので、大企業や公務員だと「氷河期世代がすっぽり抜けている」という職場は多い。そして、こうした過酷な就職戦線をくぐり抜けた氷河期世代(特に大企業社員や投資家、企業経営者などの「勝ち組」の男性)は、彼らが社会に出た時期に最盛期を迎えた新自由主義の風潮もあって過度に自己責任論を強調するようになり、敗者を冷酷に切り捨てる苛烈な世界観を持つに至った。


氷河期世代の末端の1982年生まれであった秋葉原通り魔事件の実行犯は、無敵の人の犯行にシンパシーを抱く同世代の「負け組」に対し「本気で自分を『負け組』だと考える人は全く理解できません」、「自分の努力不足を棚に上げて勝ち組を逆恨みするその腐った根性は不快です」と語ったことが驚かれたが、氷河期世代の思考法としてはなんら矛盾しないのである。


この世代のあるある

  • 100連発でお祈りメールを食らい心が折れる
  • ようやく面接に辿り着けた会社から連続で圧迫面接を食らい精神に変調をきたす。そのまま引きこもりに陥り実家に帰る学生も
  • 4年生になっても就職が決まらず、親からは「選り好みだ」と詰められる
  • あまりの就職難から大学卒での就職を諦め、留学したり大学院に進学
  • ようやく就職しても激務やメンタル変調で恋人と会えなくなり、破局
  • ブラック企業に心身共にすり潰され、フリーターや家業手伝い、最悪引きこもりに
  • 同級生にも職場でのパワハラ・セクハラ・適応障害などによる自殺者や引きこもりが複数
  • 現場の中堅スタッフとして、現場経験のない元請け社員に仕事を教えることも
  • 中間管理職として、「売り手市場」の中転職していく若手社員のフォローに疲弊
  • 中途入社し勤続10年以上の氷河期世代よりも、新卒入社し勤続数年の若手の方が給料が上
  • 履歴書の職歴欄が長過ぎて一枚で収まらない
  • 40歳間際で結婚し、第1子を授かったのは40代になってから。経済状況や不妊で子を持つことを諦めた夫婦も多い

その後

2010年代も末になって人手不足が叫ばれるとともに、氷河期世代の将来の生活保護費の増大と困窮老人化のリスクがようやく認識され、宝塚市を皮切りに多くの自治体がこの世代対象の採用試験を実施、国も「氷河期世代」の支援に、国を挙げて取り組むことを指示した。しかし、こうした対策に対しては「泥縄」「焼け石に水」「遅きに失した」との声も多く、後述の事から「方法が完全にズレている」という声も出ている。


なぜなら、このような試験は世代対象とはいえやはり門戸は狭く、競争率も彼らが新卒であった頃と全く変わらないか、もしくはそれよりも悪化した状態である事(採用人数5人以下に数千人・数万人の志願者が殺到するレベル)も多い。そのため、該当の氷河期世代たちからは「所詮はパフォーマンス」「かつての氷河期時代に散々に行われた『過競争の悪夢』の再演に過ぎない」「単なるアリバイ作り」「また私たちを、あの精神を磨り減らす競争に駆り立て、上げて落とすのか。若く現実を知らず仮初めとはいえ希望に燃えていたあの頃ならともかく、今となってはそんな事に耐えられるスタミナは無い」という冷ややかな声や嘆きも上がっている。


さらに2020年代になってコロナ禍が巻き起こった事により、人々の行動意識が停滞に向かうとともに社会そのものが氷河期世代対策どころではなくなってしまった。上述の通り氷河期世代の救済は、ただでさえ遅きに失している部分があるが、この事によって更なる停滞と問題の再悪化が見込まれている。


関連タグ

大正生まれ...祖父母世代。20〜30歳前後に苦難に遭遇した点や、(女性限定で)結婚できなかった人も多い点も共通する。

団塊の世代しらけ世代...親世代。経済が上り坂の時代に育った点では対照的。

新人類バブル世代...前世代。経済絶頂期に青春時代を迎えた点で対照的。

団塊ジュニア世代...この世代の前半と重なる。

ポスト団塊ジュニア...この世代の後半と重なる。

Z世代(ジェネレーションZ)…子世代(ただし氷河期世代は晩婚の傾向にあるためα世代の子を持つ夫婦も多い)。

X世代 ミレニアル世代

就活 氷河期 世代 フリーター 派遣社員 子供部屋おじさん

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