注意
加筆または過去ログからの復活を試みる場合、以下の点を留意してください。
- 百科事典は演説の場ではありません。「氷河期の悲壮さを伝える」ことが目的であればSNSや電子掲示板で行なってください。
- 百科事典は馴れ合いの場ではありません。所謂「傷の舐め合い」である旨が指摘され、公平さが著しく喪失している状態であることが確認されています。
- 百科事典は対立の場ではありません。自世代の美化と他世代への無用な批判はお控えください。
2024年10月19日付で概要以外の記述を削除しましたが、上記留意が改善されず同様の傾向が続くようでしたら記事の白紙化が行なわれる場合もあります。そうならないよう中立性や柔軟性を持った編集を心がけてください。
概要
1970年代から1980年代初頭に生まれ、就職難の続いた1993年〜2005年の(第一次)就職氷河期時代に新卒(大卒・高卒・院卒は問わない)として社会に出た人々を指す。概ね団塊ジュニア世代(1971年度〜1974年度生まれ)と、ポスト団塊ジュニア(1975年度〜1981年度生まれ)に重なるが、団塊ジュニア世代であっても高卒者はぎりぎりでバブル崩壊後の就職難の影響を受けていない。
とはいえ同じ「氷河期世代」と言っても、1997年以前に社会に出た前期(≒団塊ジュニア)と、1998年以降の「超・就職氷河期」に社会人となった後期(≒ポスト団塊ジュニア)では、直面した就職難の状況にも少なからず差異があり、大雑把に言えば後期の方が就職状況はずっと厳しかった。氷河期初期は待遇や業種を問わなければまだそれなりに就職できたのに対し、超・就職氷河期には適性や待遇を問わなくても正社員求人がろくにない状況で、就活生の足元を見て若者を使い捨てるブラック企業が跋扈するようになった(詳細は後述)。結果、賃金デフレ、労働環境の悪化、少子化の加速など、後の世代にも大きな禍根を残した。
アメリカ合衆国の世代区分におけるX世代の中盤から後期、ミレニアル世代の初期に重なる。いわゆる「ゆとり世代」は後続の世代とされがちだが、実際には団塊ジュニア世代とポスト団塊ジュニア世代もまた内容を精選した義務教育(メディアの創作した造語で言うところのゆとり教育)を受けている。
「ロスジェネ(ロストジェネレーション)」「失われた世代」とも称する。また一部の社会学者・福祉学者などは、その呼称すら生ぬるいとして(問題の深刻さを端的に理解させるため)「見捨てられた世代」「棄民世代」と称している。