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ゆとり教育

ゆとりきょういく

1980年代〜2000年代の日本に導入された教育政策。知識偏重の従来の教育から、意欲と自主性を重視した教育への転換を狙ったものであった。
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概要

第二次中曽根康弘内閣以降の日本国においては、それまでの「知識偏重の詰め込み教育」や「偏差値学歴の過剰な重視」の反省から導入された教育法であり、それまでよりも授業の内容や授業時数を削減し、児童生徒に対し自主性を尊重する目的があった。ただしこの方式には問題があったとされる。

問題点

この教育に関し、目標であった「生徒の自主性を尊重した教育」はそれまでそのような指導方法を行わうことがなかった一般の教師の力量では困難であり、土台となる基礎的知識に乏しい児童生徒に対し「自由に創造しなさい」と指導しても、ごく一握りの上位層を除く普通の子供たちには、やるべき事が見いだせない場合が多く、結果的には成績上位層と下位層の格差が広がったとされ、地域によっては私立中への進学率が半数を超えるなどの「公立教育への不信」が広がったとされ、一部ではエリート選抜のための選民思想システムとまで呼ばれた。

この教育におけるプロパガンダ

この教育の実施中、「台形の面積」にまつわるものであったり、「円周率の桁数」にまつわるものなどいろいろ問題点が指摘されている。

ゆとり世代

この目的に沿った教育を受けた世代を「ゆとり世代」と呼び、おおむね1980年代から2000年代にかけて教育を受けたおおむね昭和の終わりごろから平成一桁生まれのものが該当するものの、この制度は段階的に導入されたものであるためこの教育を受けた年代を一意的に定義はできない。

制度の終了

第1次安倍晋三内閣以降の公教育は、この教育への反省から脱ゆとり教育を打ち出し、「生きる力をはぐくむ」教育に進んでいる。ただしこの教育も「授業についていけない子供」や「生徒等や教員の過労」など発生するなど問題があるとされる。

ネットスラング

こうした背景からネット上ではこれを皮肉り、考えの足りない、あるいは迷惑な若者を罵倒する台詞として「ゆとり」が使われるようになっている。

ゆとりの成功例

この教育法に関しては何かにつけてやり玉に挙げられるものの、一部の教育評論家やスポーツ関係者は「この政策のおかげで上昇した能力も存在する」、「ゆとりがスポーツの世界で天才を生んだ」とも評しており、スポーツで例を挙げると野球選手大谷翔平フィギュアスケーター羽生結弦水泳選手の萩野公介などは皆同世代の天才である。

参照

wikipedia:同項目
ニコニコ大百科:同項目

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