概要
為政者の国民懐柔策で、一方では弾圧法規を制定すると共に、一方では国民生活に役に立つ政策を実施すること。
転じて支配や指導の方法で、甘い扱いをして譲歩する一方で厳しく締めつけることのたとえ。現在ではこちらの意味で使われることが多い。
アメには利益、ムチには暴力・強制といった意味がこめられている。
社会保険制度で労働者を優遇するとともに社会主義者鎮圧法を制定して支配したドイツ帝国の「鉄血宰相」ビスマルクによる政策を評価した言葉が定着したものである。
教育においては
「甘やかし過ぎても駄目、厳しいばかりでも駄目」という意味で使われる。