概要
その名の通り、嘘・デタラメで作られた虚偽・デマの情報を報じるニュースのこと。偽ニュースと書かれることもある。発信元がわからないニュースはすべてフェイクニュースと言っても過言ではない。
2016年にイギリスのEU離脱を問う国民投票、及びアメリカ大統領選挙結果に影響を及ぼしたとして広く知られるようになった。また国内においても同年物議になり、外国人の大半を含めた猫舌の人が麺類を啜る食べ方に偏見を持つ事を擁護するヌードルハラスメント(ヌーハラ)もフェイクニュースの疑惑がある。
解説
メディアの情報も人が作っている者である以上、真実とは異なる情報を(時には故意に)報道することは昔からままあったことだった。
米大統領選挙戦でSNSをフル活用し、その型破りな言動が有権者の心を鷲掴みにして泡沫候補に過ぎなかったドナルド・トランプが大統領候補として有力になってきた時に、彼がSNSで発信した情報に対して大手メディアが批判するために多用したため、概念として一般に定着した。
トランプ氏も大手メディアが自身に不利な内容の虚偽の報道を繰り返しているとしてフェイクニュースの語を多用し強く批判している。
米国や日本において等のオールドメディア達は、トランプ氏の用いる「フェイクニュース」はメディアに対する弾圧、言論の自由を脅かすものだとして強く反発している。
また「フェイクニュース」とは「ネット上において注目を集めるためや広告収入を得るためのセンセーショナルな内容の虚偽のニュース、情報」との定義づけが日米のメディアでなされることが多く、新聞やテレビといったいわゆるオールドメディアに関してはフェイクニュースとの指摘にあたらないと主張することが多い。
2018年にはNHK総合テレビの「土曜ドラマ」枠で「フェイクニュース」をタイトルにしたテレビドラマが報道された。
フェイクニュースと扱われているニュースサイト
まいじつ
ごく少数の批判意見だけを抽出して「大炎上」と称するばかりか、引用元の文章の改竄も平気で行っている。
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フェイクニュースに該当しないもの
エイプリルフール企画としての嘘ニュースや、虚構新聞のような明らかに嘘と分かる嘘ニュース専門サイトなどは、嘘やデタラメで作られた情報ではあるもののウケ狙いや風刺を目的としたフィクションである事を明示しており、フェイクニュースとしては扱われない。
ただし、時にこのようなあからさまな嘘ニュースを真に受けて拡散してしまう例もあり、フェイクニュースの拡散と似たような状況が生まれない訳ではない、という事には注意が必要である。
稀に上述の虚構新聞でも、虚構を報じたはずが現実に似たようなもの、もしくは本当に嘘ニュースが現実化してしまうこともある様子。
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